OTPLUS*a |作業療法士・アロマセラピストのブログ| -33ページ目
リハビリにアロマセラピーを
組み合わせると
どんな相乗効果があるのか
腰の病気によって
足がしびれたり
筋肉のつっぱり感から
歩くことが困難に
なった方を例に挙げてみました。
詳しくは前回の記事をご参照ください。
アロマセラピーの新しい可能性 1
~アロマとリハビリの相乗効果~
セラピストはどのような
リハビリの目標を立てたのか
少しだけ説明します。
①筋肉のつっぱり感を改善し
運動しやすいコンディション作り
⇨ストレッチング
②歩行や運動の絶対量が少ないことによる
筋力や関節の可動性といった
二次的な機能低下の「予防」
⇨筋力トレーニング
関節可動域エクササイズ
③「歩く」機能を維持しながら
少しずつ活動範囲を拡大する
⇨買い物や趣味活動など
④しびれや筋肉のつっぱり感が出にくい
身体の使い方や運動量、セルフケア法の
提案や指導
次に、この目標を達成するための
さまたげ、阻害因子となり得ることに
ついて検討していきます。
①しびれによる精神的なストレスと
睡眠の質の低下
②活動(この場合は外出)意欲の問題
リハビリおいては
ストレッチをするのも
筋力トレーニングをするのも
すべてその次の「運動」や「活動」に
つなげるためのもの、と考えます。
だから、明確な「目標」が必要なのです。
さて、アロマセラピーの出番です。
今回のケースでは
●しびれに伴う
精神的なストレスや睡眠障害
●筋肉のつっぱり感に対する
セルフケア法
という部分にアロマセラピーを
取り入れようとプランしました。
筋肉のつっぱり感(痙縮)は
恐怖心や不安感
冷えや他の部位の痛み
便秘などに影響されて
症状が強くなることが知られています。
冷えを解消したり
精神的なリラクゼーションは
リハビリやセルフエクササイズで行う
「ストレッチ」の効果を高めることに
つながっていきます。
そして結果的に、今回のケースでは
歩行の安定という効果を生みました。
しびれはリハビリ(運動療法)では
解決しにくいもののひとつです。
治りにくいものだからこそ
しびれとうまく付き合うための
その人なりの方法を考えたり
「心」や「睡眠」といった部分に
アプローチすることには
大きな意味があります。
最後に、
「外出してみたい」という
前向きな発言につながったのは
きっと「セルフケア」の力だと思うのです。
「歩けなくなったらどうしよう」
という恐怖心を抱えながらも
しびれという
「どうにもならないもの」に対して
受け身であるしかなかったのが
一時的にせよ、自分の力でコントロール
できたという「自信」が
そうさせたのかもしれません。
リハビリの現場にいて
セルフエクササイズを習慣化
していただくことの難しさは
日々痛感しています。
精油の香りの力や
香り選びの楽しみという要素も
習慣化の助けになるといいな、と
期待しているのです。
アロマセラピーを
介護や医療の場に取り入れる
取り組みは「認知症」や「緩和ケア」
「産後ケア」の領域で進んでいますね。
「リハビリテーション」はどうでしょうか。
リハビリで関わった
腰部脊柱管狭窄症という病気の方です。
腰の病気なのですが、腰痛はなく
片方の膝~足部にしびれがあり
筋肉には強いつっぱり感があります。
(痙縮といいます)
少し歩くとしびれが強くなり
歩行が大きく乱れます。
「転んで骨折でもしたら…」
という恐怖心から
ひとりで外出することは
難しくなってしまいました。
ご家族が何かしら理由をつけて
なんとか外へ連れ出しているのが
唯一の「外出機会」でした。
強いしびれは「痛み」に近く
常にしびれていると
気が紛れることもなくて
心身ともに辛い症状です。
表情を見るだけで、その日の
しびれの程度が分かるようになりました。
実際に足を見てみると
皮膚の色は紫暗色で
触れると冷感がありました。
「しびれが強い日は、足が冷たくて
夜も眠れない」と訴えます。
軽い筋力トレーニングは
血行を促進しますから、効果的です。
筋肉のつっぱりを軽減するために
ストレッチも有効です。
加えて「足浴」を行ってみました。
ふくらはぎまで入るくらいの
バケツに湯を張り
オレンジスイート精油を2滴。
約3~5分間の温浴です。
香りをとても気に入ったようでした。
セラピストの目から見て
足の血色は改善されていて
歩行も楽そうです。
リハビリのプログラムに組み込む形で
何度か繰り返した後
「夜、寝る前にもやってみたい」と
相談されました。
そこで、天然塩と精油を混ぜた
(オレンジスイートとラベンダー)
「バスソルト」を小さいジャム瓶に
詰めてお渡ししてみました。
聞いてみると
しびれが強い日は
就眠前に洗面器を使って足浴をして
そうでもない日は
ただ瓶のフタを開けて
香りを嗅ぎながら眠りに就いたり
していたとのことでした。
入眠時の足の冷えが気にならなくなり
温まると一時的にしびれが緩和されて
「よく眠れるようになった」と
お話し下さいました。
大きな変化もありました。
歩いて5分くらいの場所にあるお店まで
「歩いて行ってみたい」から
一緒に歩いて欲しい、と
言うようになったのです。
さらには、こんな話も。
「今度、精油を買いに家族に
お店まで連れて行ってもらおうかな」と。
残念ながら、腰の病気が
治ったわけではありません。
実際のところは
しびれも相変わらずなのです。
一体、何が起きたのでしょうか。
続きは次回に、考えてみたいと思います。
車の運転っていいですよね。
車の運転そのものが好き
というのもありますが
閉鎖空間で、ひとりで
好きな音楽を聴いたり
「香りを楽しむ時間」でもあります。
車用のディフューザーも
いろいろなものがあります。
シガーソケットに差し込むタイプ
携帯用のアロマストーンなど。
どちらも使いましたが
今は、ティッシュに直接精油を落として
エアコンの吹き出し口に
挟んでおく方法に落ち着いています。
エアコンの風に乗って
香りが拡散しますし
使い捨てできますから
管理いらずで楽なのです。
よく使う精油は
レモン
グレープフルーツ
甘夏
ペパーミント
ユーカリ
ジュニパーベリー
ローズマリー
ラベンサラ
車のニオイって独特ですよね。
甘さのある香りはなんとなく
合わないような気がするので
キリッとした香りを中心に。
特に好きなのが
甘夏とローズマリー
レモンとユーカリグロブルス
ジュニパーベリーとグレープフルーツ
今日は久しぶりに
ベルガモットの香りがいいなと
直感したので、帰りの車の中で
使うことにしました。
今よりもっともっと忙しく
仕事をしていた頃
職場からの帰りに偶然立ち寄った
アロマショップで出逢ったのが
「ベルガモット」の精油でした。
疲れもすべて吹き飛ぶような
心身ともに軽くなるような
「沁みる」香りでした。
それはもう、鮮烈な印象として
今でも覚えています。
今にして思えば、当時は
本人の自覚のないところで
相当疲れていたのでしょう。
職場と家の往復のみ、という日々でした。
充実した臨床経験ができていた
ことだけは確かなのですが
2年くらいの間の
あまり細かな記憶がないんですよね。
とにかく単調で、淡々としていて。
そんな時期に
仕事帰りの車の中でよく
ベルガモットを嗅いでいました。
「アロマセラピー」との出逢いは
このベルガモットだと思います。
…と感慨深く香りに浸っていたら
猛烈な眠気がやってきました。
ベルガモットはすっきりとした香りで
ありながら、深いリラクゼーションへと
導くことが特徴の精油です。
運転中に使う際には、体調によって
十分に注意が必要ですね!
MCIという言葉をご存知ですか?
訳すと「軽度認知障害」といいます。
「認知症アロマ」については
賛否両論ありますが
これをきっかけにMCIについても
よく耳にするようになったのは
とても大きな意味があること
だと思っています。
MCIとは
「認知症」と「正常」の
中間の状態をいいます。
具体的には以下のように
定義されています。
●本人または家族が認める
「もの忘れ」がある
●日常生活は支障がないか
もしくはあっても軽度
ちなみにここでいうところの
「日常生活への支障」とは
食事やトイレ、更衣、入浴などの動作
(ADL=日常生活動作)や
ADLの周辺動作といわれる
食事の支度や掃除、電話、買い物など
(IADL=日常生活周辺動作)が
うまくいかない、という意味です。
同じことを繰り返し行う
集中力が続かない
物事の手順や優先順位を
つけるのが苦手になった
作業のスピードが遅くなった
などの状態を言っています。
ポイントは、この段階では
単なる「もの忘れ」と「認知症」の
区別はつきにくい、ということです。
しかし最近の研究では
MCIの約半数が5年後に認知症へ
移行すると言われています。
つまり年齢相応の「もの忘れ」に留まるか
「認知症」へと進行していくかは
MCIと分かってからの5年間の過ごし方に
かかっていると言えます。
何よりも大切なことはまず
認知症についての正しい知識を持つこと。
正しい知識があれば
ご家族や身近な方の小さな変化を
感じ取ることができます。
さらに、病院を受診するとか
介護保険を申請するとか
日頃から適度な運動や知的な活動
アタマの体操をしよう
大事なことはメモを取ろう、など
次の行動につながりやすくなります。
そしてそれこそが、認知症の
「発症」や「進行」予防になるのです。
そもそも「認知症」とは?
どういう症状?
こちらについては次回へ続きます。
認知症とアロマセラピーについては
こちらの記事もぜひ。
認知症とアロマセラピー ♯0
認知症とアロマセラピー ♯1
認知症とアロマセラピー ♯2
認知症とアロマセラピー ♯3
先月作った
「ハーブ滲出油」そろそろ1ヶ月経ちます。
ラベンダーもカレンデュラも
いい感じにできあがっていそう。
ちなみに作りはじめの写真はこちら。
滲出油をケアに取り入れよう
ペーパーで濾して保存用のビンへ。
ラベンダーはほどよい香りが
しっかりオイルに移っています。
なんだかほっとする香りなんですよね。
精油は加えずに、そのまま
セルフのハンドトリートメントに
使おうと思います。
カレンデュラはマリーゴールドの
花びらの黄色がほんのり
オイルに移っています。
なんだか美味しそうな色ですね。
他のオイルとブレンドして
トリートメントオイルにしたり
ミツロウクリームにしたり。
何を作ろうか考える時間も
楽しいですね。
こちらは香りがほとんどないので
精油を加えます。
春らしくて
色のイメージから
オレンジスイートとネロリ
アブソリュートですが
ジャスミンもよさそう。

