↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
(皆様の温かい気持ちで当ブログは成り立っています
こちらも合わせてお願い致します・・・・・)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(23:50)
予想に反し・・・男性が使用していた軽自動車は見つからない・・・。
深夜なので場所柄Y君とはメールで連絡を取り合う事にしていた・・・・が、Y君からの連絡も一向に無い。
「くそ~・・・・困ったなこりゃ・・・」
一人呟く・・
時を同じくして・・・やはりY君も同じジレンマを抱えていた・・・・。
「やっぱ・・・明日別ルートでさがすっきゃないな・・・」
その時!
Y君の視界に1軒の古惚けた平屋の民家が目に留まる・・・別段、この周辺では珍しいものでは無いが・・・車体の上に「毛布」を掛けたその様子が・・・異常に気になる・・・。
Y君は・・・・そっと懐中電灯の灯りをその軽自動車に当てた・・・・。
「おっ!」
車体の色・・・・タイヤホイル・・・形状・・・・そして・・・・
「あった・・・・・」
その軽自動車のNOは紛れも無い男性が乗車していたものであった・・・。
「しゃ・・・しゃしゃしゃ・・・社長に連絡しなきゃ・・・」
Y君は慌てて携帯電話を取り出した・・・。
その時!
「おい!電話だ!!」
Y君の持つ奇妙な着信音の携帯に驚いたのは・・・・紛れも無いY君自身であった・・・勿論、電話の主は私(梅木)である・・・。
「お疲れっス・・・」
「あぁ・・・お疲れ!・・・こりゃ厳しいな・・・明日別ルートでいく?」
「なんスか・・・・・もう・・ビックリしたっすよ・・・」
「ははは・・・・悪い悪い・・」
「今、見つかったっす!」
「うそ!?マジ??」
「っす!」
「え~と・・・どこどこ??」
「あのっすねぇ・・・・」
・・・・・・(中略)・・・・・・・
Y君:「いや!!だから!!北の方向いてっすよ・・・さっきの車の場所から3本目を!!」
「いや!!だから!!北ってどっち!!」
「北がわかんないんなら話になんないっすよ!!」
「東は・・お日様が昇る方だろ・・・・」
「東は関係ないっす!!」
「いや・・・ちょっと待てよ!!今、考えてるだろ!!!!」 ←(ほとんど逆ギレ)
私は・・・極度の方向オンチである・・・・一見、探偵としては致命的であるように見えるが・・・
これまで何とかなってきたので・・・多分大丈夫なのだろう・・・
そんな押し問答をY君としているうちに・・・・・
「あ!」
「あ!」
二人は・・・・出会ってしまう
「なんだぁ~・・・Y君こんなトコに居たの?」
「ったっく・・・・冗談じゃないっすよ・・・今までの僕の説明はなんだったんすか!!」
「まぁまぁ・・・そうおっしゃらずに・・」
その後二人で「仲良く」男性の自宅を確認した・・・
「Y君」
「っすか?」 ←(まだ怒りがおさまらない)
「明日、この男の身元調査してね・・・俺、二度とココに来れる自信無いから・・・」
「・・・・・・・」
私は・・・・Y君のご機嫌を取る為に・・・Y君の好きな「吉野○」に向かった・・・・。
そして翌日・・・男の身元は判明した・・・
【氏名】 M
【年齢】 59歳
【職業】 D大学グラウンド管理人
【家族】 母(83歳)と二人暮らし
(続く) ←(今日も短くてゴメンなさい)