英語勉強方法 | 元国立医学部生 数学の定石 鉄則を解説します

元国立医学部生 数学の定石 鉄則を解説します

国立医学部を卒業し、現在医師として働いています。頭の体操も兼ねて、趣味で大学受験の数学の問題を解いてます笑
勉強方法や、オススメの問題集を紹介していきます。ひとりでも多くの難関大の受験をする人の役にたてればと思います。

要望がありました、英語の勉強法を書いていきたいと思います
対象は国立医学部受験生、英語を勝負科目(?)にしたい受験生です
目標は高く設定し
全統記述偏差値78オーバー
駿台偏差値75オーバーです(取れる人はもっと取ってください^^;汗)



単語、熟語、文法は完成していることを前提にお話させていただきます
それ以前のレベルの勉強方法は他の様々なブロガーの方や、ネットでかかれていると思うのでそちらの方を参考にしてください
また、単語、熟語、文法が完成していない受験生は至急に完成させるべきです
 
単語、熟語、文法をしっかりとこなすだけで河合全統模試で偏差値60は取れるはずです。まずはこの3つを早急に仕上げましょう



まず、私が宅浪時に使った参考書は下記です
単語帳 システム英単語

解釈 英文読解の透視図
   ポレポレ英文解釈
   英文解釈教室

英作文 
   ドラゴンイングリッシュ基本例文100
          竹岡の英作文が面白いほど書ける
   英作文ハイパートレーニング(自由英作文)
   例文暗記集(予備校のテキストや300ぐらいの基本例文が載っていれば好きなもので結構です)
 
読解 やっておきたい英語500
            やっておきたい英語700
   やっておきたい英語1000
   速読英単語 必修編
   速読英単語 上級編
   リンガメタリカ

過去問 東北大10年分
    名古屋大学5年分
    阪大5年分
    京大20年分

センター過去問 10年分
模試過去問

言ってしまえばこれらの教材を着々とこなすだけの作業でしたが、意識していたことは7つほどあります(多いか少ないかは読者様の判断に任せます。もう少し後でつけ加えるかもしれません)
それらを1つ1つ紹介したいとおもいます

後に『意識すること』に関する記事をアップしたいと思いますが、ただ、なーなーで問題演習をするのと、以下の事を意識するのでは最終的な到達点は大きく変わってくるはずです


1、英文解釈
 
 まずはやはり、しっかりと精読できるかが大切です。言ってしまえば大学受験の英文読解は意味さえ分かれば、中学生が国語の読解問題を解くのと同じです。(もちろん、日本語で読んでも意味が分からない文章は存在しますがそれに対しては後ほど)
この段階を飛ばすと、難しい文章に当たったときに意味が分からない、構文が見抜けないといった事態が発生します
また、和訳問題で点を稼ぐには解釈の勉強はマストです。
S,V,O,Mをしっかりと区別できることが英文解釈の最終目標です
和訳問題、あるいは読んでいてつまづいた箇所の英文の下に線を引っ張ってS,V,O,Mのどれに当たるかを書き込んでください

特に、倒置、省略、名詞構文関係代名詞比較強調構文などは模試や入試の下線部に引かれやすい=問題になりやすいですし、出題された場合、ちゃんと勉強しているかで大きく差がつきます

難しい構文になったら途端に分からなくなるという人は、上記の分野の勉強が足りない可能性があります

私はこの解釈の勉強はかなり時間かけ、長文問題は解いた後に一文一文しっかりと精読しました。
長文問題を解き終わったあと、初見で構造分析出来なかった箇所は線を引いておき
徹底的に復習しましょう


英文読解の透視図が最も秀逸だと個人的には思います 
覚えるべき事項もまとめてあり非常に使い勝手が良いです。レベルは高いですが、旧帝医レベルの和訳問題で差をつけたい人はマストです。

ポレポレは名詞構文の解説が特に素晴らしかったです



2、英作文

 英作文の勉強の基本は基本例文の大量暗記です!とにかく使えるフレーズや表現を増やしていきましょう 
 怪しい表現、使っていいのか確信の持てない表現は入試本番で確実に減点されると思ってください

ある程度英作文の基礎が出来上がっていて、和文英訳をさらに磨きあげたい方は、竹岡の英作文が面白いほど書ける、をお勧めします。
私の英作文の実力を爆上げしてくれた神書です。難しい和文を自分の知ってる表現で如何にして書くかということに重きを置かれていて、かつ、頻出表現のまとめなどのコーナーもあり、例題も頻出表現を漏れなく扱っているため、一冊で和文英訳に関してかなりの高いレベルで完成させることができると思います。
私はこの本を完璧に(問題文を見た瞬間に答えが勝手に出てくる)する前とした後とで某大学実践の英作文の点数が50点中、20点→40点までアップしました

自由英作文の対策ですが、意識することは3つです
①、型を身につける
②、自由英作文ならではの表現(主張表現など)を身につける
③、頻出テーマに関する知識を身につけ、意見を整理しておく

上記の3つの対策を同時にできる良質な参考書として、英作文のハイパートレーニングを推薦したいと思います。分量は少ないため非常にコンパクトですが、自由英作文
のエッセンスを詰めていて無駄がないです。
また、問題演習には一橋大学の自由英作文の過去問も難しいですが、非常に勉強になると思います


3、語彙力のアップ

これは、受験直前まで続けてほしいです。システム英単語や巷にあふれている英単語集一冊はマスターしていることを前提にお話しさせていただきます

まずはノートを一冊用意してください。

長文や、英作文の問題を解きますよね。そしたら、その後が大切です。長文問題ならば、知らなかった単語や表現が必ず何個か存在するはずです
それを先ほどのノートに書き込みましょう。用は自分だけの『ストックノート』を作ってほしいのです。知らなかった表現、自分が使えそうにないなと思った表現があったら、ストックノートに貯めましょう。このストックノートに載っている単語や表現があなたの語彙力をアップさせます

4、音読

英語長文問題を解き終わったあとや、英作文の表現を覚える時に必ず音読しましょう。私は一回解いた長文問題は最低でも20回~30回は音読しました。(1日ではありませんだいたい1ヶ月ぐらいを目安にしています)問題文の左上に、正の文字を5.6個ついています。

この音読の何が素晴らしいかというと、
通常は問題文を読むときに使う五感といえば、目だけですが、音読は目に加え、自分で声に出してそれを耳で聞くため、口と耳の2つ新たに加わります。
冷静に考えてください。言語学習において五感を1つしか使わない勉強と、五感を3つ使う勉強とではどちらの方が効率よく実力アップできるでしょうか?もちろん後者ですよね

だまされたと思って音読してみてください。効果はだいたい早い人で2ヶ月ぐらいで現れてきます。今から始めれば入試本番までには必ず間に合います
英語の偏差値が高止まりしてしまっているという人は、1つ壁を破るきっかけになるはずです


5,問題を解く際は時間を測って解く

例えば私はやっておきたい英語長文シリーズを500,700,1000とこなしましたが、問題の左上に目標時間が設定されていて、常に目標時間のマイナス10分で最高の答案を作り上げることを意識していました。もちろん、できるときもあれば出来ないこともありますが、大事なのは常に時間を意識して問題演習に望むことです

駿台模試や全統模試で時間が足りない、解き終わらないと思っている受験生は多いと思いますが、『時間が足りない!→こんなに量を詰め込む作問者がいけないんだ!!』と考えるのではなく、『時間が足りないんじゃなくて、時間内に解く訓練
足りないんだという風に認識を改めてください。自分を省みずに作問者のせいにしていてはいつまで経ってもあの分量には太刀打ちできません。
入試の過去問でも同じことです。世の中には理不尽なほど時間が足りない入試問題もありますが、それでも、過去問演習の際に時間内に解く訓練をしていればなんとか乗り越えられるはずです。

6,背景知識を身につける

これは、日本語に訳されても難解な長文問題をスラスラ理解するためには欠かせない段階です。
現代文でもいえることなのですが、問題分の筆者は受験生に読まれる事を前提に書いていません。筆者の想定する読者は、筆者と同じようなある程度その分野に精通している人です。それゆえ、背景知識はある程度知っている事を前提に書かれているため、受験生は筆者に対して一歩遅れをとってしまいます。
経験したことがあるとおもうのですが、問題文を一読した時に『知っている話しだ!』と感じた文章はそれなりにすっと理解できますよね
『知っている話しだ!』というような文章を1つでも増やそうというのがこの段階です


代表的な例として、哲学、科学論、文化論、医学部ではクローンに
関する話題や、再生医療などに関するある程度の知識は必要です

それらを効率よく身につけられるのが、Z会から出版されている『リンガメタリカ』です。様々な話題をふんだんに盛り込んでいて、大量の背景知識を得られます。
長文の読み込み、多読もできるため非常に重宝していました。


7,模試の復習

これは本当に大切なことなので、最後に持ってきました。
模試は自分の弱点を反映する鏡のようなものです。模試が終わったあと、鏡に映った自分を見つめ直しましょう。そのあとの勉強方針を左右します 
自分はどういう出題形式に弱いのか、それは志望校で出題されるのか、どの分野に穴があるのか、どういう時間配分で次は臨めばいいのか、根拠を持って解答しているかなどを自分なりに反省して、次に繋げてください

模試は解説が非常に丁寧で、市販の参考書とは比較になりせん。解説をしっかり読み込みましょう



以上長々と書いてきましたが、もう少しここを詳しく書いてほしいなどの要望があれば、ぜひコメントください