昨年４月に走り出したJR京都駅と京阪電車七条駅を直結するバス路線の京阪七条-京都 ステーションループバスは今年７月から路線を七条京阪前から梅小路・ホテルエミオン京都 まで延伸しているので改めて紹介記事を掲載。
新たに京阪電車8000系特急色のバスも登場！
梅小路・ホテルエミオン京都は梅小路京都西駅西北にあり、京都鉄道博物館のすぐそば。
ステーションループバス登場まで、JR線と京阪電車を乗り継ぐにはJR京都駅から奈良線を一駅南、京阪電車七条駅からも一駅南の東福寺駅で乗り換えが可能だったが東福寺駅は京阪電車の特急は停車せず、JR奈良線を一駅乗車する必要があり奈良線以外のJR線利用者には不便で、乗り継ぎでのロス時間もそこそこ有りあまり有効ではなかった。
現在の京都駅前バス乗り場
今年は例外として…
例年なら京都駅前は観光シーズンだとバス乗り場は長蛇の列、しかもピーク時にはバス乗り場から前の塩小路通に出るのに10分以上かかる時もあり、当然どこの道路も混雑していて時間が読めない時がある。
市バス・京都バス一日乗車カードは600円と格安だが…そんな道路が大渋滞の時は別料金が必要だが地下鉄やJR線、近鉄線など鉄道でまず混雑の少ない所までワープするのがベター！
そして、「ステーションループバス」はと言うと、京都駅前の乗車場所は、混雑する駅前バス乗り場ではなく駅舎に沿って東（右）へ歩くとすぐに東洞院通にあるホテル、ザ・サウザンド キョウトに突き当たりその建物の正面車寄せにひっそりと京都駅乗り場がある。
その場所はと言うと「七条停車場」電停として、1895年日本最初の電車、京都電気鉄道が伏見へ向けて走り出した所である。
東洞院通のホテルより先はJR線で行き止まりなので交通量も少なく、混雑する駅前の烏丸塩小路交差点よりも東の通りで、発車してすぐに塩小路通に出られる。
塩小路通りを川端通まで直進するルートで約４分で川端七条交差点手前にある七条京阪前バス停に到着する。
※京阪七条駅は上下線の改札が別なので、出町柳方面へは前方の地下入口を降り、伏見稲荷・中書島方面へは、改札階の更に下に一応連絡地下道は有るが、右へ川端通を渡ってから地下入口を降りる方がベター。
延伸ルートはここから七条通へ左折するまでは同じだが、さらに七条通を西へ進み山陰線梅小路京都西駅の高架の西北にある梅小路・ホテルエミオン京都までとなる。当然この途中では乗降できない。
バスは毎日京都駅発7：15～22：00の間、15分間隔で運行され、京阪電車の10分間隔とはサイクルが違うので要注意！
普通片道運賃は230円だが、七条京阪前 ←→ 京都駅（ザ・サウザンド キョウト前）または、梅小路・ホテルエミオン京都 → 七条京阪前の乗車の場合は、京阪電車七条駅改札内割引券発券機とザ・サウザンド キョウトと京都センチュリーホテルと梅小路・ホテルエミオン京都で入手できる乗継割引券利用で現金100円で乗車できる。
詳細は京阪七条-京都 ステーションループバスHP ↓
京都駅～七条京阪の経路については約１km 徒歩13分
最長15分乗車待ちで乗車4分なら所要19分となるが…
※2019年秋の観光シーズンに京都駅前バス乗り場から駅前の塩小路通に市バスが出るまで約30分かかったそうで、ステーションループバスの方が早かった様だ。
この京都駅～七条京阪前ルートの活用法は…
清水五条駅から五条坂・清水寺方面、祇園四条駅からは祇園八坂神社はじめ四条通りの繁華街方面、三条駅からは新京極・岡崎・南禅寺方面、神宮丸太町駅からは岡崎・平安神宮方面などなど。
七条以北の京阪電車沿線だけでなく出町柳で接続のある叡山電車沿線にも有効である。
京都駅前～出町柳は通常の市バス所要時間は約30分となっていて、ステーションループバスを利用するとバス約4分＋京阪約10分＊乗り継ぎ時間約６分として約２０分程度となる。
ただし市バス利用の場合、駅前での長蛇の乗車待ち・駅前交差点の混雑・河原町五条での渋滞・高島屋駐車場待ち車両による渋滞・四条河原町以北繁華街の渋滞などシーズンには想定外の要素も加わるが、まだまだ無名のステーションループバスなら到着したバスに着席乗車できて、京阪特急は着席できなくても準急・各停なら座れて目的地到着時間も安定している。
市内を南北に東大路通や河原町通を走るバス路線は観光シーズンには交通渋滞や大勢の乗降客の混雑による遅延などにより積み残しが常態となっている。
観光シーズンの東大路通を祇園～清水道・五条坂バス停経由京都駅行きのバス路線は特に渋滞・遅延・積み残しが問題となっているので、京阪電車～ステーションループバス利用がおすすめ。
京都駅～梅小路京都西駅ならJR利用は当然となる。