3年目、初回車検 | おとやんのブログ

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バイクの楽しさとは、重力と遠心力の狭間に身をあずける心地よさと見付けたり。

 早いものでGSX-S750に乗り始めて3年が経過しました。

新車で3年経過といえば車検。今までは車検免除の小排気量車にしか乗ったことがなかったので無縁でしたが、今はそうもいかず。

何かと物入りな昨今、車検費用を心配しつつ、車両をショップに持っていきました。

 事前に聞いていたおよその費用イメージは、「何事もなく車検を通すだけであれば4‐5万円程度」といったものでした。

しかし、3年も乗っていればさすがに無傷というわけにもいかないはずなので、これにいくらかの上乗せは致し方ないところです。

結論としては下表の費用がかかりました。

車検を受けるにはショップに委託する他にユーザー車検という手もあります。車検に受かるための勘所や手順がわかっていれば安価に済ませることができるようです。

また、YouTubeで、「バイク、ユーザー車検」などのキーワードで探せば手順や必要な書類の作成方法などを丁寧に説明した動画も山盛り見つかると思います。

私も迷いましたが、乗り方が乗り方なので一般的な使い方の車両よりは損耗も激しいことから、人間が人間ドックに入るように3年めの節目にしっかりプロの目で見てもらおうと思ってショップにお願いした次第です。

 

 費用の内訳ですが、「法定費用」 の分はどこのショップへ持っていこうと、ユーザー車検であろうとかかってくるであろう費用です。

逆の言い方をするとユーザー車検であればかかる費用はおよそこの程度なのだと思います。

「車検代行費」 はショップがオーナーに代わって諸手続きをしてくれる手間賃ですね。

ボルト5本はよくわかりませんが、5本という本数からしてリアのブレーキディスク交換時に替えたものでしょうか。

プラグは以前別件で見てもらった際にも交換時期が近いと言われていたので想定の範囲内。(写真は古いプラグ)

少々お高いけれど長持ちするという触れ込みのイリジウムプラグにしました。

エアフィルターは汚れ具合から交換の判断となったようですが、GSX-S750という車両、デザインの関係上で色々付いているせいでエアフィルターを交換しようと思うと交換そのものよりも、その前のあれこれ外す作業が途方もなく面倒です。たかがエアフィルターの交換なのですが、その面倒を考えるとこれは事実上、ショップに頼まざるを得ない作業です。

このメンテナンス性の部分、もうちょっとなんとかならないものでしょうか、スズキさん。

 想定外はリアのブレーキディスク。

新品ディスクの厚みは5mm。サービスマニュアルによると、4.5mmを切ったら交換との由。

車検時に厚みを測定したところ4.3mmだったのでこれは交換時期ですね、ということで。上の写真は交換前の摩耗したディスクで、写真ではよくわからないのですが素人目にも減ってます。

私はリアのパッドの方はデイトナの赤パッドを使っています。

お店のメカニックの方いわく、ディスクへのダメージが少ないのが売りの赤パッドですが、赤パッドの車両ほどディスクの損耗が進んでいるような気がするとのこと。実際、パッドがディスクの摩耗にどう影響するかは厳密に測定条件を合わせて比較しないとわからないのであくまでも店の方の主観ではありますが、多くの車両を整備してきた方の意見として参考までに。

私の場合、低速練習にせよスラローム練習にせよリアブレーキは踏みっぱなしのようになるのでパッドの種類云々よりはそういった乗り方の影響の方が大きいのではないかと思います。

そもそも、ショップで見てもらわなければディスク交換の必要性にも気づかなかった訳で、ましてブレーキディスクの交換となるとキャリパーを外して後輪を外して…、みたいな大掛かりな作業になるのと、キャリパーを外すような作業は有資格者しかやってはならないため到底素人の出る幕ではなく、工賃とディスク合わせて16千円強という費用は痛いにしても、ここは結果的には車検をショップに任せて吉だった感じです。

 反対にちょっと惜しかったのは上の表の薄く黄色をつけた2項目。

Lタンデムステップ交換というのは、普段は左のタンデムステップは外していて、転倒に備えてスライダーをつけています。(下写真)

車検の際にはこれを元のタンデムステップに付け替えないと行けないのですが、それを忘れていてショップにタンデムステップをあとから持っていって付け替えてもらった際の費用。スライダーのままでは車検に通らないことは知っていたので事前に自分でやっておけば省けた費用です。

また、ブレーキのパッドに関しては普段は自分で交換しているし予備のパッドも常に持っているので車検に出す前に自分で交換しておけば省けた費用です。

両者合わせて2千8百円と全体から見ると小さな割合で、セコい話ではあるもののちょっと注意していれば…と思うと悔しい限り。

 それはさておき、車検は無事に通って、換えるべき部品も交換しました。が、車検を通すには影響なく、当面乗るには支障はないものの、近々手を入れたほうが良い箇所が2つありました。

一つは左クランクカバーのオイル滲み。これはよくよく見ないと気づかないほどの滲みで、オイルが垂れるようなものではないので車検を通すには支障なく乗り続ける分にも問題なし。カバー交換の際にはオイルを抜かなくてはならないとのことなので、それなら次のオイル交換のタイミングでカバーの方も一緒にやってもらいましょうということにしました。

もう一つはドライブ/ドリブンの両スプロケットとチェーン。

特にドライブスプロケットは走行距離(18,000km弱)の割には損耗が進んでいるとの由。普通に乗っているとこの距離でこれほど摩耗はしないとのことなので急加速と減速を繰り返すような練習をしこたまやってきた結果と思われます。

ドリブンスプロケットの方はそこまで摩耗はしていませんが、チェーンはそこそこ伸びてきているので今年夏頃のタイミングで交換したほうが良いでしょうというのがショップの見解。

スプロケットとチェーンはセットで交換が原則なのでそこそこの金額になりそうです。とほほ…。

また、次の車検は2年後。バイクってこういうところで意外とお金がかかるんですね。