長歌:古希の手習い | のめしこき日記

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上さん:ちょっと包丁切れなくなったかも

のめしこき:じゃあ、その内ね(とちょっと面倒くさいふりして、内心では、シメシメ。)

 

 にわか研ぎ師のめしこきの出番です。

 短歌ならぬ長歌(5・7・5・7・5・7・5・7・・・・77)に乗せて。

 

台どこで

夕方独り

ニッヒッヒ

包丁振って

用意する

そも楽しいが、

 

砥ぎ石に

水含ませて

包丁の

軽く刃を当て

前後する

 

青紙鋼の

包丁は

これでよしよし

切れるはず

 

にわか知識を

ひけらかし

ネギ切る妻に

後ろから

職人顔を

こしらえて

低めの声で

囁けば

 

「近々研いで

くださいな」

「エッ、研いだんだけど」

「研いだんか?」

続く追い打ち

「アラ、ごめん

まさか研いだと

知らなんだ」

 

繕う妻の

言の葉に

真意気づいた

のめしこき

言わなよかった

古希の手習い