回文俳句日記3月25日兼題「諸子」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  すべが終ひ諸子のころも日を返す
  ———すべがをひ もろこのころも ひをかへす /

すべ:術。手段。方法。
諸子(もろこ):コイ科の細く小型の魚の総称。本諸子・柳諸子など。二月の卵を持ち始めた頃が旬。
三春の季語となっているが、初春から仲春までのもの。

やれるだけのことはやった。万策尽きたと思ったとき、モロコが反転して鱗がキラリと春のなかに光った。