家なき娘          アラフォー独女親介護 | 墨呂空の無双芸術劇場

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あらゆる分野の芸術を追求する猫と自由人のブログ

37歳の時母が脳梗塞で倒れ

介護をするようになった佳子

介護休業制度は1991年からあったが

あまり知られてなく

会社の方も知って知らんぷり?

 

 

母(62)の介護

脳梗塞後遺症で左半身麻痺

車椅子生活になった母親の介護は

佳子がやるしかなかった

父は母と同い年で定年までには3年あるので

再雇用で給与は減ったが経済的にはセーフ

大台証券株式会社では

短大卒に2,3年働かせ

寿退社させる古い方針が残っていて

37歳の佳子が母の介護で辞職する際には

待ってましたとばかりの対応

 

一流企業なのに酷いけど

当時は育児休業も嫌な顔されたし

 

佳子はご縁が無いまま

母の介護生活と家事をする

 

仕方ないや

諦めの境地

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ある日父が縁談を持ってきた

42歳独身男の今井啓介

父親の会社の部下で係長バツイチ小梨

ところが父は母の状態を話してなかった

今井係長の両親に反対されて

会わずにして破談

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仕方ないや

諦めの境地

会った事もない人だったし

何の感慨もなかった

父は、すまないと謝ったが

父のせいではない

ご縁が無いのは自分のせい

やがて父の定年退職の日が来た

退職金は1700万円程

60歳の時貰っていたが

給与半分で再雇用後(65)

佳子の介護も父の在宅で楽になる

再就職しなくちゃ。。。。。。ね

そうこう考えているうちに

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認知症

母の容体が急に変になった

夫や娘の顔さえ分からなくなり

奇声を上げて暴れる

これでは家での介護が無理だ

民間養護施設に入ることになり

 

父の退職金は消えた

佳子は施設に何かと呼ばれて大変

オムツ、下着補充洗濯

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2年後

両親の年金で生活していたが

一年後、父が67歳で急死

冬の風呂の脱衣室で心不全

後を追うように施設にいた母が

3カ月後脳溢血で死去

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父母の年金無くなる

 

佳子は40歳で両親を亡くした

両親は不動産は負の遺産との考えで‥‥無い

親の預貯金が800万程度

一人っ子なので全額相続だけど

賃貸マンション生活だった家族

3LDK賃料135000円管理費15000円

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年間1800000円はきつい

預貯金はドンドン無くなるだろう

悲しんでいる余裕なんてなかった

時間は過ぎてゆく

預貯金は減る一方

佳子は仕事を見つけなければならないし

安賃料マンションに引っ越したいが

 

世間はそう甘くないんだって・・・

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