回文俳句日記5月5日兼題「初鰹」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  小束鍔武者ありあやしむ初鰹
  ———をづかつば むしやありあやしむ はつがつを /

武者人形や短刀の鍔が出ていたのでどうしたの?と訊くと節句の飾りとのことだった。もう初鰹だもんなあ。

  ●悪つ佳つは目星の潮目初かつを
  ———をつかつは めぼしのしほめ はつがつを

カツオの不味かったりうまかったりは。狙いの黒潮の北上にうまく乗ったヤツかどうかだよ。

「初鰹」は江戸っ子が作った季語ですが、東京の下町の人が「女房を質に入れてでも食いてえ」と称揚するほどにはうまくないのだそうです。
東京のヒトは味覚が狂っているのではないでしょうかねえ。
コロナウイルスに罹ると味がわからなくなるそうです。だから、どうって言ってるわけじゃないのですけれど…

初鰹2題でお届けしました。