回文俳句日記12月6日兼題「バベルの塔」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  札宣る辺はひしめく盲ひバベルの塔
  ———ふだのるへはひしめくめしひばべるのたふ /

札(ふだ):文字を書きしるす板。
バベルの塔:旧約聖書創世記にある伝説の塔。ノアの洪水のあと、天に達する塔を建てるのを神が怒り、人の言語を混乱させた。転じて、「実現不可能な計画」のこともいう。雑の句。

「文盲に高札」「馬の耳に念仏」「世界中にエスペラント」。
無批判に盲信するのはやめて真実を自分の眼で確かめよう。

エスペラント:言語の異なる諸民族間の相互理解を目的として作られた世界共通語。ヨハネの福音書からエスペラント語訳例を挙げると、

En la komenco estis la Vorto, kaj la Vorto estis kun Dio, kaj la Vorto estis Dio.…〈 “LA EVANGELIO LAǓ SANKTA JOHANO”より引用〉
試みにポルトガル語の同じ部分を対照すると、エスペラント語の仕組みがわかる。
No principio era o Verbo, e o Verbo estava com Deus, e o Verbo era Deus.
——初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。(新共同訳聖書〈ヨハネによる福音書〉より引用)