 | そして、奇跡は起こった!―シャクルトン隊、全員生還 Jennifer Armstrong 評論社 2000-09 売り上げランキング : 70097 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これはすごいドキュメンタリー本でした！読み終わってもまだ興奮冷めやらないという感じとはこのことですね。時代は100年近く昔。南極大陸横断を目指したアメリカ人探検隊が極寒の地で遭難し無事全員が生還するという感動的な冒険劇です。前半のお気楽な旅模様が、状況が悪くなるに従ってどんどん暗いムードに、そして最後は悲惨そのもののサバイバル劇へと進んでいく様はなんともいえない緊張感で、読書しながら手に汗にぎってしまいました。当時の船での航海の様子と様々な困難がディテールまで克明に描写されていて、臨場感たっぷり。挿入された写真の数々も実に興味深いものばかり。時代を感じさせるとともにどれも美しくてリアルです。
で、この本を読んでの教訓。どんなときもユーモアが大事。とはいえ、極寒の海で船が沈没して、氷の世界に１年間も閉じ込められたら？と考えただけで失神寸前ですよね。普通。
<はみだしblog>
ここ数日、木村カエラの「Butterfly」が頭から離れないのでどうしてだろうと思ってたら、帰り道の途中にあるレコード屋でかかりまくりだったことに今日気づきました。