O 本日はどうもお疲れ様でした。

 

T 現在は日本ダービー、東京優駿の終了から2時間が経過したところでございます。

 

O 今日は僕らは残念な結果に終わりましたが、まずは今日のダービーの総括から入っていきますか。

 

T 久しぶりに競馬場に来た感想はどうでしたか?

 

O 今までG1のレースを始まる前からずっと競馬場にいて見たことがなかったから、それを今回、しかも日本ダービーという大きな祭典を、その熱気の中で一体となって盛り上がれたのは、テレビで見ているだけでは決して味わえない経験だったね。けっこう新聞をパンパン叩くのも楽しかったよ。

 

T あれは一番の醍醐味だね。人って金賭かってるとこんなにも真剣になれるんだな(笑)って、そんなことも思う。

 

O 周りの人の喚声もすごかったもんね。「持って来い!持って来い!!」って。

 

T そして終わった後は「ゆーたーかー!ゆーたーかー!」の豊コール。

 

O 終わってみれば武豊が、かつて同じレースを制したディープインパクトの子供のキズナとともに勝ったと。

 

T 泣ける話ですな。懐具合も泣けるかぎりですが。

 

O まあ、僕にとってはひとっつも嬉しくなかったですけどね(笑)。

 

T とりあえず今日学んだことは、熱気の後には…

 

O 賢者モードが訪れる(笑)。

 

T ところで、賢者モードって何ですか?

 

O そういう心境だよ。嵐の後の静けさと言いますか…。

 

T それは「嵐の前の静けさ」だろ(笑)。みんなにもわかるように賢者モードとは何かを説明してください。

 

O まあ、お寺に一週間でも籠ってみたらわかるんじゃないでしょうかね。極めて心が穏やかな状態ですよ。「来い!来い!」と思って見てたのが、急に答えが出てしまって、その答えを受け入れられないでいる自分がいるわけですよ。

 

T 気がつけば頭の片隅に冷静な自分がいる、みたいな。

 

O そしてふと悟るわけですよ。自分は何を今まで金の亡者になっていたんだと(笑)。

 

T つまり、欲から解放された瞬間ということですね。

 

O そうですね、人は欲深き…って、この話引っ張ります(笑)?そろそろいいんじゃないですかね。で、今日一日いたわけだけど、面白いと思ったのが、日本ダービーの前にもシンボリルドルフカップとか、歴代の馬にちなんだいろいろなカップがあって、歴史も感じられたこと。今日はその前に博物館も行ったから、それも意味があったな。殿堂入りした馬たちが築いてきた歴史を見てきたうえで、今日勝ったキズナがこれからの歴史に刻まれるのか、刻まれないのか。

 

T なんで深イイ話にしようとしてるんだよ(笑)。

 

O 実際深いと思いましたよ。

 

T でも競馬博物館はいいね。東京競馬場にしかないし、無料で入れて映画も見れるし。

 

O 最近の馬とか、有名な馬はもちろん知ってたんだけど、知らない馬もたくさんいて新しい発見があった。

 

T やっぱり歴史があるから、昔の人の思い入れというか、そういうのを調べるのも面白いね。

 

To Be Continued...

O そして、どのタイミングでこれを出そうか様子を伺っていたのですが、『カリオストロの城』と言えば、最後の銭形のあのセリフですね。

 

T アニメ史に残る名ゼリフだね。

 

O 「ルパンはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」って。銭形、一体どうしちゃったんだ?って感じなのだが(笑)。

 

T でもそのシーンの銭形はふざけてやってる風でもないし、この作品ではルパンも紳士だったけど、銭形も紳士だったように思うな。偽札の一件では出動できない悲哀もあったし、おとぼけキャラのとっつぁんに留まってなかった気がする。

 

O 僕はあのセリフにけっこう衝撃を受けて、実はかつて知人の結婚式で余興VTRを作った際、この銭形の場面を引用させてもらったこともあるんだよ。

 

T だけど、とかくそのセリフばかりがクローズアップされがちだけど、その前のクラリスがルパンに「私も泥棒やるから一緒に連れてって」と言うのを「バカ言っちゃいけないよ。やっとお日さまの下に出られたのに」とルパンが断るシーンもすごくいい。

 

O たしかルパンはクラリスを抱きしめたいのを必死でこらえながらそのセリフを吐いたんだったね。

 

T クラリスはルパンに抱きつくんだけど、ルパンがそれを引き離すんだよ。

 

O そんな感動的なシーンなのに、よりによって銭形が普段言わないのにあんなこと言ったりするから、みんなの注目が一気にそっちに集まっちゃって、結局は銭形がおいしいとこ全部持ってったかたちになっちゃった(笑)。

 

T 案外、感動シーンはただの伏線だったりするのかもしれないけど。ルパンはクラリスを連れて行きたかったけど、泥棒をやらせたらクラリスのためにならないと思って、振り切ったんだね。

 

O 泥棒の道はいばらの道だからね。それこそ日本なら窃盗罪ですから(笑)。

 

T またそういう夢のない話を(笑)。でもルパンのいいところは、一番のお宝は結局持って帰れないものが多いことだね。この回でも一番のお宝は遺跡だったわけだし、他の作品にもそういうのは多い。

 

O その中を不二子はちゃんと偽札の原版を持って帰ったんだね。

 

T 現実的なものを。で、ルパンはおともだちになりたいと(笑)。

 

O 結局は不二子が一番冷静なんだね。

 

T そして銭形もルパンを追って去っていくと。

 

O それにしても銭形は一体何年ルパンを追ってるんだろうね?他の仕事ないのか?って思うのだが(笑)。

 

T 彼はルパン専属だから。ルパンあるところに銭形あり。

 

O でも普通はそんな何年も成果出せなかったら担当変えられちゃうでしょ。プロ野球の監督だって成績が振るわなければ取り替えられちゃうよ。

 

T だけど一応何回かは捕まえてるからね。

 

O そうか、いつも捕まえるけど、その後で逃げられちゃうのか。

 

T 『ナポレオンの辞書を奪え』っていう作品があるんだが、その中で銭形はある国際機関の女性と行動を供にしていて、途中で銭形に変装したルパンが本物の銭形と入れ替わる場面がある。そのとき銭形に変装したルパンはその女性がルパンとの関係性とかについて尋ねてくるのに対し、「ルパンを逮捕するとしたら銭形しかいない」と言うんだよ。

 

O つまりルパンは自分でそう思ってるってことか。自分を捕まえる者があるとすれば、それは銭形しかいないと。

 

T さらに「自分とルパンは似ているところがあって、2人とも自由人だ」とも言っている。

 

O まあ、ルパンは自由人だろうけど、銭形は果たして自由人なのかなぁ?

 

T そしてエンディングで逃げていくルパンが女性に対し、「君も自由人になれよ」って言うんだよね。それで女性はあのときの銭形はルパンの変装だったと気づくって設定になってる。そのセリフが伏線も利いていてすごくいい。ルパンは銭形に変装してるときにちゃっかりキスもしちゃってるんだけど(笑)。

 

O 本物の銭形はキスだとかそんなロマンチックなことするのかね?まあ、あんな言葉を吐くぐらいだからロマンチストではあるのかな。

 

T でも娘はいるみたいだね。お偉方に娘についての話を振られるシーンを見たことがある。

 

O ちなみに、前にトリビアで見たことあるけど、銭形の下の名前は「幸一」らしいね(笑)。銭形が名刺を出すシーンで、たしか名刺に「銭形幸一」と書かれてるのが映ってたと思った。

 

T 話がちょっと脱線してきちゃったけど、だから『ナポレオンの辞書を奪え』とかテレビスペシャルの初期の作品は深いセリフもあって好きなんだよね。

 

O そう言えば、第2期テレビシリーズの最終回って宮崎駿が監督してるんだよね。時期的にはナウシカやラピュタの前になるんだけど、ラピュタのロボット兵そのまんまの兵器が登場してたり、世界に警鐘を鳴らすようなストーリーがナウシカを思わせるものがあったりして、後の作品の原型が作中に見られる。

 

T けっこう宮崎駿の作品って、かぶってる部分があるよね。この前『未来少年コナン』も観たけど、やっぱりナウシカやラピュタと重なる描写があった。それと、ハイジも監督ではないけど宮崎駿が関わってるね。

 

O そうなんだ、ハイジにも関わってるんだ。でもハイジのことはあまりわからないなぁ。

 

T ハイジについて語り出したらまた30分ぐらいかかっちゃうから、ここらでやめときますか。

 

The End.

O そもそもこの物語の始まりは偽札からだったね。ルパンがカジノを襲って、車いっぱいに大量の札を詰め込んで逃げるんだけど、実はそれが偽札のゴート紙幣で、それがわかると全部捨てちゃう。

 

T 車から景気よくばらまくんだね。豪快なシーンだ。

 

O そしてルパンはゴート紙幣の謎を暴くべくカリオストロ公国に侵入する。これに関しては銭形も協力的だったね。先の不二子のカメラクルーのシーンでも、不二子が撮っているのはルパンを追っているという設定の銭形で、カメラに映る銭形は「ルパンを追っていてこんなものを見つけてしまった」とわざとらしく(笑)偽札工場を見せたりする。

 

T インターポールもカリオストロ公国には手を出せなくて、途中で一度カリオストロ城を脱出した銭形がインターポールにかけ合うも、あしらわれちゃうってシーンがあった。それで銭形は強行策に出るんだね。

 

O たしかに、銭形が落胆して歩いていくシーンあったなぁ。

 

T もともと銭形はルパンの予告状がカリオストロ城に届いたので、ルパン対策にインターポールから派遣されてカリオストロ城に入ったんだね。そこになぜか埼玉県警のパトカーも同行してる(笑)。

 

O そして城内をうろちょろしているうちに地下牢に落とされる。

 

T ルパンが銭形の変装をして衛兵をだますんだよ。その混乱の中で落とされちゃう。

 

O 銭形に変装したルパンが「今ここに俺が来なかったか?」なんて言ってた(笑)。地下牢に落とされてからはルパンと銭形は協力して脱出を試みるんだね。

 

T 男の友情という感じだけど、ああいうところはルパンのもともとの原作とはちょっと雰囲気が違うみたいだよ。原作はもっとハードボイルドで、銭形はルパンを本当に憎んでいるという感じに描かれてるらしい。だからルパンと銭形の男の友情のようなものが見られるのはアニメ特有みたいだね。

 

O そうなんだ。アニメだとハードボイルドと言うにはほど遠く、完全におとぼけに寄ってるからね。この脱出シーンでも異様に高い身体能力を見せつけてるし(笑)。そこで気になってくるのが、ルパンが身体能力高いのは何となくわかるんだけど、銭形も身体能力が高いということ。

 

T 彼は並みの男じゃないよ。死にそうになってる回数はルパンより多そうだし(笑)。

 

O 水路を潜水しながら脱出するところなんか、お前らいったいどれだけ息止めてられるんだよって(笑)。オリンピック級の肺活量だね。

 

T そう考えると、銭形の活躍するシーンは多いけど、その分、次元や五右衛門や不二子が活躍するシーンは少ないかもしれないな。ストーリーもルパンとクラリスや伯爵との関係がメインになってるし。幽閉されてるクラリスをルパンが助けに行くシーンもおじさまルパンの真骨頂といった感じで好きなんだが。

 

O たしかに、あの場面のルパンはかっこいいね。

 

T 「誰?」「泥棒です」「泥棒さん?」って。「泥棒さん」って言っちゃうクラリスの無邪気さも面白いんだけど(笑)。

 

O 「泥棒は空を飛ぶことだって、湖の水を飲み干すことだってできるのに」なんて。こんなロマンチックなルパンは他の作品では見れないんじゃないかな。

 

T そして「今はこれが精いっぱい」と言って手から花を出したりする。惚れてまうやろー(笑)!

 

O クラリスは指輪が目的か何かで伯爵と結婚させられようとしてるんだよね?

 

T その指輪を巡ってルパンが撃たれるシーンもあったね。撃たれた後、ルパンは大事なものを襟に隠すからきっと指輪もそこに隠してるはずと不二子が教えちゃう。

 

O そのシーンでも銭形は大活躍で、飛行機に乗って助けに来るんだね。飛行機も運転できるし、銭形は本当になんでもできるんだなぁ。あと、この作品に限ったことではないけど、ルパンの醍醐味の一つとしてはカーチェイスもあるね。車が現実ではありえない動きをする。

 

T 車の種類もいろいろあるよね。いわゆるルパンベンツとか、カリオストロでは黄色いミニみたいな車だった。ターボジェットモードが付いてたりもする(笑)。

 

O 当然のように壁も走るし、何でもできちゃうね。あの場面も面白かった。追われているクラリスを見つけたとき、次元が「どっちに付く?」って言うと、ルパンが「おんな~!」って答える(笑)。

 

T その前のタイヤがパンクしてどっちが直すかを決めるのに、無言でじゃんけんするところも面白い。

 

To Be Continued...