俳句ポスト365第230回兼題「落葉」投稿自解 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

「落ち葉」は、これまでの経験したことがないから詠めない、といった感想はひとつもありませんでした。それはそうですね。イヌイットでなくて邦人で落ち葉を知らない人は居ない。だからフツーの句を作ると月並み俳句になりかねないということで突飛を意識した句が大多数でした。

  落葉から恐竜の尾の見へてゐる /きゅうもん@木ノ芽   「人」位選

例えばこんな句です。これは発想に奇を衒ったようで平凡に堕ちた句ですね。おまけに「見へて」はナイナイ。「見える」は、現代語は、ア行動詞、古語は、ヤ行動詞です。ハ行ではない。これはウッカリミスしやすい、と自戒しました。
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●落葉降るみんな安心している日     「人」位選

●落葉ひらり梵字を響く鐘のなか

●落ち葉は裸だ そうしたひとりだ    「人」位選
句読点のかわりに一字明けてみました。「裸」は夏の季語ですが。ここでは生活語として。

●落葉かな軽きを積みて鳩車
鳩車:オモチャ。

●落ちてなほ落葉のパドドゥつづきけり
パドドゥ:男女一組になって踊るバレエ。因みに「バレエ」は踊るほう、「バレー」はスポーツのほうです。

●落葉崩落す菌糸のせゐのわが蘇生
う~ん、これどういう意味でしょうねえ…そのときはぱっと閃いたんでしょうけれど、いま、夢判断をしているような、フロイトの気分です。