回文俳句日記11月8日兼題「芭蕉忌」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

  芭蕉忌や詩意しばし石焼をせば

  ———はせをきやしいしばしいしやきをせば /

芭蕉忌:旧十月十二日。時雨忌。桃青忌。翁忌。

俳句ひねりもそこそこにして温石の石を焼きましょうかい。

温石(おんじゃく):冬、焼いた石を綿などにくるみ、暖をとった。
   ◆◆
《参考》秘書「天地始之事」より、
天帝(デウス)はエホバの子どもたちに対して、下界に「合石」という石があるので、そこを尋ねて住むと恩恵が得られると指示している。
その読みについて「ゴージャク」「大ぢゃく」とあり、またオウジャクとも読める。校注者田北耕也はこれを温石(おんじゃく)の外海方言と解釈した。外海地方の岩質のうち滑石は、熱に強く柔らかいので石鍋に加工され流通していたので、合石は滑石であろう。懐炉に使う温石にも適している。(東京新聞2019-03-24「キリシタンの里/本馬貞夫」)

きょうは、立冬。旧暦の10月です。神無月。
「神無月」は、当て字らしい。
つまり、カンナヅキのナは、「の」の意味で「無」ではないそうだ。しかし、このほうがストーリーがあり、もっともらしく聞こえるので、「神無月」が市民権を獲得し、その余禄として「神在月」が加わり完全に定着した。「水無月(みなづき)」も同じ。

●神の庭 埴のみか
———かみのには はにのみか
埴(はに):赤黄色の粘土。瓦や陶器を作り、丹摺(にすり)に用いた。
八百万の神が出雲大社に集まるので各社の神は留守になる。出雲は逆に神が留守ということは、産土(うぶすな)の境内は赤茶けた土だけということだ。 きのうの返歌短句で。

寒くなりましたね。風邪を召されないように。