分娩室での最終決戦 | 11歳年下の夫との日々

11歳年下の夫との日々

私35歳、彼24歳、息子0歳。

【出産レポ】

始まりはおしるし

ひとりきりの陣痛室

予期せぬ陣痛促進剤

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前回、陣痛促進剤を使って3時間後、分娩室に移動出来るようになったところからの続きです。

 

お産が進んでいるのか、あとどれくらいで終わるのかゴールが見えず辛かったので、分娩室に行けるとなった時は、一歩進んだ!出せる!と思いました!

 

あの痛みの3時間は、永遠に感じられました。

 

そして、歩けるか歩けないかの中、助産師さんに支えられてなんとか分娩台に!

 

しかし、分娩台、思った形じゃない!

 

あの足を乗せるのがあって、パカっと開くようになってなかったのです。

 

だから先生に言われるまま、分娩台の上でも横の柵にしがみ付く体制で陣痛が来るたびに力を入れるって事をやっていました。

 

この時はピークに痛かった!

 

そして、やっと破水!

 

子宮口が全開になりました。

 

そこから、ウィーンと、やっと例の形に分娩台が変形して思ってた体勢でいきみ始めました。

 

すごいラスボス感です。

 

とにかく脇目も振らず必死にいきむ。

 

いきみかたもよく分からなかったのですが、先生に、

 

「うんちをするように」

 

と言われたので、なんとなくやってみると、

 

「多分合ってると思う!上手ですよ!」

 

って言われて、うんちを出す感じでやっていました。

 

本当にうんちが出てもいい!早く赤ちゃんを出したい!

 

(汚い話ですみません)

 

その間も、時間で促進剤の投与量はどんどんあげられてゆき、痛みもどんどん増していきます。

 

これでもまだなのかと心が折れそうになった時、

 

先生が急に、

 

「髪の毛見えてきましたよ、もうすぐですよ」

 

って!

 

もうすぐ!!!!

 

もうすぐ終わる!!!!!!!!

 

そして鏡で、赤ちゃんが出てきている様子を見せてくれました。

 

その時瞬時に思ったのが、

 

「おおー、なんとも言えない…」

 

何の反応も出来ませんでした。

 

助産師さん、せっかく見せてくれたのに無視をしてしまったように見えてすみません。

 

そして、

 

噂の、

 

会陰切開!!

 

これも麻酔なしで切られるのに痛みを感じないって聞きますが、それは本当!!

 

切られたのはわかったんですが、陣痛の痛みに比べたらかすり傷程度。

全然へっちゃらでした。

 

そしてそして、分娩室に入ってから1時間くらいだと思います。

 

「はい、産まれましたー!」

 

ジュルンっと、息子がこの世に誕生しました。

 

すぐに泣かなくて、産まれた瞬間に泣き声では無かったんですが、泣き声が聞こえてきて、

少しだけ胸に抱かせてもらった息子はとてつもなく可愛かったです!

 

感無量!

 

「可愛いー!よかったー!ありがとうございますー!」

 

って叫んでた気がします。

 

産まれた瞬間はやっぱり夫に見せたかったし、夫と共に感動を分かち合いたかったですね。

 

そこはやっぱりどうしても残念だと思ってしまいました。

 

次は、出産直後の分娩台の上での赤ちゃんとの時間について書こうと思います。