かもみどりの純米新酒しぼりたてである。
生酒かどうかは明記していないが、近所のスーパーの酒コーナーの中でも、貴重な要冷蔵日本酒コーナーに並べられていることから、生酒であろうと思われる。
まぁ確かに、一般のスーパーで売るぶんには、「生酒」の表記は混乱を招くもとであろう。生貯蔵酒、生詰め、生もと、本生、生原酒…
これらいったいなんやねん、ということになってしまう。いっそのこと、書かないのが無難か。まあこの季節、よほど暖房のきいた部屋で無い限り、冷蔵庫から出しっぱなしでも、そうそう発酵が進んだり、とかいうことは無いだろうし。
さて、その味は。ゴクリ。
ふむ。このフレッシュ感、ちょっと青臭いフルーツのような控えめな香り、しぼりたてならではであろう。するっと入るが、全体に控えめ。なんていうか、媚を売ってこない硬さがある。
飲み進めるうちに、じんわりとうま味を感じるようになる。3杯目ぐらいからとても良い。しかも純米でアルコール度数が18度もある。実はなかなかしっかりした酒だ。
口数は少ないが、黒髮清楚系の美人と言ったところか。
使用米は、酒造のホームページによると、山田錦と、地元では定番のアケボノのハイブリッド。アケボノは朝日系だが、酒米にすると、ずいぶんと庶民的な味わいとなる。山田と上手く相互補完できているのではないか。さらには、特に日本酒にこだわらない層からもお求めしやすい、良心的な価格設定。丸本酒造さん頑張ってますね!
これはぜひ、地酒ファンならずとも、多くの人に飲んでもらいたい美酒である。
評価:★★★★(4.0)

