久しぶりに登場、ウサコです
クリスマスの翌朝、
目を覚ましたら、赤い靴下のウチャコの姿が消えていたの…
もしかすると、
ウチャコはクリスマス限定で現れて、
また、高いお空に帰っていったのかしら…
スノーマンのように… ぐすん。
なんだか、とっても、さみしくなって、しばらくホロホロと泣いていたら、
おとめが、
「もう泣かないで…、もうすぐお正月よ。元気だしましょ」って、
ウサコに、鏡餅と、お飾りを編んでくれたの。
ウサコサイズで、ちっちゃくて、かわいいお飾りと鏡餅…
なんて見つめていたら…
突然!!
鏡餅から、
お顔が!
お耳がーっ!
ピョーーーーン!!
「あたち、モチャコ!!」
「え、ええーっ!…ウ、ウチャコ?!」
「違いまちゅ!あたちはモチャコ!お餅の、モ・チャ・コ!」
何がなんだか、分からないけれど、
しばらくウサコと一緒に暮らすんですって。
ウチャコがいなくなってから、さみしい日々を送っていたけれど、
なんだかまた楽しくなりそう。
モチャコったら、もう、ちゃっかりウサコのテーブルに乗っちゃってるわ。
モチャコ…
本当にウチャコじゃないのかしら?
毎日、悲しがってたウサコの前に、
姿を変えて、高いお空から帰ってきてくれたんじゃないかしら…?
だって、
だって、
ウチャコが大好きだったコーヒーカップの中、
モチャコも気に入って、ずっと入ってるんだもの…。
餅腹が、キュ~キュ~なのに…。く、くるしそうよ。
モチャコ… あなた…本当はウチャコ…なの?
つづく。
(…つづくのか?(;-▽-))