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OTPLUS*a |作業療法士・アロマセラピストのブログ|

「アロマテラピーで未病と向き合う」「アロマテラピーで健康づくり」「医療・介護とアロマテラピー」などの
講座やワークショップを行なっています

私が週1で介入している
鎌倉のとある高齢者施設での出来事。


その女性はひとりで歩くのは
不安がある方でした。


歩いて移動する際は
必ずスタッフの見守りがつき
ひとりで自由に歩きまわることは
フロア内であってもかないません。


気持ちよく晴れている午前中
歩行練習と外気浴を兼ねて
テラスへと誘いました。


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建物の2階にあるテラスは
鎌倉の山の景色が一望できる
素晴らしい環境です。


春は桜の花で、山もうっすらピンク色に
今週は藤の花と新緑の緑が鮮やかに
刻々と変化していきます。


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片手に杖を、もう片手は
セラピストである私と手をつないで
ゆっくりと歩いて行きます。


何分くらい立ち止まって
ただ山の景色を見ていたでしょうか。
私もただ、一緒に山を見ていました。
何種類もの鳥のさえずりが
聞こえてきました。


やがてぽつりと話し始めました。

「私はね、子供の頃は毎日
   この山の中を走り回っていたの」
「人生の最後にまたこの景色を
   毎日見れるとは思わなかったわ 」
 「生まれ育った場所に戻れたから
   こんなに安心なことはないわね」


結婚を期に鎌倉を離れ
転勤族だったご主人を数年前に亡くして
生まれ育った鎌倉の施設に入所した
という経緯の方です。


景色を見ながら歩いたり
椅子に座ったりしながら
ご主人のこと、転勤で住んだ土地のこと
話は続いていきました。


「先生に手を支えてもらって
   転んで皆さんに迷惑をかける心配もなく
   ゆっくり景色を見られる
   この時間が一番幸せな時間よ
   本当にありがとう」


穏やかな表情を浮かべて
私の手を何度もさすってくれました。


人と接する仕事をしていて
本当によかったと思う瞬間です。


セラピストにとって「歩行練習」は
下肢の筋力や関節の動き
歩行距離と疲労の程度
杖の長さや形状などが合っているか
介助の方法を検討する
などなど評価しながら行うもの。


ですが、彼女と過ごす
ゆったりとした時間に
私自身が癒されているのです。


やっぱりセラピスト冥利につきます。


















4月。新生活をスタートされた方も

多いかと思います。


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ゴールデンウィークを目前に

緊張感の連続で、精神的ストレスと

疲労のピークかもしれませんね。



そんな4月のアロマといえば

「リラクゼーション」という

キーワードがまさにぴったり。



それにしても

リラクゼーションって

リラックスするって

どういうことでしょう。



「ほわほわ~」っとしたイメージと

「暗黙の了解」でなんとなく

とらえてしまいがちです。



トリートメントを提供する時

香りを提案する時

実は精油の選択が難しいと

感じることがあります。



リラックスという言葉に

「どんな意味」を持たせ、あるいは

「どんな状態になりたいか」

私のイメージと

相手の方のイメージ

自分自身の中でも時と場合によって

ずいぶん違うなんてことも

あるのかな、と思います。



・痛みが緩和される

・筋肉の緊張やこりがほぐれる

・疲労感を和らげる

・呼吸を落ち着かせる

・緊張感がやわらぐ

・心配ごとや不安から解放される

・イライラを鎮める

・自分自身を取り戻す


・ほっこりしたい

・クールダウンしたい


・「お花畑にいるような」

・「ハワイの海のような」…などなど



ざっと挙げただけでも、全部

「リラックス」と表現できますよね。



同じリラックスでも、例えば

「自分自身を取り戻す」と

「クールダウン」だったら

選ぶ精油は全く違うものに

なるのではないでしょうか。



リラックスとは

身体的・精神的・情緒的なものから

想像上のイメージまで含む

ものすごく広い意味の言葉です。

もっと拡大すると

休養・息抜き・気晴らし

なども含まれると思います。



生理学的にリラックスとは

副交感神経が優位になった状態です。

○心身ともに深くくつろぎ、穏やか

○呼吸・脈拍はゆっくり

○身体全体の血行が促進され

○筋肉は緊張が緩み

○ホルモンバランスが安定する



これはあくまで結果論で

あり生理的な現象です。



「リラックスしたい」と思う

ということは、逆に言えば

「リラックスできない状態」あるから。



理由はひとつじゃないから

自分のこととはいえ

よく分からなくなっている方も

多いかもしれません。

相互に関連し合っているもの

でもあると思います。



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アロマセラピーの

「セラピー」たる所以は

精油を介して

ココロとカラダのありように

耳を傾けること

またはそのための

「コミュニケーション」でもあります。



こんがらがってなぜなのか

よくわからないけれど

「リラックスできない」状態から

ひとつひとつ糸をほどいていくように

リラックスに導いていくことが

できたらいいなと思います。



☆何かきっかけとなる出来事は

☆身体の症状は

☆心配ごとや不安に思うことがある

☆月経周期や気候との関連は

☆生活習慣やパターンに変化があった

☆性格的な傾向



ココロとカラダに耳を傾けてみましょう。




こちらの記事も併せてどうぞ↓↓


おやすみ前のリラックスアロマの方法

について紹介しています。


「新生活」「変化の時期」を乗り切るために  

   ~休息のためのアロマ~

http://ameblo.jp/otplusa/entry-12150351268.html













エコノミークラス症候群の予防法
大切なことなので再度ご紹介します。


昨日、おとといと
有料老人ホームで機能訓練を
しておりました。


「健康体操」「リハビリ体操」
ネーミングされた集団体操は
ホームでの人気プログラムとなっています。


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椅子に座ったままで
ストレッチ
頭の体操
下肢の筋力トレーニング  などを
30分間みっちり行います。


エコノミークラス症候群予防のための
足首のストレッチ
下腿三頭筋の筋力トレーニング
もちろん盛り込んでいます。


ちなみに「アロマで健康体操」
といってアロマストレッチの
プログラムにすることもありますよ。


プログラムの中で
熊本地震の話題に触れつつ
「避難生活では○○に注意って
   ニュース等で言われていますね」
と入所者さんに問うと
「エコノミークラス症候群!」
すぐに答えが返ってきました。


でも、続けて私から
ー「皆さんのような施設の生活で
      座っている時間が長い人も
      同じことなんですよ」
ー「この体操の中にも予防運動が
      入っていますよね?」
と言うと皆さん驚いたように
目を丸くしてしまいました…。


なんだか皮肉な話だな、と
思ってしまうのです。
エコノミークラス症候群って
名前がよくないのかな、とも思います。


医学的にはこういいます。
深部静脈血栓症(DVT)による肺塞栓症


東日本大震災や阪神淡路大震災の
経験だってあります。


なにが言いたいのかと言うと
「日常的にあり得ること」であって
災害や避難生活時にに限った
「特別な事じゃない」ということ。


急性期のリハビリでは必須です。
当たり前のように「DVT予防ね~」と
リハビリオーダーが出されます。
術後間もない時期から
ベッド上でできる
足首の運動を指導して回ります。


例えば大腿骨頚部骨折で
手術を受けられた方はこのような
ベッドサイドリハビリの
経験があるかと思います。


施設入所されている方
長期臥床の方も
1日の水分摂取量をきちんと記録し
足のむくみなどに留意しながら
適度な運動の機会を設けています。


テレビや新聞、ネットでこぞって
取り上げなくてもいいくらい
「そんなの常識だよ」
「みんな知ってるよ、そんなの」って
誰もが言えるように、ぜひ
忘れないでいて欲しいと思うのです。


さて、今回ばかりは
入所者さんたちも「なるほどね~」と
自分の足のむくみを確認したり
足首を曲げたり伸ばしたり
しておりました。


普段から心がけてくれると嬉しいのですが。
来週もう一度確認するのが
楽しみなような、こわいような…(笑)




こちらも併せてお読みください↓↓
避難生活で注意すること 2
「水分補給と肺炎予防」


熊本地震はいまだ活発な余震で
心配な毎日が続いています。


被災された皆さまにおかれましては
どうか心身の健康維持に
つとめていただきたいと思います。


前回に引き続き
「避難生活で気をつけること」です。


  ❷口内ケアと水分補給
    
   水分補給は「エコノミークラス症候群」
   を予防するためにも重要です。
   さらに「肺炎予防」のために
   とても大切なことです。
   

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   エアコンで空気が乾燥しがちな車内や
   不特定多数の人と接する避難所で
   過ごす場合に注意が必要なのは
 「感染症」です。


   中でも「肺炎」は震災関連死の
   主な原因ともいわれています。


   水分をあまり摂らずに
   口の中や喉が乾燥すると
   細菌が繁殖しやすくなります。
   結果、インフルエンザや肺炎などの
   感染症にかかりやすくなります。


   特に高齢者の場合は「唾液」
   分泌が少なく、口内が乾燥しがちです。
   口の中が乾燥していると
   食べ物の飲み込みがしにくく
   誤って気道に入ってしまう
 「誤嚥」をしやすくなります。
   気道~肺に入った食べ物が原因で
 「誤嚥性肺炎」を引き起すことも
    少なくありません。


   ちなみに「唾液」は
   水分補給が不十分だと
   硬くネバネバしたものになります。
   避難生活でストレスが溜まった状態
   つまり、交感神経が優位な時も
   唾液の分泌は減り、ネバネバになります。
   ですから、うがいも大切ですが
   水を「飲んで」欲しいのです。


   常に口の中や喉を潤し
   水分をこまめに摂って
   サラサラの唾液をいっぱい出すことが
 「肺炎予防」につながります。
   

  【  肺炎予防のための口内ケア 】


  ☆ こまめな水分補給
    一度に大量に摂取するのではなく
    喉の渇きを感じなくても
    だいたい1時間おきに水分を摂り
    口の中や喉を潤しましょう。


  ☆唾液を出すためのマッサージ
     唾液を分泌する3つの腺を
     刺激するためのマッサージです。
     特にお年寄りで唾液が出にくい方は
     食事の前に行いましょう。
     梅干しやレモンなど酸っぱいものを
     イメージしながら行うのが効果的。
     
     
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☆前回の記事も併せてお読みください
避難生活で気をつけること  ① 
「エコノミークラス症候群の予防運動」

   
   
   
   

    
   
熊本そして大分の皆さま
余震が続き不安な毎日を
過ごされていることと思います。


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リハビリテーションの立場から
災害時、避難生活の際に
注意していただきたいこと
簡単にできる
エコノミークラス症候群の
予防運動の方法について
書いてみたいと思います。


この記事がまわりまわって
被災され不自由な生活を余儀なく
されておられる方
避難所で過ごされている方に
届くことを願っています。


被災された方以外にも
ぜひ知っておいて欲しい知識です。


避難生活において
特に問題となるのは
*エコノミークラス症候群
*口内ケアと水分補給
*睡眠不足とストレスケア


①「エコノミークラス症候群」

エコノミークラス症候群に
注意が必要なのは
長時間のフライトだけではありません。
車中であったり、避難所でも
「長時間座ったままでいる」
という意味では同様です。


ふくらはぎの静脈などにできた
血のかたまり(血栓)
肺の血管内につまり(肺塞栓)
その結果、全身に血液が行き渡らず
血圧の低下、呼吸困難をきたし
最悪、死に至る恐ろしいものです。


ふくらはぎの筋肉
「第2の心臓」といわれ
筋肉が収縮するとともに
足部に溜まった血液を心臓に戻す
「ポンプ」の役割をしています。
長時間の座位では
このポンプ作用が働かず
血液が滞りやすくなります。


1ヶ所にドロドロと滞った血液は
血栓を作りやすいのです。
加えて、水分が不足し
脱水状態になると
血液のドロドロが加速し
更にかたまりやすくなります。
適度な水分補給をして
血液をサラサラに保つことは
「血栓予防」につながります。


飛行機の中のような
空気が乾燥した室内環境
原因のひとつとなります。


ちなみに血栓は肺だけでなく
心臓、脳の血管に
つまることもあります。
つまり「脳梗塞」の発症にも
大いに関係しているのです。


【 エコノミークラス症候群の予防法 】

 ☆水分補給を心がけましょう

    汗をかかない時期は特に
    喉の渇きを感じなくても
    こまめに水分を摂りましょう。
    トイレの回数を減らすために
    水分摂取を控えてはいけません。

  ☆予防体操をしましょう

     *できるだけ歩くようにしましょう。

     *歩くことが不自由な方は
     仰向けに寝て、足を心臓より高く
     する時間を作りましょう。
     両足を高く上げて足首をバタバタと
     させるのも効果的。

     ❶つま先立ち 
      (ふくらはぎの筋肉のトレーニング)
        何かにつかまりながら
        つま先立ち⇔下ろす
        を10回×2~3セット行いましょう。

        椅子に座った状態で
        つま先を上げる⇔かかとを上げる
        という運動でも同様の効果が期待
        できます。

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     ❷足首のストレッチ
        椅子や床に座った状態で
        足指の間に手指をはさみ
        足首をぐるぐる回しましょう。


     ❸ふくらはぎのマッサージ
        両手でふくらはぎを包みこむように
        足首~膝裏に向かってさすりましょう。
        握りこぶしで軽くポンポンと叩くこと
        も効果的。

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   ☆締めつけない服装
       難しい場合もあるかと思いますが
       ウエストや足を締めつけないよう
       服装や靴下、靴を工夫しましょう。


    ☆こんな症状に注意
       ◻︎ 片足だけが異様にむくむ
       ◻︎ 足がしびれたり、痛い
       ◻︎ 足首を反らすとふくらはぎに
           強い痛みがある
       ◻︎ 足の色が赤く腫れてきた
       

 ❷口内ケアと水分補給
 ❸睡眠不足とストレスケア    
 
 次回に続きます。