おとなの保険 交通事故

おとなの保険 交通事故

現役FPをやっています。このブログでは専門家目線で保険や交通事故に関する情報を書いています!

 

保険会社や金融機関では「老後の資産形成をしよう」「生活設計のために資産運用をしよう」というチラシを配っていることがあります。ホームページでも老後の資産形成や生活設計についての案内をしていることが少なくありません。

 

「保険会社や金融機関が設けるためにやっている」と思っているもいるようですが、果たして本当でしょうか?

 

今回は生活設計が必要な理由をお話ししたいと思います。

 

生活設計が必要な理由

結婚、出産、マイホームの購入、子どもの進学、そして親の介護など、人生にはお金のかかる場面がいろいろと出てきます。

 

お金をかけないようにしたいと思っても、一円も使わないというわけにはいきません。

生活設計をしておけば、なににどれくらいお金がかかるか、ある程度把握しておくことが可能になり、それにあわせて仕事や生活を調整できるかもしれません。

 

必要な出費がわかればどれだけ貯蓄をするか、またどのような形での資産形成を行うことか、検討できるでしょう。

 

貯蓄をする、投資信託をする、掛け捨てではない保険を利用する、ほかにも色々な方法がありますので、自分の場合どれがいいか考えたときに、金融機関や保険会社は相談のできる味方という気がします。

 

さらに急な病気など、思いもよらない出来事で出費が必要になることもありますので「万が一に備えておく」ことができれば、病気の場合でも安心して治療できます。

生活していくうえでいろいろな心配事がありますが、生活設計をしておけばある程度の備えが可能と言えるでしょう。

 

生活設計をしなかった人の末路

末路という言い方はよくないかもしれませんが、生活設計についてほぼ考えてこなかった知人が、今大変なことになっています。

 

はじめて会ったのはご本人、ご主人ともに60代の時でしたが「国民年金はずっと免除、保険はいらない。夫婦ともにアルバイトで貯金は特にしない。収入がひくいと税金がかからないのでお得。特に生活設計はいらない」と話していました。

 

国民年金を免除していれば年金はほぼもらいえないわけですから、自分でお金を貯めるなどほかの方法で老後の資金を確保する必要があります。

老後の資金を貯められなければ、70代、80代になっても働き続けなければいけません。

 

この方の場合はさきほども書きましたが貯金をしてきませんでした。

今は夫婦そろって80代ですが、今も夫婦そろって肉体労働をしています。

 

しかし最近大きな病気が見つかり、これ以上働くことが出来なくなってしまったのです。

せめて病気の保険に入っていれば、安心して治療に専念できたと思うのですが。

今回もお読みいただきありがとうございました。

交通事故と話が変わるのですが、最近困ったことが続いています。

 

「老後の生活資金がないんだけどどうしたらいいですか」
「年金の金額が少ないんだけど増額できませんか」なんてご相談。

 

どうにもならない場合には、役所に行って生活保護の申請をしてもらうしかないと思うのですが、そうなる前にやっておくべきことがあると思うのは、私だけでしょうか。

 

もちろん病気や障害などで働けない場合には、しかるべき保障を受けるのは当然の権利なので話が変わります。

 

話を戻しますが、経済的に苦しければ、少ないお金の中でやりくりしなくてはいけません。

それでも将来のことを考えると削らないでほしい経費についてお話ししたいと思います。

 

国民年金

「国民年金は高いのにたいしてもらえないから払わない」

という人がいらっしゃいますが、この考え方には賛成できません。

 

国民年金は満額で月に6万円程度支給されます。

確かに高額なものではありませんが、高齢になって働けない場合の6万円はそこそこ大きな金額ではないでしょうか?

 

もちろん国民年金は一定の場合に免除することも可能ですが、その分もらえる金額が減ってしまいますので、できるだけ払う方向で考えたほうが良いと思います。

 

また、国民年金は一定の障害状態になった時に障害年金が支払われ、条件に該当する遺族がいる場合に遺族年金が支払われる場合があります。国民年金を滞納した場合、それらの支払いはされなくなりますので、国民年金を滞納することも絶対にやめましょう。

 

自動車保険・自転車保険

自動車や自転車を使う場合には、絶対に必要になるのが保険です。「自分は安全運転だし、あまり遠くに行かないので、保険は安いものにしておこう」という考えは、絶対にやめてください。

というのは、保険というのは自分で払えない分をカバーすることが目的です。自分が事故を起こさないと言い切ることはできません。

 

そうなった場合、お金があってもなくても被害者に対する賠償が必要です。むしろ保険がいらないのは大金持ちで保険の保障がなくても、賠償金が払える人なのです。

経済的に苦しい場合こそ、保険は必要になるのです。保険は高ければよいというわけではありませんが、保障の金額は無制限、弁護士特約もついているタイプがおすすめです。

 

最後に

「お金がない人の気持ちがわかっていない」と言われてしまいそうですが、年金の金額が少ない、あるいはほぼないために、高齢になってから大変な思いをしている人も少なくありません。

また保険をかけておかず、高額の賠償を払う羽目になった人も現実にいますので、現実として受け止めていただきたいと思います。

最近近所のお子さんからお菓子をいただきました。外国のコインチョコ!気持ちがうれしいですね。この仕事についていると時折「小学生くらいの小さなお子さんも、時によっては事故の加害者になってしまうんだ」ということを考えてしまいます。今回は子どもが加害者になってしまった場合はどうなるか、どんな保険があるかということについて、お話していきたいと思います。

子どものやったことでも賠償は必要

大人も子どもも自転車で人にぶつかったら、被害者のケガの治療費を払う必要があります。

もし被害者のケガがひどく、重い後遺障害が残ったり亡くなった場合には、子どもであっても高額な賠償責任を負う可能性がありえるのです。もちろん子ども本人に支払い能力がない場合がほとんどなので、代わりに親が支払うことになるでしょう。

そんな時、民事上の賠償責任にかかる費用は、民間の保険で対応できる場合があるので、事故には親子でよくよく気をつけ「転ばぬ先の杖」という気持ちで加入することがおすすめです。

 

役に立ちそうな保険あれこれ

ここから先は役立ちそうな保険をいくつか紹介してしていきます。

 

自転車保険に加入

最近は自転車用の保険があるので、あらかじめ自転車保険に加入するのは、一つの方法です。賠償責任の補償をすることに加えて、弁護士特約がつくタイプのものもあります。個人的には弁護士特約があるタイプがおすすめです。加えて自転車事故だけでなく、よそのお家のものを壊した場合などに使える補償がついているタイプもあるので、お守りがわりに加入するのも良いと思います。

 

親の自転車保険でカバー

保険の種類にもよりますが、親御さんがすでに自転車保険に加入している場合、子どもの賠償責任までカバーしてくれるものがあります。子どもが事故を起こした場合の保険金も支払対象になる可能性があります。親御さんが自動車保険に入っていれば、子どもさんも加入できるか、内容を見直すこともおすすめです。

自動車保険とセット

親御さんが自動車に乗る場合、自動車保険に個人賠償責任保険・日常賠償責任補償などの特約が付いている場合、その補償で子どもの自転車事故での賠償をカバーできる可能性があります。内容の詳細は保険会社に確認してみましょう。

 

 

最後に

ここでご紹介したもの以外にも、クレジットカードの保険についているタイプや、自宅の火災保険にオプションとしてついているものもありますので、まずは今加入している保険の内容を確認されることをおすすめします。その上で必要な保険を加入するのが良いでしょう。

もし「TSマーク」のステッカーが貼った自転車であれば、そこに付帯している賠償責任補償が利用できる場合があります。自転車購入時にステッカーがあるか確認し、補償の内容と有効期限を確認しましょう。

 

交通事故に遭うと、たいていの場合にはショックとストレスで大変な思いをします。それでも日常の仕事が減るわけではないので、病院に通院して体を治しながら、事故の処理をする羽目になります。完全には無理でも、ストレスは日々リセットしていかないとやっていけません。そんな時に役立ちそうなことをお話していければと思います。

 

今の自分が楽しめるものを見つける

交通事故に遭う前、予定していたことがあるかもしれません。事故のせいでそれらをキャンセルしたり、しばらくできなくなってしまうということもあるでしょう。さらに最近は、SNSのおかげでほかの人がが何をしているか、リアルタイムでわかる時代です。楽しく遊んでいる写真が投稿されることも珍しくないしょう。

 

「自分も交通事故に遭わなければ〇〇できたのに!」

こんな気持ちになるとしても、それは当然です。それだけひどい目に遭ったのですから。

 

でも気持ちを切り替えましょう。そういう時にはしばらくSNSを見ないというのも、方法のひとつです。さらに「人と会いたくない、一人でゆっくり休みたい」という時もあるでしょう。そういう時には思い切って休んでしまうこともおすすめです。もしあなたに会いたいという人がいる時には「もう少し回復してから会いたい」と言って、予定を変えてもらうこともわがままではありません。

 

 

 

目の前のものを楽しむようにする

交通事故のせいで、今の自分には出来ないことがあります。それをかんがえると、気持ちが後ろ向きになるのも仕方がないことです。そのような気持ちはをゼロにすることはできませんが、確実に出来ることがあります。できないことに目をとめるのではなく、目の前で今楽しめるものを見つけるようにしましょう。体調が回復したり、事故の処理が進むと、出来ることが少しずつ増えていくと思います。

 

 

上手にストレスをリセットしよう

交通事故に遭ってしまったのはことそのものは、残念なことです。交通事故などあわないで済めばどんなに良いことでしょうか。それでも起きてしまったことは仕方がありません。そんな状況であっても、目の前で楽しめることを見つけ、できるだけ前向きに楽しく生きていくことができます。

 

交通事故からの回復は、すぐに治ることは考えにくく、数か月単位で考えていかなければいけないと思います。もしかしたら数年かかるかもしれません。長丁場になるので、上手にストレスをリセットして乗り切っていきましょう。本日もお読みいただきありがとうございました。

 

こんにちは、本日もこのブログにお越しいただき、ありがとうございます。

さて車上荒らしと聞くと、どんなイメージでしょうか?「車上荒らしに合う危険があるので、財布や貴重品は車の中に置きっぱなしにしてはいけない」と言われたことのある人も、多いと思います。


ここ数年は、バンパー・ドアミラー、カーナビなどの部品やパーツが盗まれることも増えており、中には部品を外国に売り飛ばす事例も多いそう。困った話ですね。不幸にも車上荒らしにあった場合、車のドアやガラス、ボディが破損している場合が多いと予想できます。

 

当然に「車の修理費はどうしよう…」という気持ちになるでしょう。こんな時味方になってくれるのが、自動車保険。その中でも車への補償を目的とした車両保険の出番です。車本体だけでなく、車のパーツや車内に積んでいるものが盗難にあった場合にも、車両保険を使える場合があります。車内に積んだものが盗難に遭った場合の補償は、特約でつけるタイプの保険もありますので、ご自身の保険内容を確認されることをお勧めします。

 

 

 

車上荒らしに遭わないために出来ること

まず車上荒らしに遭いやすい場所は、駐車場、駐輪場、道路上です。そのほか自宅の車庫で車上荒らしに遭うこともありますので、車上荒らしに遭わない場所などないのです。どこにいても安心とは言えません。駐車場を選ぶときには、防犯照明や防犯カメラを設置する、出入口にチェーンをするなど、防犯設備の整った駐車場を選ぶことをおすすめします。


加えて、深夜22時から朝の9時は、車上荒らしの多い時間帯です。他の時間帯は車上荒らしに遭わないわけではありませんが、車の中には貴重品を置いておかないことようにしましょう。また車には警報装置や通報システムをつけたり、駐車場にはセンサーで明かりがつく照明をつけて、車上荒らししにくい環境作りりをし、防犯力をアップさせましょう。さらに自分の車に誰かを載せる場合、同乗者にも注意を促すようにしてください。

 

保険を確認しよう

今回は車上荒らしに遭った場合、保険でもカバーできる場合があることをお話ししました。オプションで付ける必要があるものもあるので、保険を契約する際や保険の更新を行う際に、自分の保険が対象になるのか確認しましょう。


車内に貴重品を置かないことを勧めましたが、貴重品に限らず車内の見える場所に物を置かない方が良いでしょう。本日もお読みいただきありがとうございました。

 

珍しいケースではありますが、時にあり得る話です。今回は盗難車が事故を起こした時、自動車保険の補償や賠償責任はどうなるのか書いていきます。最後までお読みいただければ幸いです。

この場合、賠償責任は当然犯人にりますが、盗まれた車の持ち主はかわいそうですが管理責任が問われる可能性があります。
車を盗んだ犯人(ドライバー)が一番悪いのですが、車の持ち主も自分の車をキチンと車を管理する責任があります。もし自分が交通事故を起こしていなくても、すぐ盗まれてもおかしくないような不適切な管理状況にあった場合には、車の所有者として責任を問われてしまうかもしれません。

 

ドライバーが管理責任を問われるのはこんな時!

以下の要素が複数重なっていると、管理責任を問われる可能性が高くなります。

  • エンジンやキーを付けっぱなしにしたまま車を離れた
  • ドアロックを未施錠
  • 第三者が簡単に接触できる場所に車を停めていた
  • 車から長時間離れていた
  • 盗難から事故発生まであまり時間が経っていない
  • 盗難に気づいた後もそのまま放置し、盗難届を速やかに出さなかった 


同じような状況であってもすぐ警察へ盗難届を提出し、その数日後に事故が起こった場合には、所有者の責任がないとされた判例もあります。この辺りはケースバイケースかもしれません。個々の状況や事情によって、所有者の管理責任は判断されます。

 


 

 

管理責任を問われた場合はどうなるの

車の管理が不適切であり、所有者として十分な管理責任を果たしていないと判断されると、賠償義務が生じます。この場合、交通事故の被害者への賠償金は、自身の自賠責保険や任意自動車保険の対人賠償保険や対物賠償保険を使うことになります。
なお自身の車の補償ですが、車両保険に加入している場合には、車両保険から保険金が支払われるでしょう。

 

交通事故の被害者の補償はどうなる?

さて、自動車の持ち主に賠償責任がない場合、被害者への補償はだれがするのでしょうか?
当然ですが、所有者に賠償義務はありません。車を盗んだ犯人(ドライバー)が治療費等を賠償することになりますが、賠償金を支払う能力を持っていないこともあるでしょう。

もし被害者が賠償を受けられない場合に使える救済手段として、政府保障事業の人身事故についての救済があります。政府保障事業からの救済は、ケガなどの被害に対するものだけです。残念ながら被害者の車などの損害は補償を受けることはできません。

もし被害者自身が自動車保険に加入をしており、人身傷害保険が付いているのであれば、人身傷害保険から保険金が支払われる可能性はあります。人身傷害保険から保険金が支払われるのであれば、政府保障事業からの補償はされません。

政府保障事業は時間がかかるので要注意

最後になりますが、「政府保障事業」について、少しだけお話しさせてください。
相手方からの補償が受けられない場合、頼みの綱であるものの、請求から支給されるまで時間がかかります。
一般的な保険では、請求から振込まで1ヶ月程度と言われていますが、政府保障事業の場合には4~6か月ほどかかると言われています。
この政府保障事業についても、いつか詳しくお話しします。本日もありがとうございました。

自分の車の修理費などを補償してくれる車両保険。交通事故で車が壊れた時の修理費を出してもらえるだけでなく、盗難された場合や落書きされた場合、飛び石でガラスにひびが入った時などに利用することができます。

さらには洪水で車が水に浸かってだめになってしまった時にも、車両保険を利用することが可能です。

 

車両保険には2タイプ

車両保険は「一般型」と「エコノミー型」の2つのタイプが用意されていることが多く「エコノミー型」は「一般型」よりも補償範囲が狭い分保険料が安くなります。

「エコノミー型」では、自分でガードレールにこすってしまったとような単独事故や、自転車と衝突して傷がついた場合や当て逃げされて相手が不明な場合など、補償されないものもありますのでご注意ください。

「一般型」「エコノミー型」という呼び方は、保険会社によって変わることがあります。さらに詳細な補償内容についても、保険会社によって異なりますので、契約時に確認しましょう。

 

事故相手から支払われるからいらない?

交通事故に遭った際に相手が自動車保険に加入しれば、相手側の保険から支払を受けることができます。
しかし自分の側に過失がある場合、過失相殺によって自分の過失割合分までは相手側から支払われないこともあります。0:10で自分が被害者という事故もありますが、いつもそうとは限りません。自分に過失がある場合、自分の車が傷ついた場合には自分の車両保険を使う必要が生じます。

また、自損事故のように事故相手が存在しない場合もあれば、事故相手がだれかわからない事故も考えられます。さらに自然災害の場合にも、相手から賠償金を受け取ることはほぼ無理でしょう。そういった場合にも車両保険がないなら、自己負担で修理することになります。

 




 

加入する?しない?

新車を購入した時には、車両保険にも加入する人がほとんどです。しかし車両保険にもデメリットがあります。それは補償される金額が年々減少していくことです。そのため古い中古車であれば、車両保険をかけないという選択肢もおかしくはありません。車両保険に加入するかは、下記の点を考慮されると良いかもしれません。

車の時価額が高いか否か

車両保険で支払われる保険金の金額は、契約時の車の時価相当額で決められています。

中古車だったり10年を超えて同じ車に乗っている場合、車の時価相当額は下がっています。そうすると車両保険を使っても支払われる保険金が少ない可能性があります。そういう時は、車両保険は必要ないかもしれませんね。

貯蓄が十分にあるか否か

修理の費用や新たに購入する場合の費用に対して、貯蓄で支払うことができるのなら、あえて車両保険は必要ないかもしれません。
 

ローン残高が残っているか否か

自動車をローンで購入した場合には、車が全損した時は、ローンの返済費用に充てられる場合があるのです。車両保険に加入していなければ、元の車のローンの返済が残ったまま、新しい車の購入費用も支払うことになります。

 

 

車を使う頻度も判断材料に

今回は車両保険が必要か、考えてみました。

最後に少しだけ触れたい点があります。車を日常的に使う方、電車やバスなどの代替手段が使いにくい場合は、車両保険の必要性が高くなるかもしれません。というのは万が一の時にお金が足りない状況となり、いつまでも車がつかえないかもしれないリスクがあるからです。車を使う頻度が多く、生活必需品であれば車両保険の加入を積極的に考えた方が良いかもしれません。

 

最近では、自転車保険を義務化している市町村があります。またこれまで利用していた保険会社から「自転車の保険もつけませんか?」と聞かれることもあります。でも自転車保険って、どんな保険なのでしょうか?今回は知っているようで知らない自転車保険について、書いていきたいと思います。

 

自転車保険とは、「自転車運転中の自分のケガに備える保険」と「相手への損害賠償に備える保険」がセットになった保険です。イメージとしては、損害保険と個人賠償責任保険の組み合わせという感じになります。自分がけがをした場合の備えとしては、自転車事故によってケガをした場合に受け取れるものです。通院、入院をしたとき、そして死亡・後遺障害を負ったときに保険金を受け取れます。さらには自転車運転中以外の交通事故でケガをしたときにも、補償されるタイプもあります。

 

加害者になった場合の備え

万が一自転車事故の加害者となってしまった場合には、相手への損害賠償への備えとして使用します。もし自転車で事故相手にケガをさせてしまった場合、さらには死亡させてしまった場合、そして相手の物を壊してしまった場合などは、損害賠償責任が発生したときに保険金を支払うシステムです。このあたりは自動車保険と似ています。

 

補償内容については、自転車保険は個人賠償責任保険なので、自転車での事故に限られず、補償されるものがあります。例えばペットを散歩させている途中に、ペットが他人に危害を加えてケガをさせてしまったような場合や、買い物をしている最中にお店の商品を誤って壊してしまい、賠償しなくてはいけなくなった場合などでも、補償を受けることができます。さらには、保険会社による示談交渉サービスがついている、少々手厚いタイプの保険もあります。

 

 

 

義務化されていない場所でも自転車保険は必要?

さて、自転車保険の義務化が広がっている背景としては、自転車事故による高額賠償が発生していることではないでしょうか。少し前まで、自動車と比べて自転車による事故は軽く見られがちでした。しかし自転車の事故でも、被害者が死亡したり重い後遺障害を負ったりすることも珍しくありません。

 

事故の内容次第では、加害者側には1億円近い損害賠償責任が発生する可能性もあるのです。これは子どもであっても例外はありません。全国で初めて自転車保険が義務化されたのは兵庫県ですが、兵庫県では過去に子供の起こしてしまった自転車事故で、約9500万円の賠償が母親に命じられたことがあり、「子どもの乗っている自転車だから、そんな大事故にはならない」とは言えないのです。

 

免許の必要もなく、気軽に乗れる自転車ですが、人を殺してしまったときや,事故で相手に重い障害を負わせてしまった場合の責任は、そうそう気軽に取れるものではありません。万が一、大きな賠償責任が発生してしまったときに、事故の被害に遭った人がきちんと賠償を受けられるように、また、加害者側もその後の人生を狂わせてしまうことがないように、自転車保険の義務化が広がっています。自転車はだんだんと、「手軽な乗り物」から「車両」に変化している様に見えるのは、私だけでしょうか。本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

今回は自動車保険の評判、その中でも悪い評判について書いてみたいと思います。最近は口コミサイトなどでも、自動車保険の評判を知ることができますが、大切な保険だからこそ、評判が悪いところは心配になりますね。今回は社名を公表することは控えるものの、評判が悪い理由を掘り下げてみたいと思います。

 

保険金が支払われない

確かに!保険金が支払われないのなら、何のための保険かわかりません。苦情の内容で最も多いのが保険金の内容と言われています。保険会社への苦情の中で、半分近くが保険金に関して納得していない、不満だというものという話も聞いたことがあります。保険金の内容で不満があるのなら、他の面がどれだけ良くても、そんな保険は利用したくありませんね。

 

1点気をつけたいのは、加入している保険の内容です。契約内容によっては「契約外のため、対応できません」というものもあります。これは契約した側にも責任があるので、保険会社に苦情を言うのは違うかもしれませんね。

 

担当者の対応がよくない

こちらもよくある苦情です。

  • 必要な連絡をいつまで経ってもしない
  • 必要な書類を送らない
  • 加害者側の保険会社が、被害者に対して失礼な態度を取る

 

交通事故でケガをしたので病院にかかることを、電話で伝えたところ「それでは病院に連絡しておきます」と言われた。そこまでは良かったが、実際に病院へ行ったところ「そんな連絡はきていない」と言われた。担当者に確認したところ、「すみません、まだ病院に連絡していませんでした」と言われた。あやうく10割負担になるところだった。

 

被害者側からしたら、たまったものではありませんね。こんなことがあれば、評判が悪くなるのは当たり前です。さらに担当者の対応がよくない、という苦情には、このような内容も含まれます。電話しても、いつも話し中でつながらない折り返します、と言ってのに、なかなか電話をかけてこない交渉能力が弱い保険会社の教育が悪いのか、それとも担当者個人が仕事ができないのか、どちらにしても困った話です。

 

最後に

自動車保険会社には申し訳ないのですが、悪い評判の理由とどのような苦情があるのか、調べてみました。もちろん真摯な対応をしてくれる保険会社もあるので、悪い会社や担当者ばかりではありません。また自分の加入している保険の内容がどのようなものか、確認しておくことはそれぞれの責任です。今回は取り上げませんでしたが、あまりにも酷い対応をされた場合には、苦情を申立てる窓口もあります。これから先、そんなお話もしていければと思います。

 

ご訪問ありがとうございます。まだお正月休みですが、少し時間ができたのでブログを書いています。

 

今年のお正月は、特別なことはありませんでしたが、遠くに住んでいる親族と久しぶりに食事をすることができました。去年と一昨年はコロナ禍だったので、直接会うことは控えていました。オンラインでも近況報告はできますが、直接会って話をするのが一番いいですね。オンラインの便利さ、良さはあるものの、やはり直接会って話をしたり、一緒に食事をする時間にはかないません。

 

大切な人と直接会い、一緒に過ごす時間はこんなにもかけがえのないものか、そんな気持ちになりました。コロナ禍をはじめ、感染症について気を抜くことはできませんが、2023年が楽しい、幸せな1年になってほしいと願うばかりです。

 

 

今年やってみたいこと

最近は車に乗る機会もめっきり少なくなり、電車やバスを利用することが増えました。自動車を運転する機会が減ったとはいえ、自転車や歩行者でも事故のリスクはゼロではありませんので、安全にはこれまで以上に気をつけて過ごしたいものです。被害者、加害者、どちらにもならないため、自分自身を律する今もあるのですが、今年も交通事故と保険に関する情報発信をしていきたいな、と考えています。

 

交通事故だけでなく、道路交通法など交通事故と関連するルールや取り組みについても、わかりやすくお伝えしていきたいですし、これまでは日本の法律ではどうなっているのか、という部分のお話がおおかったように感じるものの、今年からは日本の話だけでなく、海外の事情がどのようなものか調べてみたいです。

 

 

 

2023年が素晴らしい年、うれしいことで沢山の年になりますように

今年最初のブログなので、今思っていること、感じていることを、色々と好き勝手に書いてしましました。今日ここを訪問してくださった皆様にも、今年こそはやりたい!ということが、色々とおありではないでしょうか?

 

なんだかんだ言っても、コロナによる制限は少しずつ解除されてきました。しばらく我慢していたことや、今までやってみたかったことが出来るようになり、今年の終わりに「やりたかったことができた」「今年も1年楽しく過ごせた」と思えたら、こんなに幸せなことはないでしょう。もちろん特別なことをしなくても、ケガや病気をせず、平穏無事に過ごせたというのも、素晴らしいことです。

 

一部のブロガーさんは、毎日ブログを更新していますが、私にはとても真似できません。たぶん昨年と変わらず、月に1回程度の頻度になると思います。今年も自分のペースで少しずつ更新していきたいと思います。こんなブログですが、少しでもお役に立てる内容を発信していきたいと考えております。昨年同様に、楽しんでいただければ幸いです。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。