介護とアロマテラピー | OTPLUS*a |作業療法士・アロマセラピストのブログ|

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「アロマテラピーで未病と向き合う」「アロマテラピーで健康づくり」「医療・介護とアロマテラピー」などの
講座やワークショップを行なっています

その方は、最近まで
おひとりで歩いておられました。
この2ヶ月ほどで
転倒を繰り返すようになり
あっという間に車椅子の生活に。




カッコ悪いから嫌なの!
杖をつくことを受け入れてくれなかったり
ヘアスタイルやメイクにも
気を抜かない彼女でしたが

腰や足の痛み
歩けないことへのショック
急激に進行していく認知症…


いまやすっかり別人のようです。


午前中にもかかわらず傾眠がちで
ボンヤリとした表情をされています。

足のむくみが強くなってきたので
スタッフAさんと足浴をしています。
リハビリをする予定で
彼女のところへ訪ねた私でしたが
すかさず天然塩と精油を加えました。


精油はサイプレスとゼラニウム。


Aさんは、よ〜し!と声をあげると
湯に浸けたむくみのある足部を
軽くマッサージして
差し上げていました。
足浴の後は
ホホバオイルとゼラニウムで
少しだけトリートメントも。

「最高ね、気持ちがいいわ」
「なんだか女王様になったみたいね」

彼女の表情が変わっていくのが分かります。
ボンヤリとうつろな表情から
一気に華やいだ笑顔になりました。


「アロマでむくみが少し軽くなって
気分もスッキリしたら
リハビリ頑張れるでしょう!」


痛みがあったり、気分がのらないと
リハビリもなかなかはかどらないし
効果的なものにはならない。
だから、リハビリを
しっかりできるようにするために
介護スタッフとして関われること。

そういうアロマテラピーの使い方も
絶対アリだな、と思うんです。
Aさんは言いました。


…本当にそう思います。




-それから彼女は、というと
「歩けなくなっちゃうから
リハビリ頑張らないと」と意欲的。
先週あたりよりも立つことや
ゆっくりと歩を踏み出すことが
できるようになって
ほっとした表情を浮かべています。
車椅子に座っていることが辛くて
なかなか進まなかった食事も
しっかりと食べられていました。
午後になってからも
体操のプログラムに参加するなど
活動的に過ごされていました。


アロマテラピーと
タッチングを介したかかわりが
もたらした変化です。




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