障害と笑い2018~学生の感想文1~ | のめしこき日記

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 「清く正しく美しい」障害者のイメージを少し壊したくて行った「障害と笑い」についての授業の感想文です。もちろん24時間テレビの功績を全く否定するものではありません。その功績を認めつつ、対人支援の職業に就く学生たちには違ったイメージも持ってもらいたかったのです。

 

【学生の感想文】

 

 プロレスの笑いなど、障がいを持っていても人を笑わせ楽しんでいる人がいるというのをこの授業で知りました。健常の人は、自虐ネタをやったり、世の中で批判されている事を行っても許されるが、障がいを持っている方が行うと許されず(注1)、私たちも障害を持っている人を笑ってはいけないといわれてきた分、障がいを持っている方がとても生きづらい社会になっているんだと感じました。

 

 真剣にやっていることを笑うというのは、関係性が重要だというのを改めて感じました。

 

 ミゼットプロレスでは身体的特徴を利用して見せるパフォーマンスをしていて、自分の個性を前面に出して表現していたり、Show-1の方たちは自分の特徴を自虐ネタとして笑いを楽しんでいたし、私も楽しむことができました。ドッグレッグスは、最初は真剣にやっている事を笑うのはよくないなと思ったし、私は笑えなかったのですが、お客さんも楽しんでいて応援を全力でしていたので、笑ってもよいと感じました。

 今回の4回の授業で障がいと笑いについて考える中で、笑いには人をバカにする笑いと、本当に面白くて笑う笑いがそれぞれあり、その笑いを表すのは自分の心であるというのを改めて感じました。

 「障害と命」について考えた時と同じように、今まで障がいを持った方を差別するように見てきたのは私達で、一度立ち止まり振り返って考えてみると、健常の人も障がいを持っている人も、基本的な関わり方は一緒だし、楽しく面白く過ごせるほうが充実した日々になると思いました。

 これから保育者として働く者として、障がい者だから笑ってはいけないと壁を作り距離を置くのではなく、その人との関係性も考えながら楽しい保育をしていきたいと感じました。

 授業を通して様々な意見を聞き、私の今までの障がい者の方とのかかわり方や、価値観を改めて考えなおすことができました。今後も心のバリアフリーや障がい者とのかかわり方を自分なりに見つめなおしたいと思います。

 

注1:これは宮迫博之さんは不倫をしても変わらずテレビに出ているが、乙武洋匡さんは出づらくなっている現状を婉曲に表現しています。

 

【のめしこきのコメント】

 この学生は、笑わそうとやっているのではなく真剣にやっていることでも「関係性」によって笑ってもよいのではないか、笑いはその人の心を表している、という素晴らしい気づきを述べてくれました。

 「障害者を笑ってはいけない」というのは実はそこに自分の「心」が出てしまうから、笑わないようにすれば、相手を傷つけることはないだろうという保身から来ているのだと思います。

 「障害者を笑うな」=「障害者と距離をとれ」だと思うのです。そうではなく、面白かったら笑える関係性を築くことが対人支援の職業に就く者には(その他の人も同じだと思いますが)大切だと思うのです。