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OTPLUS*a |作業療法士・アロマセラピストのブログ|

「アロマテラピーで未病と向き合う」「アロマテラピーで健康づくり」「医療・介護とアロマテラピー」などの
講座やワークショップを行なっています

九州地方のみなさまの
ご無事をお祈りいたします。


自分には何ができるだろうかと
考えずにはいられません。


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災害の直後から現地に入り
支援や医療活動を行う人達には
本当に頭が下がります。


けれど、3.11の大地震から学んだのは
「同じ医療従事者でありながら
無力な存在だ」などと嘆くのは
意味がないということでもありました。


地震からずいぶん日にちが経ち
最低限の復旧がなされた頃
ビートたけしさんや
日本を代表するミュージシャン達が
言っていた言葉を思い出しています。


「音楽やお笑いの出番はこれからだよ」


音楽やエンターテイメントや芸術で
人に寄り添い、癒すことは
本当の意味での「復興」の手助けとなる。


物的支援や医療活動など
直接的に何ができるのか
ということに視点が向きがちですし
もちろん優先順位は高いことは
間違いありませんが


あの時、とても心強かった、とか
励まされた、とか
優しく癒された、など
「後々まで人の心に残るもの」とは
もしかするともっと別のところに
あるのかもしれないと思うんです。


例え話としては
相応しくないのかもしれませんが
日々のリハビリの場でも
感じることです。


自分の担当ではない患者さんや
意識がない状態にあった患者さん
(いわゆる昏睡状態です)
などから思いもかけない言葉を頂き
驚くことがあります。

(私の声を聞いて)
「あ、この笑い声、よく覚えているわ
  ICUにいた時に、なんだかほっとする
  元気がもらえる、と思っていたのよ」

  ーぼんやりとした意識の中で
  別の患者さんとの会話や笑い声が
  聞こえてくると安心できたのだそうです。


(担当患者でもないのに)
「いつも笑顔で見ていてくれたでしょ?」
 
  ー自分の姿を誰かが見ていてくれる
  ということは、大きな支えと励みになると
  お話をして下さいました。


アロマセラピーは
ひととひととの
コミュニケーションツールでもあります。
精油の香りを介して
「深い呼吸を促したり」
「手と手を触れあったり」
「優しく背中をさすったり」
「なにげない会話や笑顔」


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災害時や病気など
究極の状態だからこそ
大切なコトなのかもしれませんね。


1日も早く穏やかな日常が
戻りますように…。


































新しい年度が始まりました。


入学・入職あるいは
新しい環境での仕事や生活など
何かと「変化」の時期ですね。


作業療法士としてはじめて
臨床に出た頃のことを
書いてみたいと思います。


まさにドタバタ劇でした。


最初に入職したのは
横浜市の急性期病院でした。


通常、国家試験を「合格見込」で
養成校を卒業、入職しますが 
「私、まだ資格ないので」とか
「新人研修中なので」などと
言っていられない事情がありました。


作業療法士は私ひとりだったのです。


本来の業務である
患者さんのリハビリを施行すること
以前に「部門を開設する」という
未知なるミッションを課され
まさに文字通りの
「ゼロからのスタート」でした。


ちなみに、ともに働く理学療法士は
全員男性でした(笑)


患者さんに関わる全てのことは
初めての経験ですから
書籍や文献を読み
勉強するのは当然のことで
それだけで頭がいっぱいなのに


普通なら全く必要のない
開設に関わる法律関係や届出に
関する勉強をしたり
治療物品の請求なども
しなくてはなりませんでした。


常に何か調べるための
「本」や「資料」を
手にしていないと落ち着かず
結局、読めずじまいの本たちが
毎日毎日、家と職場を
行ったり来たりしていました。


患者さんと1日中接したり
たくさんの人の顔を見ていると
「人の話し声も顔を見るのも勘弁!」
とばかりに自宅に帰ると
テレビも観ない日々が続きました。


決してこれ「私、頑張ったな~」
という話などではなくて。


誰にでも「頑張らないといけない」
ことや時期があると思うんです。
「ここぞ!」という場面が。
避けては通れないし
乗り越えないといけないものです。


そうしなければ
得られないもの、守れないもの
見えない景色が必ずあるから。


4月のこの時期
いままさに「ここぞ」という方は
ストレスを最小限に
体調を崩すことなく
切り抜けていただきたいと思います。


というのも「頑張りモード」の時は
精神的ストレスや身体的な疲労
睡眠不足など感じにくくなっています。
実際には身体や心が
悲鳴をあげているような状態に
あっても、です。


疲れやストレスを感じていなかった
としても「意識的に」
「休息モード」に切り替える
ことが必要なのです。


とはいえいきなり
趣味を楽しみましょう!
休みの日は出かけましょう!
思いきり運動しましょう!
…なんて言われても無理なもの。


そこで自宅で簡単にできる
おやすみ前のリラクゼーション法を
考えてみたいと思います。


❶就寝前の間接照明

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眠る前の1時間~30分は
白熱灯よりも電球色の灯りの
間接照明で過ごしましょう。
ほの暗い照明は 1日中フル回転している
頭をクールダウンさせてくれます。
眠る前1時間はPC・スマートフォンを
使わないようにするのもいいでしょう。


❷部分浴やセルフトリートメント
全身浴の後はかえって目が冴えて
しまうことがあります。
「手浴」やハンドトリートメントなど
部分的に温めることが
深いリラクゼーションにつながります。
お気に入りの香りのハンドクリームを
時間をかけてゆっくり塗ってみるのも
いいと思います。
  

❸「休息モード」の香り
おやすみ前の芳香浴は
深いリラクゼーションのためには
とてもいい方法です。
「この香りを嗅いだらおやすみ」
という一種の条件反射です。


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ちなみに私の場合は
・ラベンダー
・ベルガモット
・ひのき


このブレンドが「おやすみの香り」
特別に「今日はこの香りがいい」
という香りが浮かばない日は
決まってこのブレンドにします。
旅先など「枕が変わると眠れない 」
なんて時も、これを使います。


疲れた日には
マンダリン
マジョラムスイート
心身ともに究極に疲れた日は
イランイラン
クラリセージ
の香りが欲しくなったりします。


来たる「5月病」対策にもなりますよ。
充実した新年度のスタートと
なりますように!




































「呼吸リハビリテーション」
前回からの続きです。


このたびは「咳喘息」患者の立場で
私自身も実践しております。


●風邪で咳が止まらない
●横になると咳が出て眠れない
●痰がうまく出せない


という方も取り入れてみてください。
知っていると、いざという時に
使える方法ですよ。


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❷ 排痰訓練

 (1)「痰」を出しやすくする呼吸法

    肩呼吸や浅い呼吸パターンに
    おちいっている場合の
    腹式呼吸や深い呼吸のトレーニングも
    兼ねています。


    ①お腹に両手を当てます
    ②お腹が膨らむのを感じながら
       大きく鼻から1・2で息を吸います
    ③口をすぼめて3・4・5で息を吐きます
    ④2~3回繰り返したら
      「ハッハッ」と咳払いをして
        痰を出します


   *うまく息が深く吸えない場合は
    両手を組んでバンザイするように
    息を吸いながら手を挙げると
    胸郭が拡がりやすくなります

   *手をゆっくり下げながら
    口をすぼめて息を吐きます


(2)タッピングと体位排痰法

   叩くこと(タッピング)で生じる
 「振動」で痰を動かすテクニックです。

   ① 掌に卵を載せるようなイメージで
       手の形を作ります。
   ② そのまま左右の胸郭をポンポンと
       リズミカルに軽く叩いていきます
   ③ 「ハッハッ」と咳ばらいをして
        痰を出します



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ちなみに私の場合はこうでした。
聴診では左肺の下側(下葉)に
雑音がありました。
「痰」が出しきれていない
という他覚的な所見です。
レントゲン画像でも同様でした。


自覚症状としては
仰向けはもちろんのこと
特に左下の横向きが
呼吸が苦しく咳も多くなります。


「体位排痰法」とは
重力にまかせて痰を動かす
ためのテクニックです。


例えば左の下葉からの排痰を促す場合
右下の横向き位を取り
さらに腰のあたりに枕を入れて
胸より頭を低くしたポジションを取ります。


タッピングを加えながら
数分間ポジションを保ちます。


身体を起こすと咳とともに
痰を楽に出せるようになります。


自宅の環境では難しいものも
含まれていますので
専門的な内容はここでは省きますが


左右の横向き位
うつ伏せ位
頭を高くした半座位など
いろいろなポジションを試して
痰が出しやすくなる
もしくは、呼吸が楽になる
姿勢をさがしてみてください。


を高くした半座位(ファーラー位)
右下の横向き位で
少し咳がおさまり
なんとか眠ることができました。


半座位(ファーラー位)とは
枕や布団などを丸めたものなどを
うまく活用して
上半身をだいたい45度くらい
起こした姿勢のことをいいます。
呼吸が苦しい、咳が止まらない際には
よく行われる対処法です。


補足ながら
痰を楽に出すためには
水分を多く摂り、痰をさらさらに
することも大切なことです。
水分で喉を潤すことが
咳を出にくくすることにもつながります。


辛い症状がはやく緩和されますよう。



*******************

こちらもあわせてお読みください↓↓


●前回の記事

  呼吸が苦しい時のアロマセラピー
  ~呼吸リハビリとは?~ (1)


●「呼吸」について
    呼吸と心身の不調について書いています
    ストレッチのすすめ  2
    ~呼吸と心身の不調~

    
●「呼吸筋」のセルフケアについて
    呼吸が浅く苦しい時、肩や頚のこり
    にも効果的なケア法の紹介です
    肩こりとアロマセラピー
   「胸鎖乳突筋のセルフケア」



*******************
    

















このブログやワークショップのテーマ
としても取り上げてきている


「呼吸」


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自分が呼吸器のトラブルに
みまわれるとは…


私自身が患者の立場で
実践できる
またとない機会でもありますから
「呼吸リハビリテーション」
について簡単に解説いたします。


アロマセラピーとの組み合わせ
についても感じたところを
書いてみたいと思います。


「呼吸リハビリテーション」とは
このような方が主な対象になります。


●喘息持ちの方
●風邪や気管支炎など
  うまく痰を出すことが難しい方
●慢性的な呼吸器疾患の方
(=COPD)



呼吸リハビリの主な目的については
前回の記事をご覧ください。
呼吸が苦しいときのアロマセラピー


それでは
代表的な方法を超簡単にご紹介します。


❶ 呼吸筋ストレッチ

まずは「自己チェック」
鏡を見ながら呼吸をしてみましょう。


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◻︎肩が上下に大きく動く
◻︎普段より鎖骨の浮き上がりが強い
◻︎頚の横の筋肉(胸鎖乳突筋)
   が浮き上がっている
◻︎顔の表情がなんとなく硬い


これらは「肩呼吸」になっているサイン。
「努力性呼吸」のパターンです。
喘息など呼吸困難を引き起こす
病気の症状のひとつでもあります。


胸郭を充分に膨らませることが
難しくなると、肩や頚部の筋肉を
使って無理やり胸郭を持ち上げて
代償しようとするのです。


更に厄介なことは
この呼吸パターンは「癖」になり
呼吸困難がなくても
「無意識に」そうなってしまう
ということになりがち。
自己チェックが大切なのは
そのためなのです。


ちなみに私も既に
「咳喘息」の症状が出てから
10日ほどが経過し
咳と呼吸困難感はまだ残っています。


咳のしすぎで
胸郭や頚~肩の筋肉はガチガチに硬く
しっかり胸を膨らませることが
難しいと感じます。
確かに、気がつくと肩が上がっています。
肩の力がうまく抜けない感じがしています。


* ストレッチの方法 *
    
   ①肩の上下運動
       鼻から息を吸いながら肩をすくめ
       息を吐きながら、ストンと肩の力を
       抜きます
   ②頚の前後・左右運動
       ゆっくり呼吸しながら頚を
       前後・左右に傾けます
   ③腕の上下運動
       両手を組んで息を吸いながら手を
       頭の上まで挙げます
   ④複合運動
      胸の前で両手を組んで
      鼻から息を吸います
      口から息を吐きながら
      臍をのぞき込むように
      腕を前方に伸ばしていきます
   ⑤体幹の運動
       両手を組んでバンザイします
       ゆっくり呼吸しながら
       そのまま身体を左右に傾け
       左右の脇腹を伸ばします


次回は「呼吸リハビリテーション」
もうひとつの方法「排痰訓練法」
について解説していきます。


さて、ここまできてやっと
アロマセラピーについてです。


呼吸困難って「深い」です。
精神的な要素がかなり大きいです。
自分の呼吸にばかり
意識をフォーカスすると
余計に苦しいような気がします。
「また苦しくなったら…」という
予期不安もあるでしょう。
昼間、作業に集中していると
あまり息苦しさを感じにくい
というのもまた事実でした。


「香り」に意識をフォーカスする
呼吸を整えるトレーニングの一部
として重要なことかもしれません。






















4月になりましたね。
新生活のスタートという方も
おられるかと思います。


私の新年度はあいにくの
体調不良から始まってしまいました。
この度の「咳喘息」
予想以上に大変でした…。
激しい咳と呼吸困難が続いています。
肋骨が折れているかも?というくらい
咳をする度に痛みが走ります。


「咳喘息」については
こちらの記事をご参照ください↓↓
季節の変わり目のアロマセラピー
~知っていますか「咳喘息」~


咳と呼吸困難感が強く
息がうまく吸えない感じがします。
横になると更に症状が強くなり
半臥位(背中を起こした状態)で
3~4時間やっと眠れる程度。
食事やちょっとした動作でも
呼吸が苦しくなります。
「会話しながら食べる」
なんてことが辛かったりします。


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何よりまず使っている
薬の種類と量にたじろぎますよ。
●ステロイド
吸入剤、ネブライザー吸入、内服
●気管支拡張剤
吸入、内服
●抗アレルギー薬
●去痰剤
●抗生物質 など


それでも抑えきれない
「アレルギー」ってかなり
不気味な怖さがありますよね。
今回ばかりは身にしみています。


完全に「患者」役になりきり
ただおろおろしてばかりいましたが
ようやく、はたと我にかえりました。


作業療法士とアロマセラピストの視点から
これは「リハビリテーション」
「アロマセラピー」のアプローチで
相乗効果を生むことが
結構ありそうだと思ったのです。


私自身のケーススタディとして
ご紹介してみます。


「呼吸リハビリテーション」
というものは実際にありまして
喘息患者もその対象になります。


主な内容は
●呼吸筋ストレッチ
●腹式呼吸法
●呼吸筋トレーニング
(口すぼめ呼吸法)
●排痰訓練


そもそも呼吸とは「呼吸筋群」という
筋肉の力で胸郭を広げることで
肺が膨らみ、その結果
空気が肺へ取り込まれること。


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主に、肋間筋という
肋骨の間の筋肉が
喘息の場合は咳のしすぎで
緊張して硬くなったり
伸長性が悪くなったりすると
胸郭がうまく広がらず
空気が取り込めなくなり
息苦しさにつながります。


すると肩まわりや頚部の筋肉を
使って無理やり胸郭を広げようと
するようになります。
いわゆる「肩呼吸」とか
「努力性呼吸」という状態です。
非効率で、疲労しやすいものです。


もちろん、喘息や肺炎などでは
気道そのものが炎症や浮腫により
狭くなってしまうという病態が
ベースにありますから
それだけでも呼吸機能は低下します。


更に、呼吸筋がうまく使えないと
肺や気道に大量に貯溜した
「痰」を排出しにくくなること
大問題となってしまうのです。


そこで手足の筋肉と同様に
ストレッチや軽いマッサージ
筋力トレーニングをします。
そして、スムーズに痰を出すための
呼吸法やテクニックを駆使します。


このあたりは次回にまた
解説してみたいと思います。


そしてアロマセラピーです。


まず、注意が必要なのは
気道粘膜が非常に過敏になっているので
精油の香りも咳を誘発する
場合があるということです。


私も数日間は一切の精油が
使えませんでした。
激しく咳込みました。


無理は絶対に禁物です。


「不眠」は人を不安にさせます。
息苦しさは恐怖心を抱かせます。
「また苦しいのかな…」と
予期不安から発作を誘発したり
不眠になったりするという側面も
少なからずあると思います。


口が渇き、加湿は必須です。
常に痰を出す必要があり
口の中も気分的にもすっきりしません。


全身浴も呼吸困難や咳を
誘発するので中止せざるを得ません。


●加湿を兼ねた芳香浴
●手浴や足浴
●胸部や頚部のトリートメント


どれもダイレクトに咳や呼吸困難を
軽減するまでの力はないとしても
気分的にとても楽になりました。
不安がやわらぎ、落ち着いて
過ごすことができる気がします。
短時間ながら深い眠りに
誘導できたかもしれません。


精油は咳を誘発しない
心地よいと感じる香りを
直感で選ぶのが良いような気がします。
実際に、優れた効能があり
いつもは大好きな「ラベンダー」
でさえ受けつけない日がありました。


レモンやオレンジスイートなどが
刺激が少なくて受け入れやすかった
ような気がしました。
食欲も落ちますし
口の中をさっぱりさせたくても
私の場合は「酸味」が咳を誘発し
食べられなかったので。


それにしても、つくづく
「健康」ってありがたいですね。