【AC回復と成長の段階】
①AC自覚の獲得とそれに引き続く安全な場の確保
②嘆きの仕事
③人間関係の再構築
斎藤学著『アダルト・チルドレンと家族』より
人間関係の再構築。なんてサラッと書いてありますが、
読んでみて③ってものすごく中身が多いし、大変じゃん。と思いました。
そしてここ数年、まさに①②③を行ったり来たりして格闘し続けてます。
「回想と悲嘆の仕事」を経たアダルト・チルドレン には、「リコネクション(人間関係の再構築)」という課題が待っています。
…中略…
過去の外傷から解放された後の、未来の創造にかかわる課題です。
新しい自己の創造といってもいいでしょう。
(『アダルト・チルドレンと家族』p.256)
そうそう、育ってない部分を育てていかないといけないのよね。。
わたし的にはここがアダルト・チルドレン回復のいちばん厳しいところと感じます。
親の未熟さのせいで色々困ってきたのに、自分の心の成長や、人間関係について自分が責任とっていかないといけないところ…
これからの自分を育てていかないといけないところ。
この時期になって、アダルト・チルドレンが身につけるべき課題は以下のようなことです。
①まず、将来の自己を襲うもの(自己を傷つけるもの)と闘い、身を守ることができるようにならなければなりません。
②次いで、闘ったり逃げたりする必要のない人を弁別し、共に過ごせるようになることを学習しなければなりません。
③そして最後に、最も重要なこととして、いままで忌み嫌ってきた自分自身と和解を達成しなければなりません。
(『アダルト・チルドレンと家族』p.257-8)
(ちょっとまた①②③が使われていてわかりにくいですがそのまま引用してます)
これを読んでいて、あー上司のモラハラはステップ3-①のためにすごく役だったな。
と思いました。
現実的にはさんざんでしたが…
モラハラにあっている間どんどん精神状態は悪化してパートナーとの関係まで悪化したり、
休職、退職、3年引きこもることになり、SNSも上司のフライングモンキーが居てやめることになったり。
(フライングモンキー:自己愛上司の取り巻き。自己愛上司を信じて勝手にこちらを反省させようとしたり、攻撃してくる)
今だに、仕事してるとどこからか攻撃される気がして気が抜けません。
実家から離れ自尊心を取り戻してきた頃に、上司からの陰湿なモラハラは、本当にきつかったです。
けれど、ここまでされた怒りで、自分を守るためにモラハラや自己愛性人格障害など有害な人について学んだら、
今までなかった「人を疑うアンテナ」が育ちました。
なぜか「自分以外の人はちゃんとしてる」と思い込んできたのと、「人を悪く言っちゃいけない」という親の呪いのせいで
なかなか家族以外の有毒な人の毒を認識できずに、「良い意図があってやってくれてるのかもしれない」と良心的に考えて舐めたマネを許してきてしまいました。
舐めたマネは許さない。
という闘う自分が育ったのは、まぎれもなくこの経験によります。
(感謝などしないし、上司や同じように虐待をしている人たちには地獄に堕ちろと思うばかりですが)
リアルな私がどうなろうとも、運命だとか魂が、心の成長を優先する流れを感じます…