俳句ポスト208回兼題「枇杷の花」出句報告 | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

7句出句しました。
日本に帰国した町で、うちの隣の桑畑豆腐屋の裏庭ではじめて枇杷の樹を見ました。
その裏庭には湧き水の小川があってその川伝いに隣に自由に出入りできるのです。

枇杷の樹は普通の樹とは印象が全く異なり、南洋の椰子かバナナに見えました。

枇杷の実はプルリと剥けそれほど甘くはなく、大きな種があって、庭に蒔いたら簡単に生えてきました。兼題の「花」はみたことがありませんでしたが、時期になるとどこからともなく芳香がしました。あれは枇杷からだったんだなと今回気付きました。

枇杷の花にふさわしい良い句がたくさんありました。みんな優しいんだなあと嬉しくなりました。出句はいつもより半減し6句です。

●高き風入り日いちづに枇杷の花

●つむじひとつ和毛巻く子へ枇杷や咲く

●火屋玉の吹きガラス工房枇杷の花

●コーラに頬はらませて枇杷の花

●美少年仮面のそこに枇杷の花

●半月の友とある日の枇杷の花    「人」位選

●枇杷の花問ふゴムの樹に花ありや

どうぞ皆さん、いいお年をお迎えください。
更新が稀になりましたが、お許しください。