計算ミス?? part1 | 元国立医学部生 数学の定石 鉄則を解説します

元国立医学部生 数学の定石 鉄則を解説します

国立医学部を卒業し、現在医師として働いています。頭の体操も兼ねて、趣味で大学受験の数学の問題を解いてます笑
勉強方法や、オススメの問題集を紹介していきます。ひとりでも多くの難関大の受験をする人の役にたてればと思います。

模試が終わると化学や数学などで、計算ミスで点を失ったけど、途中の考え方はあってたから大丈夫などという考えを持つ人がいると思います。もちろん緊張の中で計算ミスをしちゃったという人もいるでしょう。  

私自身もそうでした。模試で『計算ミスさえなければA判定とれたのに!』とか、『考え方はあってたから部分点はでるだろう』などという考えは毎度毎度持っていました。

しかし、待ってください
本当に実力のある人は計算ミスで失点などほとんどしません

私も受験生の時は、計算ミスで苦しみましたが、それはミスを軽く受け止めていたからです。

なぜミスするのかを普段の勉強の中で意識していない人は必ず模試でミスします。
そういう人に限って、計算ミスで大問丸々一個吹っ飛んだ、計算ミスで何個か間違えたなどと言い訳めいたことを言い出します。

そういう人は、普段の勉強の時点で、自分と向き合っていないことを公言しているのと同じで、正直言って恥ずかしいことです。

実力はあるけど、ミスで偏差値下がったみたいに聞こえますよね

きついことをいいますが、模試の総得点で一割以上計算ミスによる失点をしている人は、正直実力不足です。


 
断言しますが、ミスを単なるミスで終わらせている人は、殊に医学部受験において確実に失敗します



1、2点を争う受験において、あそこで計算ミスさえしなければ受かってた、などという人はザラにいます



そこで、ミスを減らす一つの方法として提案したいのは、普段の勉強から、自分はどんな時に計算ミスを起こすのかを、計算ミスノートを作って書き留めるということです

私は部分積分を二回する問題や、約分の際でのミスが非常に多かったので、
『部分積分二回する問題は、計算ミスに要注意!!』などとかき、実際に計算ミスを起こした問題と、どこでミス犯したのかををその下に書き込みました

また、頻繁に計算ミスを起こす分野があれば、そもそもその分野に関する理解が浅いかもしれません



出てきた値が適当かどうかは、たとえば図形問題とかなら定性的に考えて、本当に妥当かどうか考えたりする事でミスは大幅に減ります





ミスも実力のうち

よく聞く言葉ですが、これを真に理解するかどうかであなたの合否を左右するかもしれません