わたしもどうやったら英語を効果的に学んでもらえるのか考えています。
わたしの事業は医療の学校の受験手伝いなので
本格的に英語を学ぶのではなく
受験で得点を取ることを目的にしています。
そうするとどうやって問題を解いて必要な点を取るのかということになるのですが。
それでも
試験が終わったからといって用済みになるようなことはさせたくない。
それで
どんな人でも基本になるようなことから身につけてもらうことから初めて
入試レベルに合わせてトレーニングすることを考えています。
せめて努力した分だけは損してもらいたくないということです。
わたしは自分の英語学習の経験
それから
受験生に基礎を教える経験から
日本の英語教育改革はズレまくっていると考えています。
もともと、外国語を使う習慣と外国語を学ぶことは
よく似ていても全く違うことです。
誰だって生きていくために必要なら外国語を話しますよ。
中途半端な会話ができたって
それは相手に正確に意志を伝えられる外国語を身につけることとは全く違います。
※実は成功していた日本の英語教育 効果は達成ではなく使った資源に対して考えるべき
https://ameblo.jp/otona-no-manabi/entry-12543013127.html
外国語を学ぶことは日本で暮らしている限り
達人といわれる人にとっても並大抵のことではないようです。
専門家ならそこはわかりすぎるぐらいわかっているのに
(こんな現実もわからない人を教育の専門家と呼ぶべきではないでしょう)
・なぜ、高校生全員に対して高度な能力を要求しようとするのか?
(高校生は英語のためだけに勉強しているわけではありません)
・教員の用意もできないのになぜ無理やり小学校で正課にしようとするのか?
(訓練されていない教員がどうやって点数を付けるのですか)
なぜこんなに道理が引っ込み無理が通るのか
うんざりしていましたが
『迷える英語好きたちへ(鳥飼玖美子・斎藤兆史)』を読んでいて
なぜズレや勘違いが起きるのか納得しました。
その理由は非常に単純なことでした。
「あとがき」より
「現在の日本で英語教育を声高に唱える人のなかには、英語学習に挫折した人が少なくありません。自分では大した努力もせず、学校教育だけで英語を身につけることができなかったといって、学校を、そして教師を責めるのです。そして、…次々と成功例のない、成功するはずのない改革を提言します。(斎藤)」
これじゃ、まるで船幽霊が自分の怨念を晴らすために人を海に引きずり込むのと同じじゃないですか。
亡霊は早々に退散してほしいものです。
それから、「偉い人」が変な言葉作りすぎです。
コロナ禍のときにはやった「クラスター」「オーバーシュート」「東京アラート」…
外国人記者が大変困っているようです。
ついでに
「リストラ(リストラクチャー)」には首切り(解雇)の意味はありません。
(日本でしか通用しない短縮形を勝手につくることもやめたほうがいいですね)
ただし、
ジョブ型雇用では職場がなくなれば解雇になりますから
結果としては解雇を意味することにもなりますが。
でも、native speakerにとっては「?」でしょうね。
亡霊のみなさんにいつになったら自分がみんなのじゃまになっているのに気付いてもらえるのでしょうか?