人格破壊(19) | ㈱OTS探偵社・梅木栄二の「グダグダ」小説!

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現役探偵・梅木 栄二(50代)の日々考えている事を事務所に帰った時まとめてみるつもりだったのが・・・。
いつしか勝手に小説化!へタレでド素人な小説読んでやって下さいぃ~。

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(23:50)



予想に反し・・・男性が使用していた軽自動車は見つからない・・・。


深夜なので場所柄Y君とはメールで連絡を取り合う事にしていた・・・・が、Y君からの連絡も一向に無い。


「くそ~・・・・困ったなこりゃ・・・」


一人呟く・・


時を同じくして・・・やはりY君も同じジレンマを抱えていた・・・・。


「やっぱ・・・明日別ルートでさがすっきゃないな・・・」


その時!


Y君の視界に1軒の古惚けた平屋の民家が目に留まる・・・別段、この周辺では珍しいものでは無いが・・・車体の上に「毛布」を掛けたその様子が・・・異常に気になる・・・。


Y君は・・・・そっと懐中電灯の灯りをその軽自動車に当てた・・・・。


「おっ!」


車体の色・・・・タイヤホイル・・・形状・・・・そして・・・・


「あった・・・・・ベー


その軽自動車のNOは紛れも無い男性が乗車していたものであった・・・。


「しゃ・・・しゃしゃしゃ・・・社長に連絡しなきゃ・・・」


Y君は慌てて携帯電話を取り出した・・・。


その時!


「おい!電話だ!!」


Y君の持つ奇妙な着信音の携帯に驚いたのは・・・・紛れも無いY君自身であった・・・勿論、電話の主は私(梅木)である・・・。


「お疲れっス・・・」


「あぁ・・・お疲れ!・・・こりゃ厳しいな・・・明日別ルートでいく?」


「なんスか・・・・・もう・・ビックリしたっすよ・・・」


「ははは・・・・悪い悪い・・」


「今、見つかったっす!」


「うそ!?マジ??」


「っす!」


「え~と・・・どこどこ??」


「あのっすねぇ・・・・」



・・・・・・(中略)・・・・・・・


Y君:「いや!!だから!!北の方向いてっすよ・・・さっきの車の場所から3本目を!!」


「いや!!だから!!北ってどっち!!」


「北がわかんないんなら話になんないっすよ!!」


「東は・・お日様が昇る方だろ・・・・」


「東は関係ないっす!!」


「いや・・・ちょっと待てよ!!今、考えてるだろ!!!!」 ←(ほとんど逆ギレ)


私は・・・極度の方向オンチである・・・・一見、探偵としては致命的であるように見えるが・・・


これまで何とかなってきたので・・・多分大丈夫なのだろう・・・


そんな押し問答をY君としているうちに・・・・・


「あ!」


「あ!」


二人は・・・・出会ってしまうHeart


「なんだぁ~・・・Y君こんなトコに居たの?ハート


「ったっく・・・・冗談じゃないっすよ・・・今までの僕の説明はなんだったんすか!!」


「まぁまぁ・・・そうおっしゃらずに・・」


その後二人で「仲良く」男性の自宅を確認した・・・


「Y君」


「っすか?」 ←(まだ怒りがおさまらない)


「明日、この男の身元調査してね・・・俺、二度とココに来れる自信無いから・・・」


「・・・・・・・怒り


私は・・・・Y君のご機嫌を取る為に・・・Y君の好きな「吉野○」に向かった・・・・。



そして翌日・・・男の身元は判明した・・・



【氏名】 M


【年齢】 59歳


【職業】 D大学グラウンド管理人


【家族】 母(83歳)と二人暮らし



(続く) ←(今日も短くてゴメンなさい)