本日は、地元ではあまりにも有名な、三光正宗株式会社の「三光ひのくち「朝しぼり」無ろ過生原酒」である。
この酒は、春先に開催される三光正宗の蔵開きでゲットできる。蔵開き当日は、この酒(一升瓶)を買い求める客で、行列になると言う。中には、1人で数十本も買っていく人がいると言う。もちろん、知人に頼まれて、と言うことだと想像するが、とにかく、それだけ地元民に愛される酒ということだ。
自分は、この酒の缶詰めバージョンとでも言うべきか、缶入りの三光ひのくちは非常にお気に入りで、本ブログでも記事になっている。
一方、この一升瓶入りの三光ひのくちは初めてだ。さていただくとしよう。
むぅ。。。缶入りに比べると、似た要素ももちろん多いが、結構違う。何が違うか?
缶入りの方が、味が直接的だ。一本200mlで満足できるようになっている。
さて、こちらは?缶入りに比較すると、ふわふわして、焦点が定まらない味だ。芳醇辛口と謳っているが、いや甘い。しかし、やたら強い。アルコール度数20度とのことだが、25度の焼酎ロックよりも刺激は強く感じる。三光ひのくちには違い無い、穏やかなフルーツ系の薫りと少し癖のある強い味。しかし、缶入りほどはその特徴がはっきりしていない。
つまり、いつまでも、もう一杯飲んでみたい、さらには来年また買ってみたい(もしかすると今年のはたまたまでは?)と思わせる酒である。
結論としては、なんとも不思議な酒である。コスト的には、いつもより余分にもう一杯飲んでも全く大丈夫と言う非常に優秀な酒であるが、アルコール摂取量としては、理性が働くうちにストップしなければならない、要注意な度数の酒である。
度数20度?とは思えない…酸味でそのように感じるのだろうか?
評価:★★★★☆(4.1)