回文俳句日記8月12日兼題「底紅」 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。



  寄る馬も底紅へこそもう放るよ
  ———よるまーもそこべにへこそもーまるよ

底紅:木槿(むくげ)の花、白の一重で中心が赤いものを底紅といい、茶人の宗旦が好んだことから「宗旦木槿」とも呼ばれる。
放(ま)る:【四段】大小便する。ばりする。ゆばりする。いばりする。しとする。

  道のべの木槿は馬にくはれけり  芭蕉
  蚤虱馬の尿する枕もと      芭蕉

の本歌取り。

茶人でなくても粋を心得た馬なら宗旦木槿のほうへゆきいばりする。

長音記号「―」を使って1句できないか、と考え遊んでみました。
(「まー」と「もー」)
もちろん回文俳句でも邪道ですが、俳句は所詮、アソビですから…