京都電氣鐵道後期型精密模型 新機構追加 | レールは、こころをつなぐ道。

レールは、こころをつなぐ道。

日本の旅は、列車です。(JR-G 2004)

年末年始に修理を行なった京都電氣鐵道後期型精密模型

 

令和の大修理 其ノ壱 外装修復

 

令和の大修理 其ノ弐 ポール回し機構

 

既に大型精密模型は梅小路公園市電展示室に戻している

 

だが、先日の大修理の最後の方で

もう一つ新機構の部品を製作していた

これは運転時に使用するもので、静態展示には無関係なのでまだ完成一歩手前状態ではあるが、テストは完了して手元に置いていて5月の運転時に持参予定

 

その新機構とは自動往復運転機構

現在この模型の走行は年に2回5月と10月に梅小路公園市電展示室の広軌1型電車の横で3.6mのレール上を短距離往復運転するだけとなっていて、その横でペーパークラフトワークショップを開設しているのでワークショップが多忙な時は運転操作に手が回らない事が有った

↓車長を引くと実際に走行するのは2.5m程度の往復

そんな時「自動往復運転出来ればいいなぁ!」と思っていた

 

まず自動走行の速度制御はと言うと、ラジコンのコントローラーのモーター回転(速度)に関する調整を普段より強めに設定すると徐行走行をする事は既に確認していたのであった

 

そしてこの模型はモーターに流す電流の極性を逆転させる事で簡単に進行方向が変えられる方式で、2001年の製作時からポールの回転によりポール根元のリレースイッチのオンオフだけで制御されていたのでポール回転が必須だったが…

2018年に管理を引き受け、現在の短距離往復運転メインとなり、その半年後にはポールを回転しなくてもオンオフできる別回路を追加挿入していた

 

この強制反転機能をラジコン右側レバーを上に倒すとこのリレーが動作する様に変更していた

本来このレバーは上下によりブレーキシューが動作するための機能だったが、ラジコン操縦運転ではモーターの回転で制御できるので不要となっていた

 

また2022年ポール回転のギアボックス化時に、「通常オン:オンで前進・オフで後退」から「通常オフ:オンで後退・オフで前進」に変更していた

理由は二つのスイッチが並列回路なので「どちらかがオンだとそれが優先となりオフにはできない」から「通常オフ」への変更だった

 

 

この追加回路のリレースイッチをオンオフする事で前進後退が切り替わるので、ポール回転なしではあるが、自動運転は可能となるので、今回の改修時にそのオンオフ回路(上画像右側)へ更に3個目用の配線を追加していてそこへ車上子回路を接続する方式を採用した

因みにレバーを下に倒すと「防犯ベル」が鳴りいたずらなどに警告を発する

 

 

反転を感知する車上子を検討

オフ状態で前進し、終端でオンになると逆転するスイッチ

一般の2Pのオンオフスイッチでもいいのだが車重が25㎏程度あり万一の制御不良などで破損してはいけないので方策を考え、マイクロスイッチが作動したままになる構造の物を試作した

 

まずは修正し易い様にオール木製の車上子となる機構を検討

側面の台車枠に取付ける構造にして

外側面

内側にはマイクロスイッチを取付けその下にスライダーを

中央より右へスライドするとオンオフが変わる

この回路には「目立ちにくい小さな脱着しやすい2Pのコネクターを」と検討し、Nゲージのポイント延長コードを採用した

左右の台車ネジ部の間にぴったり収まる長さの木材でカバー

下面の黒いネジ頭が押されるとスライダーが動きオンオフ

 

上面のスイッチは逆側の台車側面取付けた時にはオンオフ動作を反転させる必要があるための切替

仮の地上子は5mm厚の木片を手前木枠の上に貼り付けただけで

 

これで試運転してみると上々の自動往復運転成功!

↑徐行速度でリモコンは放置状態

 

そこで外側をアルミ製に変更し小型化して完成形に

底板が薄くなった分上側増加でスイッチ部にもクリアランスを設けて、内側は木製で製作

地上子はレールと外枠との間にはさみ込む方式で完成


 

木製の試作品に比べ、完成形の車上子は未塗装でも違和感は少ないが…次回運転時までにグレー塗装をしておく予定

地上子は従来の手動運転時には取外し自動運転時のみ設置

 

以上で令和の大修理は終了 

自動運転に耐える?か実証実験は次回5月の運転を楽しみに

 

 

この大型精密模型の詳細は ↓