予想してた通りの映画だったけど、
予想以上に「戦争って怖い・・・・・・。」
と、感じさせられた映画でした。
映画が終わって、駐車場ではひどい雨が降っていましたが、
この雨が上から降ってくる銃弾の様に感じました。
今はアメリカが参戦する戦争は、
空爆に限られているようですが、
このアメリカンスナイパーの舞台は、イラク戦争。
殺さなければ、自分が殺されるというイラク国内での地上戦が描かれています。
ベトナム戦争の地上戦後、
アメリカの兵士たちが、
PTSDなど、精神を病む病気を発症する度合が、
ドンドン増えていったと聞いたことがある。
この映画はその訳をまざまざと見せつける。
日曜日午後、テレビでは「○○委員会」が放送されてました。
オバマ政権になってから、
アメリカが世界の警察としての、役割を果たさないので、
結果、治安、特に中近東の治安が乱れたのだと言っていた。
「アメリカも今は空爆だけでしょ。それじゃあ世界の治安が保てない。」
的な発言もあった。
アメリカが助けてくれないとなったら、
日本は自国で守らなければならない!
という論もこの頃、良く聞く。
戦後、苦労せず、平和を享受し、安穏と生きてきた我々。
日本は、
この映画の様な戦争の世界とはあまりにもかけ離れてしまっている。
それを若い世代に押し付けることなど、出来っこない。
と思うのですが・・・・・・・・・・・。
この映画を観て、さらに強く感じました。
アメリカでは、戦争反対派と、賛成派が5分5分だという。
ベトナム戦争の頃の様に、
ある年齢になったら必ず戦争に行かなければならないという、徴兵制は無くなったらしい。
それでも、国の為に戦おうというアメリカ人でも、
この映画のような状況に放り込まれたら、
主人公のクリス・カエルのように、
精神を病んでいく人は少なくないだろう。
さらに初対面の彼を打ち殺した元兵士のように。
映画の最後、
カエルの遺体が運ばれる道々に、
何万人という人たちが送っている実際の映像には、
涙が出ました。
そして、
映画が終了し、全く音楽の鳴らない画面に、
淡々と出演者の名前が流れて行き、
映画館の中の人たちも、皆、黙っていました。
その時、
ホントに、この世界から戦争がなくなって欲しい。
イラクやシリアの子どもたちが安全に暮らせる日が
やってきてほしい。
心からそう思った。
そんなことは、出来っこないことなのでしょうか?