戦雲/いくさふむ(ドキュメンタリー映画) | 大佐ブログ

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「うんこ椿は恋の花」大佐だ。今年のサマソニのメンバー……う~ん…イマイチ😓場所も万博公園と、ちょっと今年も見送るかな😅
さて、この週末も練習がなく、当然映画だ。今回も2本。
まずは「戦雲/いくさふむ」(ドキュメンタリー映画)。
沖縄県の基地建設問題で島民と軍事施設を追ったドキュメンタリー映画だ。
最近は辺野古基地が話題だったが、この映画は、沖縄本島より、与那国島、宮古島などの小さな島にまで基地建設とそれを食い止める島民を描いている。
人口1700程度の島に島民の反対を押し切って基地を建てるが、反対派の島民が半ば諦めムードで、建設現場前で抗議してるのは、わずか数名。これではさすがに厳しい。基地の説明会でも「駐屯地だけなので…」と言うものの、結局訓練もしてて毎日銃声がやまない。
一方与那国島では、若者が立ち上がり、「賛成でも反対でも話し合いましょう」。反対の署名が1万人を越えれば基地建設中止となるが、何と1万4千人の署名が集まり、建設中止と………すると国はまさかの法律をトランスフォーマー😨署名では中止に出来ないように変更。署名は無効となり、基地建設着工へ……
宮古島の駐屯地は訓練だけに飽き足らず、今度はミサイルも配備すると言い出した。更に武器庫も建てる。もう「シムシティー」状態。家から200メートル先にミサイルやらの火薬があったら……防衛庁の説明会では「島民の皆様を守るための配備」。
与那国島にもミサイル配備。名目上は、北朝鮮からのミサイルに対抗するためとしているが、実際は中国とアメリカの睨み合いに重要な拠点として、巻き込まれてるだけ。
沖縄地方は自然豊で年に一度の祭りが大好きな人が多く、特にペーロン競争は島民皆で盛り上がる。こんな平和な島にミサイルなど必要ない❗
この映画唯一の癒し系だったのは、カジキマグロ漁を一人でやってるおじさん。このおじさんだけは癒し系で、「わしは自衛隊はおってもええと思うし、自衛隊の人はいろいろ手伝ってくれたり親切にしてくれる。けど、ミサイル配備はおっかねぇよ。武装するから平和じゃなくなる。」まさにその通り。
しかも「島民の皆様を守るため」って言うてたのに、途中から「保障はできません」に変わるし、緊急避難措置の説明も「島を離れ、九州に避難」とざっくりな説明。
そんなわけで、沖縄地方では今も戦争は続いている。本土の我々は、どこか違う国の話に思っている。だから深く考えないんだろう。
スゴい見応えのあるドキュメンタリーだった。続く…