新ルート 京阪七条-京都 ステーションループバス ※追記あり | レールは、こころをつなぐ道。

※2020年7月よりルートが延伸されています ⇒こちら

 

外国人観光客の増加で混雑が常態化する京都の公共交通機関を、市民目線から混雑や渋滞の影響が少なく、乗車待ち時間などができるだけ短かく、気楽に移動できるルートを「京都移動案内」として紹介して行きます。

ただし、混雑していなければ一般ルートが早い場合もありますのでご了承ください。

 

まずは第1弾…

4月から走り始めた「京阪七条-京都 ステーションループバス」

JR京都駅と京阪電車七条駅を直結するバス路線。

 

従来、JR線と京阪電車を乗り継ぐにはJR京都駅から奈良線を一駅南、京阪電車七条駅からも一駅南の東福寺駅で乗り換えが可能だったが東福寺駅は京阪電車の特急は停車せず、JR奈良線を一駅乗車する必要があり奈良線以外のJR線利用者には不便で、乗り継ぎでのロス時間もそこそこ有りあまり有効ではなかった。

 

京都駅前は観光シーズンだとバス乗り場は長蛇の列、しかもバス乗り場から前の塩小路通に出るのに10分以上かかる時もあり、当然どこの道路も混雑していて時間が読めない時がある。

市バス・京都バス一日乗車カードは600円と格安ですが…そんな時は別料金が必要ですが地下鉄やJR線、近鉄線など鉄道でまず混雑の少ない所まで行きましょう。

 

で、「京阪七条-京都 ステーションループバス」はと言うと、京都駅前の乗車場所は、混雑する駅前バス乗り場ではなく駅に沿って東(右)へ歩くとすぐに東洞院通にあるホテル、ザ・サウザンド キョウトに突き当たりその建物の正面車寄せにひっそりと京都駅乗り場がある。

この辺りが「七条停車場」電停として、1895年日本最初の電車が伏見へ向けて走り出しました。

 

 

この東洞院通はJR線で行き止まりなので、混雑する駅前の烏丸塩小路交差点よりも東の通りなので発車してすぐに塩小路通に出られ、路線バスで唯一塩小路通りを川端通まで直進する。

なので約4分で川端七条手前にある七条京阪バス停に到着する。

乗車した5月1日昼前の便の乗客は大型連休中でも3名でした。

ここから京都駅まで乗車の場合は所要約6分となっている。

京阪七条駅は上下線の改札が別なので、出町柳方面へは前方の地下入口を降り、伏見稲荷・中書島方面へは、改札階の更に下に一応連絡地下道は有るが、右へ川端通を渡ってから地下入口を降りる方がベター。

 

バスは毎日京都駅発7:00~21:15の間、15分間隔で運行され、片道運賃は230円だが、京阪電車七条駅とザ・サウザンド キョウトと京都センチュリーホテルで入手できる乗継割引券利用で現金100円で乗車できる。

京阪七条-京都 ステーションループバスHP ⇒ こちら

 

この経路は約1km 徒歩13分

最長15分乗車待ちで乗車4分なら所要19分となるが…

 

このルートの活用法は…

清水五条駅から五条坂・清水寺方面、祇園四条駅からは祇園八坂神社はじめ四条通りの繁華街方面、三条駅からは新京極・岡崎・南禅寺方面、神宮丸太町駅からは岡崎・平安神宮方面などなど。

七条以北の京阪電車沿線だけでなく出町柳で接続のある叡山電車沿線にも有効である。

京都駅前~出町柳は通常の市バス所要時間は約30分となっていて、ステーションループバスを利用するとバス約4分+京阪約10分*乗り継ぎ時間約6分として約20分程度となる。

ただし市バス利用の場合、駅前での長蛇の乗車待ち・駅前交差点の混雑・河原町五条での渋滞・高島屋駐車場待ち車両による渋滞・四条河原町以北繁華街の渋滞などシーズンには想定外の要素も加わるが、まだまだ無名のステーションループバスなら到着したバスに着席乗車できて、京阪特急は着席できなくても準急・各停なら座れて目的地到着時間も安定している。

 

市内を南北に東大路通や河原町通を走るバス路線は観光シーズンには交通渋滞や大勢の乗降客の混雑による遅延などにより積み残しが常態となっている。

観光シーズンの東大路通を祇園~清水道・五条坂バス停経由京都駅行きのバス路線は特に渋滞・遅延・積み残しが問題となっているので、京阪電車~ステーションループバス利用がおすすめ。

 

※追記

2019年秋の観光シーズンに京都駅前バス乗り場から前の塩小路通に市バスが出るまで約30分かかったそうで、ステーションループバスの方が早い様です。