ぴっかぴかのいちねんせい | ouroboros-34のブログ

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こころに映りゆく由無しごとを其処は可となく書き付けて
ごうなっだのでありますぐるらめ。

     びっかびかのいちねんせい 

 もうすぐ二年生になる。ひ孫の話ではない。
2015・01・04――わがマイブログ誕生の日である。
文章を書く習慣がついた。詩も作った。俳句をひねり俳論も考えた。作曲して詩をのせた。映画を作った。

いろいろなことをするきっかけになった。

ムカシのことを思い出し、忘れかけていたブラジル生まれのウロボロスが顔をだした。
「満洲育ちのわたしたち」が動きはじめた。

ブログの恩寵がありがたく思えるのとうらはらに、その限界も感じるようになった。
言ってみればアノニミティの無生産性ということである。
自らを筆頭にブロガー諸兄姉の、文語でいえば「自己撞着」口語でいえば「自家中毒」性である、「自己満足」性である。
ひごろ軽侮していた「お山の大将」がここでは臆面もなくマスクを出す
「ごっこ」が横行し幼児性が跋扈する。すべてアノニミティから派生したものだろう。

ランドセルが雨に打たれて重くなった。おんぶおばけが肩に喰い込んできた。

   けしゴム 六題

 サンタ笑む鬼歯の凄さ奥にして

 蟻小町菓子の舳先にたぢろがず

 碁笥鳴らし急かす大工の午後手前

 傾きて野の花すこし摘みのこす

 のどけしやゴム消しとんで過ぐ二寸

 盂蘭干支のならひ齝む師走かな


ことしも終わりのころ、もっとも納得できないことが起こりました。
京都清水さんの「今年の漢字」で〈安〉が選ばれたことです。
歴代なるほど、とワカル選出でしたが、今年がどうして「安」などでしょう。
今年ほど不安への傾斜が激しくなった年は無かったと思えるのに……。

薬剤師がXマスの日、流感にかかってさかんに咳き込んでいました。
調剤薬はもらっても風邪はもらわないようにしましょう。

どうぞ みなさまの くる年が良き日びでありますように――― 


                  ウロボロス34 拝