ブログタイトルフォト '17/10 | レールは、こころをつなぐ道。

2017年10月のタイトルフォトは、梅小路公園のチンチン電車

車両は1910年頃製の元京都電気鉄道の電車(狭軌)。

以前の梅小路公園訪問記事 ⇒ こちら

 

日本最初の電気鉄道、京都電気鉄道(通称:京電)の伏見~京都間は1895(明治28)年2月1日開業した。

京電に遅れる事17年の1912(明治45)年6月11日に開業した京都市電に1918(大正7)年6月30日に買収され、1961(昭和36)年狭軌で最後まで残った堀川線廃止まで活躍した。


堀川線二条城前を走る同型電車

 

廃止後は京都市交通局に保管されていたが、1994(平成6)年から往時の姿に復元し梅小路蒸気機関車館外側で運転された。

その後京都鉄道博物館開業に伴い梅小路公園に移設され車両は蓄電池式のEV電車に改造され架線はなく集電ポールも下げたまま…

そのため運転日には午前と午後の運転時間の間に充電休憩時間帯が設けられている。  梅小路公園HP ⇒ こちら
 

京電開業時は車長の短い7枚窓の車両だったが、明治43(1910)年から9枚窓の車両が採用された。


現在東映太秦映画村には7枚窓の車両が再現展示されている 
公式HP ⇒ こちら

参考

1895年 日本最初の路面電車(京都電気鉄道)

1903年 日本最初の市電(大阪市電)
1912年 京都市電が開業

1918年 京都市電に買収される

 

注)「市電」についてはWikipediaでは下記のように記載されている。

市電とは、「市」を走っている路面電車の略称である。もともとは市営電車の略称で、市営の路面電車のことであると一般にいわれているが、市街電車・市内電車の略称として市営以外いわば民間企業が運営する路面電車について呼ぶことも多い。

 

日本で最初の電気鉄道