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OTPLUS*a |作業療法士・アロマセラピストのブログ|

「アロマテラピーで未病と向き合う」「アロマテラピーで健康づくり」「医療・介護とアロマテラピー」などの
講座やワークショップを行なっています

7月。
お天気が良いと、猛烈な暑さですね。
曇りがちでも、蒸し暑い…。
どんどん夏が辛く苦手になっていきます。


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汗や紫外線はもちろん気になりますが
なんといっても辛い症状なのは
足のむくみと身体のだるさ
1日中エアコンの効いた
屋内で仕事をして、夜に帰宅すると
なんとも言いようのない
身体の重だるさと疲労感に襲われます。


エアコンの効いた屋内と外気温の差に
適応するため常に身体はフル活動
体力を消耗するはずですよね。
ついつい冷たい飲み物に
手が伸びてしまいがちなのも
むくみやだるさの原因のひとつです。


そんな蒸し暑い季節に
ぴったりな精油といえば
レモングラスでしょうか。


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実を言うとレモングラスの香り
あまり好きではないんです。
というより苦手で…。
レモンの香りの奥にある
もわ〜っとした土っぽくて
湿ったような重い香りが独特ですよね。
普段はほとんど選択肢にあがらない
精油のひとつです。
なのに、不思議なものですよね。
夏になると身体が自然に
この香りを求めているかのように
出番が多くなります。


「今日は無性にカレーが食べたい!」
というような感覚に似ています。


レモングラスの香りは
とにかく疲れを吹き飛ばして
活力を与えてくれるような気がします。
インドやインドネシアをはじめとする
熱帯の国々が原産の植物だけに
香りそのものも
精油の成分が持つ効果・効能も
蒸し暑い季節にぴったり
理にかなっているところが
やはりアロマやハーブの奥深いところ。


個性的で自己主張が強い香りなだけに
ブレンドしにくい、というイメージですが
「どうせレモングラスが勝つから」と
思い切りよくいろいろな精油を
合わせてみるのも、案外楽しいものです。


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ペパーミントやローズマリーを合わせて
スッキリとした香りは
朝〜昼間の芳香浴や、スプレーに。
デオドラント効果や
蚊などの虫よけも兼ねて使えます。
ちなみに、ペパーミントは
体感温度を下げる効果があると
言われていますから
やはり夏にぴったりの精油です。


クラリセージや
マジョラムスイートを合わせて
トリートメントオイルに。
むくんで重だるい下肢の
セルフトリートメントに使います。
就寝前に行えば、寝苦しい夜も
深い眠りにつけるような気がします。
翌朝には疲労感が抜けて
身体が軽くなっている実感があります。


ラベンダーやベンゾインなど
甘さのある香りと合わせると
さらに個性的な香りになりますね。
少々暑苦しい感じの香りかと思いきや
疲れがどど〜っと流されていくような
癒やしの香りになります。


梅雨が明けたらいよいよ夏本番。
皆さまにも精油の力を借りて
「快適に」そして「元気に」
過ごして頂きたいなと思っています。

『握力弱いと認知症発症リスク2倍』

前回からの続きになります。
(こちらの記事も併せてお読みください⇩)
握力トレーニングは認知症を予防する?


握力トレーニングをすることは
認知症予防につながるのでしょうか。


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そもそも
手指を使うことが認知症の予防になると
言われている理由から考えていきます。


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ご存知の方も多いと思います。
ペンフィールド『脳の地図』


この絵から解ることは
手指を動かすこと(運動)や
手に伝わる触覚や痛覚などの感覚を司る
脳の部分がとてもとても広いということ。
それだけ微細な動きができたり
鋭敏な感覚が備わっている
ということなのですが
別な言い方をすれば


手指を使うことによって
脳の広範な部分が活動し
結果的に脳の活性化につながる
と考えることができるのです。


それでは、グリッパーやボールを握り
機械的に握力トレーニングをすることと
創作活動などの手作業を通じて
手を使うことでは
どちらがより効果的な認知症予防に
つながるでしょうか?


手作業をする際には
手順や工程を「記憶」「判断」したり
出来上がりを「想像」するなどの
高次の脳機能を必要とします。
すなわち、更に脳の広い部分が活動し
効果的な脳の活性化につながると言えます。


「銭勘定をしていれば認知症にならない」
などとよく言われますね。

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お金を扱う手指の細かい運動と
金銭(金儲け)に対する興味・関心という
両側面から考えられているのだと思います。


認知症予防のために
筋肉を鍛えることよりも更に大切なのは
目的や喜び、興味や関心など
「意欲を持って手を使うこと」なのです。





『握力弱いと認知症発症リスク2倍』

 
 
先日の読売新聞 yomiDr.の記事です。
(詳しくはこちらをクリック)
 
 
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脳卒中の経験がある人の
認知症の発症リスクは
経験がない人と比較して2.6倍。
糖尿病、心臓病の持病がある人は
ない人と比較してそれぞれ1.7倍、1.5倍。
 
 
この結果はなんとなく
わかるような気がしますね。
 
 
『握力』26kg未満の男性
18kg未満の女性
認知症発症リスクが2.1倍
という研究結果が発表されたそうです。
なかなか見過ごせない数値ですよね。
 
 
今回も作業療法士的に読み解いていきます。
 
 
1. 握力平均値からわかること
自分の握力がどのくらいあるか
ご存知でしょうか。
30〜50歳代の女性の握力の平均値は
だいたい28〜29kgとされています。
(ちなみに男性は46〜47kg)
この世代をピークに60歳代以降になると
徐々に低下していくといわれています。
 
 
少し古いデータですが
平成24年度の文科省資料より
高齢者の握力平均値はこちら。
 
 
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ざっくり言うと
健康な方の握力は脚力に比べて
年齢の影響を受けにくいと言われています。
つまり、年齢を重ねるごとに
ガックリと弱くなったりしにくいのです。
「足腰が弱くなったなぁ」と
自覚することはあっても
「手の力が弱くなったなぁ」と
嘆くお年寄りはあまり見かけませんよね。
 
 
「普通に活動的な生活を送っていれば
  握力はそんなに落ちない」
 
 
にもかかわらず
「平均値を大きく下回っている」
というところがポイントになります。
 
 
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2. 握力は何の指標か
握力は腕〜手指の総合的な筋力を
表しているといわれています。
 
 
*よく歩き、立ち座りの動作を何度もする人
   =脚力が強い?
*手指をよく使う人=握力が強い?
 
 
脚力に関しては相関があると言えます。
一方、手指の運動とは
農作業や身体介護のような
筋力を必要とするものや
PC操作や裁縫など筋力をあまり
必要としないものまで多岐にわたります。
 
 
手をよく使う人=握力が強い
とは言い切れないものがあるのです。
 
 
ただ、簡便に数値化できるので
「体力」や「活動性」の指標
ひとつになっていると考えられます。
したがって握力が弱い人の中には
手指を含めた身体を動かす機会が
少ない人が隠れている
ということが言えるでしょう。
 
 
今回の記事では
握力と認知症の発症リスクの
直接的な関係には言及していませんが
引きこもりなどで
活動性が著しく低下している人と
認知症の発症との関係は
イメージしやすいと思います。
 
 
さて「私、握力18kgもなさそう」
という方もいらっしゃるかと思います。
握力は非常に個人差が大きいと
いわれています。
仕事や生活習慣、趣味やスポーツなどにより
手指の使用の仕方や程度が
あまりに多岐にわたるからです。
もともとの握力が20kgを下回る方は
実際にいらっしゃいます。
ですから平均値との比較は
あくまで参考程度でよいのかもしれません。
 
 
例えば「1年で握力が10kg落ちた」
というように短期間に急激に握力が低下した
ということの方がむしろ
認知症の発症リスクという側面においては
重要な意味を持っていると言われています。
 
 
さて、ここまできてやっと表題の話
「握力トレーニングをすることは  
  認知症の予防につながるか」
長くなりましたので、次回へ続きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「頑張って歩かないと、あっという間に
   歩けなくなっちゃうんだよ」
「トイレに行くにも誰かを呼ばないと
  いけなくなっちゃうんだよ」


病院や高齢者施設ではよく聞くセリフです。
確かに、おっしゃる通り!です。


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『手』のリハビリテーションに
どっぷり携わっていた身としては


「杖や歩行器、車椅子など
  足の代わりになるものは
  いろいろあるからいいよね」


なんて常々思っておりました。
極端な話をすれば
義足だっていいものが沢山ありますし
ロボットスーツなるものも
最近は話題になっています。


いざとなったら、それらを使って
どうにか「歩ける」ようには、できる。


手のかわりになるものはなかなか、ない
だからかけがえがないものだ、と。


でも多くのお年寄りに関わる中で
『歩く』ということのかけがえのなさ
について考えさせられることがあります。


トイレに行くための「歩行」
歩行に代わるものとしての「車椅子」
これらは単に
移動行為移動手段にすぎない
のではないかと実感しています。


その男性は私がとある施設で
関わっている方です。
私の姿を目にするといつでも
「おう〜」と手を上げて
屈託のない笑顔を見せて下さいます。


現在、ひとりで歩いておられる方ですが


施設の生活では
1日の歩行距離が短くなりがちです。
外出の機会も限られます。
今後のことを考えると
下肢の筋力やバランス能力が低下し
歩行能力が落ちることが予測されました。


こういう場合
筋力低下を予防する為の
トレーニングメニューを作り
介護スタッフと一緒に行えるよう
作業療法士が提案・指導していきます。


「今はひとりで杖も使わずに歩けていますが
  今後、足腰が弱くならないように
  筋力トレーニングをした方がいいですね」


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「別に(やらなくても)いいよ〜」と
  やはり笑っています。
「もう、思い残すことないんだ〜」
「ここにいれば安心だからね」
  と続けて言うのでした。


仕事は定年まで無事に勤め上げ
奥様を看送り
海外で働く息子さんの姿も見に行ってきた
だからもう、大満足。
と笑顔でお話しして下さいました。


…内心困ったなあ、と思いつつ
物腰は柔らかくても、意思は固いよう。
そこへきて筋力だバランス能力だ
いずれトイレに行くにも…
などと理屈を並べてみても
受け入れてくれそうもないこと
とりあえず喫緊の課題ではないと判断して
しばらく経過した頃のことです。


施設から歩いて15分くらいのお店で
娘さんと食事をした時に
帰りは歩くのがかなり不安定で
ヘトヘトに疲れてしまったと言うのでした。


「これじゃダメだ〜と思ったよ」
今度は筋力トレーニングの提案を
すんなり受け入れて下さいました。


「娘さんに心配かけられないから?」と
その理由を訊いてみると
「せっかく出掛けるのに 、ヨロヨロで
  歩けなかったら楽しくないよ〜」
とのお返事でした。


改めて『自分の足で歩く』ということには
どんな意味があるのでしょうか。


歩けないこと=大変なこと・可哀想なこと
という価値観だけでしょうか。


トイレに行ったり
食事の度にダイニングに行ったり…
お年寄りが「歩くこと」とは
ただそれだけの為のものなのでしょうか。


排泄動作だけは誰かの世話になりたくない
という一心でリハビリやトレーニングを
続けている方は多くおられます。
排泄動作の自立は「自尊心」にかかわる
とても大切なことです。
だから、決して間違ってはいません。
でも、少々寂しいような気もします。
歩くことへと駆り立てるものが
「強迫観念」だとしたら。


もっともっと大切なことは
自分の足で歩いて
「どこに行きたいか」
「何がしたいか」
「どうなりたいか」
ーいうならば「意欲」「喜び」


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先述の男性の考え方
とても素敵だなと思うのです。
「歩けなくなったら大変だから」
という価値観ではなく
「誰かに迷惑をかけると思うと
  外出しても心から楽しめないし
  自分らしくいられないから」という思い。


来年も再来年も、その先もずっと
自分の足で自由自在に歩いて
娘さんとの時間を楽しく過ごして欲しいなと
心から願っています。


それにしても
やらないよと言っていたトレーニングを
強く動機づけしてしまう
家族の存在「娘さんパワー」は
絶大すぎます!











































作業療法士・アロマセラピストsueです。


6月最後の日の午後は
ベリーたっぷりのケーキと
ちょっと濃い目のコーヒーをお供に
新たなワークショップの
打ち合わせをしておりました。


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ココアパウダーでデコレーションされた
はばたく鳥たち。
新しい何かが始まりそうな
ワクワク感をあらわしているみたいで
なんだか嬉しい気分になります!


さて、今回のワークショップのテーマは
ズバリ『足』です。


現役看護師と作業療法士が考える
「足のケア」について
講義と実技形式でお伝えしようと
ただいまプラン温め中です。


入院患者さんや
在宅で介護を受けられている方などへの
巻き爪や角質ケアなどのフットケアに
関わっている看護師と
リハビリテーションや介護予防
健康づくりの一環として
足の運動や歩行訓練を提供する作業療法士の
コラボレーション企画です。


足のむくみをはじめとする
さまざまな足のトラブルとケアについて
さらに精油を使ったオイルトリートメント
講義と実技でお伝えする予定です。


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私自身は訪問リハビリや
高齢者施設に入所されている方への
機能訓練を提供する中で
特に「足のむくみ」のケアの
大切さを実感しています。


歩く機能への影響だけでなく
意欲低下や認知症の進行にも
つながっていく問題だからです。


一方では「足を心臓より高く」とか
「足首をよく動かして」などなど
一般的によくいわれていることが
案外、周知されていなかったり
現場で実践されていない、なんてことが
あるのが現状でもあります。


(こちらの記事でも触れています)
『足のむくみとフットケア』


高齢者に限らず、若い方でも
足のむくみと踵の角質肥厚二枚爪などの
足のトラブルは大いに関係しています。


さらに、実を言うと私自身は
自分の足のむくみを
あまり自覚できていませんでした。
アロマセラピーの勉強をする中で
オイルトリートメントを受けてみて
「こんなにむくんでいたんだ~」と
とても驚いたものです。
このワークショップを通じて
ご自身の「足と向き合う」
きっかけにして頂ければとも思っています。



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☆在宅で介護されている方
☆ご家族の「足の健康」のために
ケアの知識を身につけたい方
☆ご自身の足のケアに取り入れたい方
☆ボランティア活動に役立てたい方
☆オイルトリートメントの入門編として
☆アロマセラピーを取り入れたいとお考えの
医療・介護従事者
☆足ケアの知識をさらにブラッシュアップ
したいアロマセラピストの方


多くの方に役立つ内容になればと
考えております。
詳細は順次アップしていきますので
こうご期待!