積雪の大文字山
簡単にカレンダーが作れるテンプレートはこちら
通常「大文字」と言うとお盆の送り火行事の事で、山を表す場合は「大文字山」と言う。
大文字山の大の字周辺は年に何度か積雪することがあるが、基本的にこの積雪の状態を「白い大文字」とは呼ばず、しいて言えば「白い大文字山」となる。
また「白い大文字」と言う言葉には悲しい響きがある…
1943(昭和18)年。太平洋戦争中で。燃料不足や夜間の空襲の爆撃目標となることをおそれた灯火管制により伝統行事の大文字は点灯されないことが決まりましたが、8月16日早朝地元の国民学校生徒と周辺の一般市民約2000人が白いシャツを着て大文字山に登り、火床に沿って並びラジオ体操を実施しました。これが白い大文字として当時の新聞にも掲載されました。
翌1944年も同様に実施されましたが1945年は終戦直後のため行われませんでした。
また2012年3月11日には前年起こった東日本大震災の追悼と復興を願って発生時間の午後2時46分に黙祷をした後、一斉に日床で白い画用紙を掲げて「大」の文字を描きました。
現在の京都ではお盆の大文字の送り火 行事を「大文字焼」とは呼ばない。「大文字焼」と呼ばれる行事を行っている地域 ⇒ Wiki
しかし、五山の送り火も昔は「大文字焼」と呼んでいた とか…