金盞花の書 感想
常夜の門
剣√・荒魂ENDのその後のお話です!
鈴懸の苦悩がすっごい伝わってきます!
家光様に『蓮台野に行って常夜の門を閉じてきて』と言われ、蓮台野へ向かうんですよね。
そこに現れたのが理性を失った妖怪たちで鈴懸は『門を閉じれば元に戻るんじゃ?』と。
でも、いざ蓮台野で常夜の門を閉じても妖怪たちは元に戻らなくて。
しまいには一番刀は妖怪を斬る存在だと言われてしまったんです。
鈴懸は人も妖怪も幸せに暮らせる世の中を作るために一番刀になったんですよね。
その意志を受け継いで
剣√・奇魂ENDのその後の話でしたね!
鈴懸が居なくなって、香夜が鈴懸の意志を継ぐように。
妖怪と人が幸せに暮らせる世の中を作るために奔走する香夜の話でした。
こう改めて、人と妖怪って相容れない関係なんだなと思うと、鈴懸が死んだことも無駄な気がしてならなかったんだけど。
香夜がその意志を継ぐことにより、彼女なりの覚悟も伝わってきました。
香夜自身も妖怪と人は互いを思い合えるって信じてるからこそ、妖怪のために奔走する香夜がめちゃくちゃかっこよく感じました!
初めての芝居小屋
君√・幸魂ENDのその後の話でした!
香夜と鈴懸が逢い引きする話です!
とにかく鈴懸が香夜のことを好きすぎるということだけが伝わってきました。
あと、ずっと江戸で暮らしていくからこそ、五郎さんに『退屈させてるかもしれない』って言われて少し焦っちゃったんですよね。
鈴懸は確かに江戸のことをよく知らないし、ちゃんと香夜を幸せに出来てるのか不安だったんです。
けど香夜は何をしていても傍に鈴懸がいるだけで幸せだと言うんです。
もう香夜も鈴懸好きすぎない?
相思相愛ですよ!
最高すぎました\(^▽^)/
まじないの効能は?
君√・和魂ENDのその後で長七郎様が鈴懸と香夜を更にくっつけるためにキューピットをする話でした!
長七郎様、相変わらず可愛い!!
妖怪と仲良くなろうと必死な香夜をただ見守るしか出来ない鈴懸。
そんな香夜と話すことが減ってしまって寂しくなってたんですよね。
それを見た長七郎様が二人の仲を取り持つぞ!とおまじないを提案。
実際に効果あるの?っていうおまじない満載だったけど長七郎様は彼なりに香夜や鈴懸を大切だと思ってるからの行動なんですよね。
もうそう思うと…可愛すぎるし偉すぎる!!
あの首の後ろをフーって吹きかけるスチルは私もドキドキしちゃいます\(^▽^)/
いや、やられた側じゃないのにドキドキするっておかしくね?笑
単に照れてる香夜が可愛すぎるのです笑
最後はさ、カルラの前でもギュッとしちゃう鈴懸なんですが、彼ってさ純粋だからこそ大胆になるんですよね!
人前でキスとかハグとか絶対躊躇ないよ!
そこが鈴懸のいいところではあるけどね( ˇωˇ )
かまくらに灯火を
ある雪の日に鈴懸たちと雪まろげやかまくらを作ったりする話でした!
いいね!雪の日に雪玉とかかまくら作ったりするの楽しそう!
めっちゃ私も混ざりたくなりました笑
おりんさんが『まったく男ってもんは雪を見るとはしゃぎたくなるもんだね』みたいなことを言ってたんだけど確かに男の人って子供っぽいところあるからね( ˇωˇ )
かまくらの中で二人寄り添うスチル、最高に綺麗すぎません?!
火の光もあるからこそ妖艶さというか綺麗さというか?
とにかく最高でした\(^▽^)/
鈴懸・過去前編
鈴懸の運命の日とも言われる幼い頃のお話でしたね!
とにかく一番ショタみのある鈴懸、めちゃくちゃ可愛すぎてやばかった!
始終『鈴懸、可愛い。可愛すぎる…』しか言ってないよ。
鈴懸って実の両親に山に捨てられてるんですよね。
そう考えるとさ、剣君って親いない人多くない?
縁以外全員親なし…やばぁ(º∀º)
それはさておき…。
最初から妖怪と仲良かったとかそんなんじゃなくて逆に疎まれてたんですよね。
けど妖怪を怖がらない、というか妖怪という存在を知らなかったんじゃないかなと思いました。
ただ遊んでくれる存在だと。
そんなある日に山火事にあって木霊の声を聞くようになり、その身に『神降ろし』の力を宿したんです。
純粋だなんだと思ってたけどさ、改めて思うと鈴懸って結構凄いやつなんじゃね?
鈴懸がそんな存在だと改めて知らされ、妖怪と仲良くなったのもある意味、鈴懸の力なのかもしれないね。
鈴懸・過去後編
鈴懸が夢を見つけるまでの物語でした!
初めて人間を知り、いい人もいれば悪い人もいるということを知ったんです。
妖怪も人も鬼も同じ。
鈴懸って純粋無知なところがあるし明るくて優しいんですよね。
鈴懸を見てると心が明るくなるというか、温かくなるというか。
そんな気持ちになるなと思いました。
運命は剣へと導く
鈴懸の決意の物語という感じでしたね!
常夜の門を一度閉じたのが数年前なんて言ってたからもうそんなに時が経ってたんだ!?ってびっくりしたけど笑
江戸の街に常夜の瘴気にあてられて正気を失った妖怪たちが蔓延るようになったんです。
そこにカルラも家光様も来て、この状態を救えるのは鈴懸しか居ない!って時に鈴懸は迷ってしまったんです。
確かに鈴懸の夢は人も妖怪も幸せに暮らせる世の中を作ること。
その夢を諦めたわけじゃないけど、香夜の手を取ってしまったんです。
心のどこかではちゃんと江戸に馴染めているか不安だったんですよね。
もし剣を取って幸せな日々が無くなってしまったら?と。
けどそんな不安を香夜が取り除いてくれて。
もうほんと香夜、カッコよすぎる\(^▽^)/
江戸を、妖怪を、人を、守るために鈴懸は数珠丸を手に取り、常夜の門を閉じに行きます。
その時のさ、『僕は誰かを守るために戦うんだ』とかって言ってて鈴懸、めちゃくちゃかっこよくなったなと思いました!!
仕官しなくても鈴懸は鈴懸なりに妖怪と人が共存し合える幸せな世の中を作ろうとしているのが素敵な夢だなと思いました。
金盞花の書は、ある意味、鈴懸の成長を感じられる物語だなと思いました。
純粋無垢で無知なところがあり、どこか人と違うなと感じる鈴懸が人間らしく、そして人にも妖怪にも優しい良い子に育っていました。
いや、元から優しいところはあるけど、更に優しくなったというか!
今まで剣を執る意味なんてきっと考えてなかったんじゃないかと思うんです。
けど、最後の書や剣√を読んでいると鈴懸なりの思いや考えがあったりするし。
何より誰かを守るために剣を執る戦おうとする姿に感動してしまいました。
人も妖怪も皆が幸せに暮らせる世の中を作るために奔走する姿がとても鈴懸らしく、かっこよくなってたなと思いました\(^▽^)/
さて、次回は二輪草・江戸菊・百日草の書を読んでいこうと思います!
今回もここまでご閲覧していただき、ありがとうございました(*・ω・)*_ _)