信州上田~別所温泉安楽寺の八角の塔~ | のめしこき日記

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 想定外の天候が想定外ではなくなってきたので、例年冬休みに行っていたタイヤ交換を12月の初めに行いました。
 ということは雪があっても大丈夫だ = 上田に行けるじゃぁないか、ということで出かけることなりました。歴女の娘氏は上田城、真田昌幸、小松姫の墓所が目的、妻氏は千本桜の蕎麦、オヤジは娘氏と同じく歴史が目的です・・・・・・ウソです。本当は蕎麦です。 
 国道145号で、八ッ場を越え、高原キャベツの嬬恋村を越え、鳥居峠に到着です。
 これを下れば、真田氏発祥の地真田町(現上田市真田町)です。振り返れば、
 嬬恋村から上ってきた道が見えます。静かな峠です。
 予定では、安楽寺の八角三重塔(国宝)、上田城、真田昌幸、小松姫(真田信幸の妻)の墓所を巡ります。
 ということで、上田城の前を素通りして、別所温泉の安楽寺です。
 結果的には安楽寺に無料の駐車場があったのですが、街中の個人経営の駐車場にとめました。無人で領収書も無しでも、料金を投入しない客はいないのでしょうか。そこから300m位歩きます。

 参道と山門。この暗さと湿っぽさが、良い雰囲気を醸しています。
 階段を上ると雪化粧した木とその奥に本堂が現れました。
 本堂です。鎌倉時代の中期には、鎌倉北条氏の庇護によって相当な規模の寺院として存在していたとのことです。

 本堂の中はとても広く、ここで読経するのは、冬場はそれこそ修行だなと、俗人のオヤジはご住職のことを思うのでした。もっと心洗われて己の来し方行く末を思うとかしなければならないのでしょうが。
 本堂の隣には、何とも美しい造りの禅堂が続いています。夏なら参禅体験もしたいかなと思いました。
 しかし、本堂、禅堂を見てオヤジが一番関心を持ったのは、屋根のてっぺんにあるアレは煙抜きと言うのかな、ということでした。煙抜きが好きなんです
 
さて、八角三重塔です。本堂の裏山を少し上ったところにあります。


 
国宝八角三重塔。

 建立当時はどんな色彩だったか判りません。唐様と説明にありましたから、当時はきらびやかな色彩が施されていたのでしょうが、今のこの佇まいは、詫び寂びの世界です。雪化粧が一層その印象を強くします。
 
 
 帰路はお地蔵さまに見送っていただきました。
  別所温泉には安楽児の他にも、常楽寺、北向き観音、上田電鉄の電車などレトロな見どころがたくさんあるように思いました。いつかもう一度訪れて、ゆっくり巡りたいと思いました。