戦いが終わり赤ちゃんとの時間 | 11歳年下の夫との日々

11歳年下の夫との日々

私35歳、彼24歳、息子0歳。

【出産レポ】

始まりはおしるし

ひとりきりの陣痛室

予期せぬ陣痛促進剤

分娩室での最終決戦

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前回で赤ちゃんが産まれたところまで書きました。

今回は出産直後からの分娩室でのエピソードを書きます。

 

赤ちゃんがやっと出てきて、その瞬間から痛みが消えました。

 

産まれた喜びで痛みを感じなくなったとかそんなロマンチックな事じゃなく、本当に痛みから解放されました。

 

胎盤を出したり、会陰切開を縫合したり、痛いことはあったのでしょうが陣痛がなんせ痛かったせいでそんなのはチョチョイと触られている程度に感じました。

 

後陣痛も確かにあり、重めの生理痛みたいな感じ。全然気にならなかったです。その時は…。

(次回、入院中の生活について書くのですが、その時に産後の経過について詳しく書きます)

 

それから、産まれたての赤ちゃんとの写真を看護師さんが撮ってくれました!

 

撮影の希望を事前に渡したバースプランに書いていました。

 

出産後すぐに看護師さんが、

 

「写真撮りましょう、スマホどこ?」

 

って聞いてくれて撮影してくれました。

 

看護師さん!ありがとうございます!

 

まだ洗ってない出てきたての赤ちゃんとの写真、私の顔はまぁ酷いものですが記念になりました。

 

その直後、

 

「これが胎盤です」

 

って、顔の横まで胎盤を持ってきて見せられました。

 

(なぜでしょうか?見せる決まりなのでしょうか?)

 

「あ、はい、大丈夫です。」

 

って間抜けな返事をしてしまいました。

いったい何が大丈夫なんだ。笑

 

胎盤ってあんな色なんですね。

 

うっすらとしか覚えてないのですが、紫みたいな色をしてた様な…

 

私と赤ちゃんと繋げてくれていた胎盤、ありがとう。

 

その後、赤ちゃんを洗ったり体重を測ったりしてもらっている間は、会陰切開を縫われていたと思います。

 

その時にスマホを渡してもらってたので、夫に、

 

「産まれた」

 

とLINEで知らせました。

 

促進剤を打つことになりました、から夫に連絡が出来てなかったので、

 

急に産まれたかのようにびっくりしていました。

 

もう少しかかると思っていたみたいです。

 

分娩所要時間は、16時間45分でした。

 

普通の範囲内だと言われました。

 

夫からは、

 

「お疲れさま、ありがとう、体は大丈夫?」

 

とすぐに返信がきました。

 

自宅で仕事をしていたようですが気になってたみたいです。

 

その後、

赤ちゃんが綺麗になって私の隣にやってきました。

 

2930gの男の子の赤ちゃん。

 

赤ちゃんと2時間ほど分娩台の上で過ごすようです。

 

その時の気持ちは、

 

赤ちゃんのお顔をよく見たい!

 

一通り赤ちゃんを観察して、指の数まで数えてから、

 

とてつもない幸福な気持ちが襲ってきました。

 

人生で味わった事のない幸福。

 

私がこんなに可愛い赤ちゃんを産めたんだ!

 

覚悟や責任が入り混じった幸福を感じながら、写メを撮って、

 

家で待っている夫にたくさん送りました。

 

それから、夫のお母さんにも。

 

私は母親になったし、夫は父親になった。

 

夫のお母さんはおばあちゃんになって、お父さんはおじいちゃんになった。

 

不思議な気持ちでした。

 

途中で赤ちゃんは寝てしまって、2時間があっという間にたち、

赤ちゃんは翌日まで預かってくれることに。

 

赤ちゃんが行ってしまった後は、看護師さんがきて、

 

「ここでご飯を食べましょう」と。

 

またご飯!!!!

 

分娩室に夕飯と、食べられずに放置していた3時のおやつも運ばれてきました。

 

なんか食べ物を見ると、お腹が空いてきて、見事に完食しました。

 

食後は、病室まで歩いて行きました。

腰(股関節?)が痛くてうまく歩けなかったです。

 

その夜は、友達に産まれた報告をしたり。

 

あの時のシュークリーム(ひとりきりの陣痛室参照)を食べたり、

 

全然寝てないのに、気持ちが高ぶってなかなか眠れなかったです。

 

これが、赤ちゃんを産んだ日の一日でした。

 

一生忘れない日です。

 

次回は入院編で産後の経過や面会禁止の入院中の生活について書きます。