別れられない女(14) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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(貧乏探偵を脱出する為・・・皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています・・・・

こちらも合わせてお願い致しますお願い・・・・・)







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「対象者○○町に移動してるっすよ!!」


「はぁ~・・・・・?」


私は頭を抱えた・・・。


「Y君・・・悪いケドそのまま猫(の鈴)見ててね・・・」


私はY君に指示を出し、対象者が居る○○町へと車を走らせた。


勿論、今乗車している車はY君が普段使用している車であり、対象者は知らない。


私は一旦事務所に帰り、尾行調査車輌を変更したのである。


しかし・・・・それがいつまで続けられるか分からない。


兎に角・・・・安易に対象者には近付けないと考えた。今度面が割れれば「調査不可能」という状況にもなり兼ねない・・・と私は思った・・・。


車を走らせながら・・・・車内は言いようの無い緊張感に包まれた・・・。


「あ!」


「何だ?」


私はY君の反応に驚く。


「社長・・・・今度は△町に移動してますよ・・・」


「はぁ??」


△町は・・・・○○町から対象者が南へ下った事になる・・。


「ハァ~・・・・・・」


私は軽く溜息をついた・・・・・。


「一体何処へ連れてってくれるんかいな・・・・」


更に・・・・


「社長!今度は□町っすよ!」


対象者は今度は西進である・・・。


「クソッ!!」


私は思わずハンドルを叩いた!!


私は悩んでいた・・・・・・


対象者に追いつくか・・・・・・暫く動きが落ち着くのを待つ事にするか・・・


「仕方ないな・・・・・」


「Y君・・・・」


「なんすか?」


「もう・・・いいよ・・・放っておこう・・・・」


「了解・・・・・放置プレイっすねハート


「いや・・・・そういう問題でもないんですけど・・・」


私達二人は・・・・対象者と付かず離れず・・・・・一定の距離感を保ち・・・その動向を注視する事に専念した・・・。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


【01:30】


日付も変わり夜もすっかり更けた頃・・・・・・


「社長!!」


「ん?」


「対象者の動き止りましたよ・・・・。」


「どれどれ・・・・」


「×町っす・・・・・」


見ると・・・・・×町の住宅街付近で対象者が止まっている様子を確認出来る。


「いくっすか!」


「いや・・・もう少し様子を見よう・・・」


「ハァ~・・・退屈っすねぇ・・・・」


「だな・・・・・だけどしょうがねぇよ・・・・」


「っす!」



【02:30】



「Y君・・・・状況どう?」


「・・・・・・変わりないっすね!!」


「そうかい・・・・それじゃ~行きますか!!」


「了解っす!」


私とY君は・・・・×町に向かって車を走らせた・・・。


(続く)