コロナ明けで練習生がいない現状、
先日は80歳の高齢の方が私の道場に
見学に来られました。
ただ、どうしても関節を捕って投げたり、
当身や痛みを入れたりこかしたり、
という内容が含むのもある為、
そこに対して身体が不自由な中で、
軽く動かすような事を求めておられたので、
その辺りで無理なのかなぁっという面があったり。
興味を持って来てくれた人がいたのは、
非常にうれしい傾向な反面で、
その辺りで断念してしまう人もいるという事から、
いろいろと考えていたりもして。
うちの武道では素手の体術から入って、
そこからいろんな武器を使っていく訳であれば、
一つの動きからいろんな応用変化をさせたり、
同じ技を違う武器で行ったりなど、
そういう稽古もする訳ですね。
だけど、そういった組手稽古ばかりでなく、
体術でも武器でも流派別に型もあれば
手順の技もたくさんあったりする訳ですね。
正式な形で入会して習う人とは別で、
その中から抜粋して簡単な手順の型のみの、
組手を省いた簡易版のような教室を作っても
良いのかもしれないなぁっとか、
いろいろ思わせられたのもありました。
そんなこんなで今回は、
棒術の棒について挙げてみようかと。
棒といってもいろんな種類がある訳ですが、
私が教えている棒術は主には3種類あって、
六尺棒と呼ばれる180cmの長い棒であったり、
杖と呼ばれる4尺(120cm)の少し細いタイプ、
半棒と呼ばれる三尺(90cm)の長さのものが
中心となっています。
私は日本人の中では背は高い部類なのですが、
六尺棒はその私の身長よりも長いです。
もともとは戦場で薙刀の先を切り落とされた際に
生み出された棒術とされています。
一方で杖は細長いですね。
そして半棒ですが、
こちらは戦場で槍を真っ二つに折られた際に、
残りの柄で敵の頭を叩き割った所から
生まれたという説もあるものですが、
三尺という長さは丁度刀と同じぐらいですので、
剣術にも応用される面もあったりします。
私の道場では入門して正式に習う人には、
剣、六尺棒、半棒の3つは必須分野としており、
過去に教えていた生徒達には入門したら、
最初に木刀と六尺棒を購入してもらっていました。
とは言いましても、
本来は体術をある程度身に付けた上での武器術なので、
いきなり武器だけを教える訳ではないのですね。
だけど、今回の見学で来られた人の話から、
組稽古ができない人向けに何かそういうのはできないか、
ちょっと考えたいですね。
よく私が簡単そうに軽々とやっているのを見て、
誰でも簡単にできそうだと思っていた人がいては、
いざ体験された際には大抵の人達の口からは
「重い・・・」とか「どうやってそんな軽々と振れるんですか!?」
と言われます。
過去にYouTubeでも剣道をやっていた人に
実際に棒を触ってもらったらどんな感じかを
配信されていますので、
雰囲気をそちらで見てもらえればと思います。
基本の動作の一つとして、
四方棒振りという棒の廻し方がある訳ですが、
それだけをとっても初心者の人が見ただけで、
軽々と真似られるようなものではありません。
まず構えるだけでも棒が重く感じたり、
身体ができていないので何も持っていない状態で
構えてもふらついたりするものなのです。
さらには棒を廻すとなると、
廻している方向が分からなくなったり
手の持ち方や動きがどうやっているか
分からなくて訳の分からない動きになったり、
そんなものなのです。
自分でもそれなりに満足のいくレベルに
棒を振れるようになるには最低でも5,6年は
掛かるよっと言っています。
しばしば私と同い年ぐらいの人になると、
変な対抗意識を燃やして悔しそうな顔をする人が
たまにいますけど、
「素質云々の前に私は20年以上やっているからね。
仮に天才であってもその差は埋められないんだから、
そこは悔しがらなくても良いんだよ(笑)」
と私は言います。
同時に私は武道を通して、
「武道は競争ではないんだよ。
競い合う為にやってる訳ではないんだから、
そこがスポーツとの違いかな」
と考えています。
スポーツを悪いとは言いませんが、
私は何でもかんでも相手と競い合う意識を持った人が
今の世の中多すぎるように思えてならず、
相手を押し退けて自分が優位に立って
優越感に浸ろうとするような意識から
揉め事を起こす人が多いようにも
見受けられます。
それが強すぎる人になると、
稽古でも私がわざわざ怪我をしないよう配慮して
紙一重のスレスレで止めているのに、
故意に抵抗してきては自分から当たりにきて
怪我をした挙句人のせいにする、
そんな人もいるのですね。
これって会社の仕事とかでも何でもですが、
ルール通りにやらずにトラブルを起こして
責任転嫁する人がよくいると思いますが、
まさにそれと同じです。
自分から「ごめんなさい」を言わず、
誰かのせい、何かのせい、というような
言い訳から始まってはついには上司や責任者に
こっぴどく毎回のように怒られていたり、
誰からも嫌がられていては
「なんでクビにならないの?」みたいな人って、
どこででもよくいますよね。
傾向が似ているのも当然で、
それが稽古で日常生活上での行いや性格が
形になって具現化されただけなのであり、
別にその人の心の中を読んでいる訳でも
なんでもないのですね。
体験入門でそれをやった人には、
説明はするけど理解できないようであれば、
私は加減できても誰かと練習させると危険なので、
そういう人の入門はお断りします。
YouTubeでメンバーとして出演していた人が、
それを番組内でやってしまったので、
あえて悪い見本としてテロップで分かるように
配信したものでした。
それが以下の木刀を使った時のものですが、
その技を学ぼうとしておらずに私をやっつけてやる!
みたいな敵意剥き出しだった為、
何もしなければ無傷で済んだのに
自分から逃げるようにぶつけに行って
怪我をしたシーンが含まれています。
それ故に武道は、
スポーツのような気持でできるものではなく、
競い合って相手を打ちのめして自分を
認めさせたいみたいな気持ちの強い人には
残念ながら私の道場は向いていないのかなぁっ
というのが正直な所ですね。
使う武器の種類と同時に
スポーツではないという事をご理解いただければ、
という事で今回は棒のお話から、
武術に向く人向かない人について挙げてみました。
私の道場では基本的には、
社会人であれば老若男女問わず歓迎はしています。
ただ、完全に一からの募集になりますので、
その気があってまじめに習い事として
長く続けていきたいとお考えの人の中から、
将来的には私の補佐的な感じで活躍して
もらえるような人とかも募集したいと思っています。
そんな感じで私の武術の道場を検討されてる方は、
どんな雰囲気の武道かは下記の初歩的な技の動画を
指導しているご視聴いただいた上で、
一度の お問い合わせフォーム より体験稽古を
お申込みいただければと思います。
稽古日程や開催場所は
下記サイトに記載されていますので、
ご確認の上で参加希望の日程をご確認の上で
お問い合わせください。
柳生 久志
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