妻の詰子がYouTubeを見てひとりごとを言っている。

「詰子ちゃん、どうしたの?」
「このインコさ〜、すごく頭が良いもん。『アレクサ目覚ましかけて、リンダリンダかけて』って言ってる」
「あぁ〜、それ、見たことあるな」

飼い主の意に反して、言うことを聞かずに、意地悪をしている動画である。

「オツトくんも、インコ飼ったほうがいいんじゃない?」
「なんで?」
「チッ(舌打ち)とか、えぇ〜っ(気乗り薄)とか、訳のわからないことをよく言ってるから真似してもらったほうがいいよ」
「要は気に入らんってこと?」
「違う、自分が何を言ってるか分かってほしいってこと」
「ハハハハ」
 

あとがき

どうやら、気に入らないようです。
そんなに言ってないと思うけどな。
「お前のクセはなんでもお見通しだぞ」ということなのかもしれませんね。

さて、YouTubeって中毒性がありますね。
いつの間にかすごい時間が過ぎてる。
全く生産性がない。
いけませんね。
まぁテレビも同じだけど。

そして今回のYouTubeは、詰子はインコって言っていたけど、「月曜から夜ふかし」で紹介されていたヨウムの動画だと思います。
有名なヨウムなのかも。

僕がこの動画を見つけたのは、おすすめ動画に出てきたからですね。
たぶん詰子も同じ。
詰子のおすすめ動画にも出てきて、僕のにも出てくるってことは、僕と詰子の志向が同じってことかな。
不思議なもので、僕たちはお互いにどんどん似てきていますからね。

まぁ、それはそれで良しとするか。
 

 

妻の詰子は医者の勧めでリベルサス(血糖を下げる薬)を服用している。
主な副作用として吐き気や食欲減退などがあり、食事の取れない日が続いている。
詰子が診察を終えて車に戻ってきた。

「詰子ちゃん、どう?」
「先生に気持悪いって言ったら、『とりあえず値が安定しているからリベルサスの量を減らしましょう。そうすれば気持ち悪いのが改善されるかもしれないですよ』って言われた」
「おぉ~、よかったね。どのくらい減らすの?」
「7mgを3mgに」
「そうなんだ」

詰子が続けて言う。

「『この薬を一生飲まないとダメなんだよね?』って聞いたら、鼻で笑われて『もうちょっと体重を落として、食事に気をつけて、数値が安定すれば飲む必要はないですよ』だって」
「要は『お前がもっと痩せりゃ~いいんだて』ってこと?」
「そうそう、『お前ができんもんで、薬に頼っとるんだろ』ってこと」
「ハハハハ」
 

あとがき

薬の効果は大きくて、服用することで値が安定します。
現在の7mgから3mgすると気持ち悪いという副作用は改善されるかもしれないけれど、来月の検査結果はどうなることやら。

さて、いつも診察のあとはランチに行くのが慣例ですが、詰子の体調が悪いので行かないと思いきや行くとのこと。
株の特別優待券があるので、期限が切れる前に使います。
ということで、気持悪いにもかかわらず、しゃぶしゃぶに行きました。
美味しかったです。


株主優待券
 

流行りのマーラータン。辛かった。
 

やさいいろいろ

 

名古屋を出たときは春の陽気だったが、また冬に逆戻りしたようだ。
妻の詰子はダウンジャケットを着てこなかったことを悔やんでいるようである。

僕たちはシェラトン都ホテル大阪に移動した。
はじめて利用するホテルだ。
大阪の地理には詳しくないが、ホテルのある上本町は近鉄百貨店やYUFURA、新歌舞伎座などがあって、なかなかの街だ。

散策に出かけようと妻の詰子を誘う。

「ダウンないし、寒いから散策するのはやめとくわ~」
「間違えちゃったね」
「お~ん、間違えた」
「ハハハハ。とりあえず、近鉄の中のデパ地下は行けるんじゃない?」
「そうだね」
 

あとがき

名神高速道路の豊中ICから阪神高速に乗って大阪市街に入りました。
梅田あたりを走っていると、やはり大阪は都会だなと感じます。
名古屋もそれなりだけど、なんでだろう?
街の作りが違うのかな。

さて、僕たちは近鉄百貨店に出かけました。
詰子はデパ地下をくるりと一周してすぐにホテルへ。
僕は地上に出て、YUFURA、ハイハイタウンあたりをくるりと一周。
まぁ、ちょっとした散歩です。

どうせなら、コリアタウンか、なんばグランド花月に行けばよかったかな。
また機会があれば行ってみよう。


上本町駅


新歌舞伎座


ラウンジにて。
なぜか沖縄オリオンビール。たこ焼き、チャーハン、焼うどんなど、炭水化物がいっぱい。

 

琵琶湖マリオットホテルに滞在している。
このホテルには何度も来ているが、いつもダラダラ過ごしてばかりで観光をしたことがほとんどない。
せっかくなので今回は比叡山延暦寺に行こうと思う。
妻の詰子に聞いてみる。

「比叡山に行こうと思うんだけど、詰子ちゃんはどうする?」
「ん~、私はやめておくわ」

詰子には持病があって、激しい運動を控えるように医者から言われている。
無理してもいいことはないから、僕ひとりで出かけることにした。

琵琶湖大橋を渡り、比叡山ドライブウェイに入る。
入口で通行券とガイドをもらった。
が、運転しなければならないので読むことができない。
道はすぐに峠道になった。

途中、展望台やレストランがあった。
立ち寄ろうかどうか迷ったが、とりあえず行けるところまで行こうと東塔の駐車場までやってきた。
完全に予習不足だ。

東塔エリアを1時間ほどかけてゆっくり見学する。
大講堂、鐘楼、根本中堂、萬拝堂、東塔、阿弥陀堂、戒壇院と回り、駐車場に戻ってきた。

帰りは田の谷峠ゲートを抜けて大津市に入り、近江大橋を渡ってホテルまで戻った。
ホテルに着くとエレベータの前で詰子とばったり会った。

「オツトくん、比叡山はどうだった?」
「詰子ちゃんは行かなくてよかったよ。すごく歩くから。日光東照宮みたいな感じ。山だよ」
「ふ~ん。そうなのね」
「ところで、詰子ちゃんは何やってたの?」
「プール行って部屋に戻ったら清掃中だったから、終わるまでラウンジにいようと思って…」

詰子なりに楽しんでいたようである。
 

あとがき

比叡山延暦寺って広いんですね。
とりあえず行ってみようと軽い気持ちで行きました。
全くの勉強不足でした。

比叡山は大きく三塔の地域に分かれていて、それらを総称して比叡山延暦寺ということです。
つまり、延暦寺というお寺は存在しません。
また、1994年に世界文化遺産に登録されています。

僕が行ったのは東塔(とうどう)地域。
今回は行けませんでしたが、西塔(さいとう)地域と横川(よかわ)地域があります。

東塔地域には総本堂の根本中堂(こんぽんちゅうどう)(国宝)や大講堂など重要な堂塔が集まっています。
根本中堂は伝教大師最澄が788年に創建し、1571年織田信長の焼き打ちで焼失、1642年に徳川家光が再建したものです。

残念だったのは、根本中堂は現在、約60年ぶりの大規模な保存修理工事が行われていたこと。
2016年から、再建後7回目の大規模修理で2030年までだそうです。

創建以来一度も消えることなく、1200年間灯り続ける「不滅の法灯」は萬拝堂で見ることができました。

ここで修業をされている僧侶には申し訳ないですが、結構疲れました。
はぁ~、ダメ人間ですね…。

今度は西塔や横川にも行ってみよう。
 

 

大講堂


根本中堂、改修のお知らせ


根本中堂みどころ


改修中の根本中堂


萬拝堂


東塔と阿弥陀堂

 

妻の詰子の誕生日である。
お祝い旅行ということで、琵琶湖マリオットホテルへやってきた。
詰子がチェックインを済ませると嬉しそうに近づいてくる。

「オツトくん、誕生日だから、温泉付きの部屋にアップグレードしてくれたよ。しかも『お部屋にシャンパンのサービスをご用意いたしました』だって」
「マジで!?」
「うん。何回もここに来てるけど、こんなことはじめて。うれしい」
「よかったね~」
 

あとがき

詰子の誕生日ということで、なかなか粋なことをしてくれました。
詰子も大喜びです。
部屋に温泉があると、いつでも入れて楽しめますからね。
もちろんシャンパンも美味しくいただきました。

さて、詰子は常用薬の副作用で胃が気持ち悪い日が続いており、せっかくの旅先での食事もままならないようです。
楽しみにしている朝食ビュッフェもパスするくらいですから、相当しんどいはずで、かなり深刻です。
こればかりは変わってあげられないんだよな。
可哀想に…。

とりあえず、詰子ちゃんお誕生日おめでとう。

 

シャンパン


部屋の温泉


朝食