資本主義と自由

資本主義と自由 (日経BPクラシックス) 村井 章子 日経BP社 2008-04-10 売り上げランキング : 8853 Amazonで詳しく見る by G-Tools

初版は50年以上も前の古典です。世の中の経済が大変なことになっているので少しは経済についての知識を入れておいたほうがいいと思い読んでみました。鉄道 vs自動車での独占の問題とか、ところどころ時代を感じさせられる内容がありますが、自由主義経済の原則という屋台骨についての考え方をきちんと押さえることができる良書でした。

で、例によってメモ代わりにいくつかピックアップすると、、、

• 市場は、政治の場で決めなければならないことを大幅に減らし、政府が直接ゲームに参加する範囲を最小限に抑える働きを果たす。


• 政府が存在しない社会は、不完全な人間が集まった世界では成り立たない。互いの自由は衝突することがあり得る


• 法と秩序を維持し個人を他社の強制から保護する、自発的に結ばれた契約が履行される環境を整えることが政府の役割となる。


• 自由主義が根本的に恐れるのは権力の集中である。


• 現在の個人所得税は裁量的であって、所得や富の不平等を減らす効果はさほどあがっていない。


• 機械的に運用できるという点で（貧困対策として）最も望ましいのは、負の所得税である。

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<はみだしblog>
勤務先が入っているオフィスビルのトイレットペーパー。最近安物にかわっちゃった。薄過ぎてセロハンテープみたいに始まりがどこか探すのに苦労するんですけど。