サイクリングで訪れた石造物です。
この境内には宮田神社と宮田不動尊があります。
宮田神社本殿を過ぎると、
渋川市赤城町の宮田の石灯籠があります。
1443年(嘉吉3年)に造立されました。室町幕府6代足利義教が1441年に暗殺され、長男義勝が9歳で7代将軍となるも10歳で死し、5男義政が8歳で8代将軍になるという、将軍の力が全く発揮されない混乱の時代です。
元々は近くの修験寺南光院にあったものを移転しました。
火袋は修理してあるかもしれません。
發 大工道〇
嘉吉三年 八月吉祥日
亥 嶋山山
南 光 院
と竿に彫られています。
火袋は立方体で1面が逆ハート形、もう一面が四角形。もう2面は壁になっています。
解説板の「反軒口の切り込みに時代の特徴」はオレンジ線の角度が室町時代の特徴だと述べていると思われます。
春日灯篭と呼ばれる竿の長いタイプです。全体的に装飾が少なく、竿が四角柱、火袋が立方体、笠の反りが少ないのも古さを感じさせます。
奥の宮田不動尊。
本堂の背後の摩崖に続く扉。
(ぐんラボよりお借りした石造不動明王像)
この奥に、国指定重要文化財「石造不動明王像」があります。毎年1月28日開帳されるとの事で、来年見に来たいなぁ。覚えていられるかなぁ?