回文俳句日記3月2日兼題「宇宙船(無季)」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  気閘こそ九界へ意駆く底深き
  ———きかふこそ くかいへいかく そこふかき /

気閘(きこう):宇宙船で内部の気密性を保ったまま、気圧の異なる外部に出入りするための装置。内部側と外部側のドアにはさまれた出入りの際の気圧を調節する小部屋。気密室。エアロック。
九界(くかい):【仏】十界のうち仏界を除いた九つの世界。本来の意味は、悟りの世界である仏界に対して迷いの世界。ここでは、地球外世界。

宇宙船の気密調整室こそが、底知れぬ宇宙空間へ思いを馳せるジャンプ台だ。無季の句。