石菖夜雨還俗存華恭しき背
———せきしやうやう げんぞくそんげ うやうやしきせ /
石菖(せきしょう):石菖蒲(いしあやめ)。流れのふちに群生。淡黄色の小花。
還俗存華(げんぞくそんげ):出家して僧籍に入った人が再び俗人に戻ること。華美の世に居ること。
在家のこの人は、俗塵のなかにあって後姿がきりっとしている。石菖が夜雨に打たれている。
松山俳句ポスト365(夏井いつき選)
新しくお題が出るたびに、かかさず投句しています。ベテランの多い中で、仲間の女性群が好成績なのは実力と発想の豊かさを示しており嬉しい限りです。
さて今回はお題「姫女苑」。2句出しました。次の句です。
発表された句友の作品を見てわが作品の平凡さに今更のようにあきれています。コロナウイルスのせいにしたりして。次は頑張るぞ!
●咲けば花雑草でもよし姫女苑
●気が付けば必ずそばに姫女苑 「並」位選