回文俳句日記7月29日 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

季題「夏草」で俳句ポスト365にだしたものです。6句だしましたが、そのうち3句をご披露します。

●土肥の潮夏草靴直しのひと
 ———とひのしほなつくさくつなほしのひと

伊豆半島の浜風に夏草がそよいている。どこから来たのか靴直しが沖を見ている。ここは温泉と美しい海岸で知られる。

●作図なく勘でP点描く夏草
———さくづなくかんでPてんかくなつくさ

山もこの辺になると測量図も空白なので、夏草の中にカンで測地ポイントを下ろしている。「山」だけにヤマカン、なあんてね…

●策繋ぐまじ日に日しまく夏草
———さくつなぐまじひにひしまくなつくさ
失敗策をもうつづけるべきではないのに、ますます拘るさまは夏草だよ。
しまく:激しくとりつく。ほこる。