人格破壊(22) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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(21:15)


視線の先にあるのは・・・・・・


未だ見た事の無い、一見ヤ○ザ風のごついおじさんが・・・


ベ○ツに乗って登場した風景であった・・・・。


対象者は「ニコッ」と笑い・・・腰の所あたりで「手」を振って出迎えた・・・。


男性は・・・ベ○ツの左側(運転席)から降りると対象者を伴って再度店内に入った・・・。


今だ!


私も予め用意しておいたバッグ型のカメラを持つと急いで店内に入る。


その際に・・・Y君に目配せで「車に乗って!」と合図を送った・・。


その男と対象者は二人楽しそうに「アイスクリーム」を眺めていた・・・。


さり気なく撮影を行ないつつ・・・男の伸ばした腕を見て思った・・・。


「コイツだ!!」


そう・・・あの写真に写りこんでいた「男」


顔を見た訳ではないので100%とは言えないが・・・


恐らく間違いないだろう・・・。


どこまでこのカメラが対応してくれるか分からないが・・とりあえず出来る限り男の腕・手を意識して撮影する。


又、対象者の態度もコレまでの男性とは明らかに違う・・・


今までのKとMの時は、どちらかと言えば対象者の方がリードしている印象。


しかし・・この「男」の場合は・・完全に対象者が女を演じている・・・そんな印象を受ける・・。


ほどなく、甘味を買い終えた二人は退店しベ○ツに乗り込む・・・・。


「はぁ・・・・まだまだ続くんかい・・・。」


「みたいっすねぇ・・・」


全く私を意識する事の無い対象者と男の傍で買い求めたアイスをY君と二人分けながら話す。


「ホテルかな?」


「さぁ・・」


ベ○ツはコンビ二の駐車場を出て発進した・・・。


私達二人も跡を追う・・。


時計の針も21時35分を指している。一体、この母親は何をやっているのか・・・。


暫く尾行を続けると・・・・ベ○ツはラブホテル街へと進行していった・・・・。




(21:50)


今、私達は「ラブホテルR」の近くに居る・・・。そして・・・このホテルの中には対象者と男性の乗ったベ○ツが入庫してある。


「入ったなぁ・・・・」


「はいったっすねぇ・・・」


調査時間が長くなる事を嘆いている訳ではない。


対象者の・・・・あまりの貞操の無さに・・・呆れるやら・・・


又、くどい様であるが・・・家に残された子供さん達の心情を思うと心が「痛い」


なぜ・・・・この母親がココまで堕ちなければならなかったのか・・・


以前は貞淑な妻だったとご依頼者は言っていた・・・・。


また、外見上からも・・・・決してその様な派手な様子は微塵も窺えない。


まさしく「人は見かけに依らず」の世界である。


「社長!」


「ん・・・はい??」


「何ぼ~っとしてんすか?早く行きましょうよ・・・」


「おう、悪い悪い・・・」


私とY君は監視カメラのセッティングを終え、ラブホテルの中に入った・・・。


男性二人で・・・・ラブホテルに入るのは・・・長年経験を積んだ今でも少し抵抗がある・・。


そんな時・・・運の悪い事に一組のカップルと出会う・・。


ドン引きするカップル、思わず引きつる私・・・そんな時Y君は・・・・


「も~ぅ!!何見てんのよ!!僕達見世物じゃないのよ!!」 ←(女声)


ドン引きカップル以上に引いたのは・・・私である汗


「ははは・・・社長!あいつら走って逃げましたよ!!(爆)」


「馬鹿野郎!!俺の方が走って逃げたいわ!!(泣)」




・・・・そんなこんなで・・・・私達はRホテルの203号室に入室した・・・・・・・・・・



(続く)