こんにちは、オトノアジト音楽教室の渡邉です。

なかなか梅雨明けの兆しが見えない毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

TEDの動画紹介が続いたので、今日は渡邉が読んでいる本とオトノアジトの幼児リトミックのレッスンについて

ゆるくご紹介していけたらと思っております📖

 

ちなみに先日は、幼児クラスの田渕先生がリトミックレッスンのレポート

を書いてくださいました爆  笑

(とっても癒やされる内容になっておりますのでぜひ!)

 

 

 

音楽に自然を聴く

さて、渡邉が今読み進めている本が「音楽に自然を聴く」というものです。

(なぜか何度トライしても写真が横になってしまいます…🤔)

 

早稲田大学文学学術院教授の小沼純一氏の著書であり、自然やテクノロジー等いろいろなトピックと絡めながら

「音を聞く/聴く」という行為がいかなることなのかを

よく考えさせてくれる一冊となっております。

 

音から連想できるもの

さて、この本を読み進めているうちに「鳥たち・動物たち」という章に差し掛かりました。

そこでの一節をここに・・・

 

音で、音楽で動物の姿や行動を考えてみましょう。サイズがあります。それはピッチにつながってきます。小動物が低い音域にはなりにくい。巨大で高音域でも同様です(大きな図体で声が高い、ということもありえますが)。動きも大切です。歩いてゆく。走ってゆく。跳ねる。これは音型として提示することが可能でしょう。得意と言ってもいい。(中略)歩く、走る速度は音型に、テンポに置き換えることができます。跳ねるのはスタッカートや跳躍的な音型になります。動物の動きをみながら、それが音としてどうか、どんなふうに表しうるか、それほど困難をおぼえずに「感じる」ことができます。(中略)ある事柄をそのまま表すのではなくべつの様態に翻訳できる。

 

音の中に「動物」を感じ、頭の中に描くことができる。

そんな音楽の聴き方について、ここでは触れられています。

動物の様子を描いた楽曲としても、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」が有名でしょう。

 

 

私はここを読んだときに、「まさにオトノアジトのリトミックレッスンでやっていることでは!?」とびっくりしてしまいました。

 

皆さんは、音を耳にしたときに「〇〇みたいな音だな」と何かを連想したことはありますか?

 

スタッカートから軽快に飛び跳ねる動物を、

重厚な和音から人の怒りや大きな猛獣を、

流れるような旋律から美しい川の様子や星空を…

 

などなど、音が私たちの頭に与えるイメージの数は、無限大!

 

そんな想像力を刺激するプログラム「即時反応」を、オトノアジトの幼児リトミックでは取り入れているのです。

 

幼児クラスの即時反応プログラム

さて、そんな即時反応プログラムは、

 

講師が弾いたピアノの音を聴く

どの動物さんの音だろう?と想像を膨らませる

動物さんを身体の動きで表現する

 

といったものです。

子どもたちの音感力、表現力、想像力を同時に刺激し伸ばしていくプログラムなのです。ニコニコ

「動物さん」という、子どもたちが親しみやすい事柄と音を組み合わせているので、生徒さんにはいつも楽しんでもらえています。

だんだん聴き分けができるようになっていく成長ぶりを見ていると、とても嬉しい!

 

そういえば少し話はずれてしまいますが、「音楽に自然を聴く」の中で、「動物の謝肉祭」についてこんなふうに記されていました。

 

この曲が「動物」と「音楽」とを、さらには音楽と現実の何かと音のかたち(音色や音型)を結びつける習慣、

くせを浸透させるのにかなり大きな力を持ったのではないか、とわたしはひそかにおもっています。

 

実はリトミックでもこの曲を使って即時反応をすることがあるのです💡

この連想の習慣を根付かせたのかもしれない曲を使っていたのだなあと感慨深くなりました。

 

リトミックの体験レッスンも行っておりますので、ぜひぜひお気軽にお問い合わせください!

また、発達サポートレッスンもリトミックの要素を取り入れ、楽しい療育としてご利用いただけます!

 

【各店舗・体験問い合わせ】

 

市ヶ谷スタジオ→こちらから

 

新浦安スタジオ→こちらから

 

川口スタジオ→こちらから

 

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今日は本の紹介と絡めて、オトノアジトのレッスンについてお話しさせていただきました!

次回の更新もお楽しみに!!