最近のアルノーはおかしいと感じたエマはアルノーに問いかけると、エマに
「出会った頃から好きだった」
と告白する。
アルノーはエマが困るのはわかっていたけど、今の関係が崩れたとしても今伝えないとダメだと思い、アルノーは
「お前の答えが出るまで待つから、そばにいて」
とエマに言う。
エマはそれからの日々をアルノーと過ごし、ある日告白の返事をすることを決意する。
アルノーの部屋に入ると机の上にはダニエルさん宛の手紙があった。
見るつもりはなかったエマは『魔法』という単語が気になり、中身を読むことに。
手紙の内容はエマの魔法の様子を事細かに書き留めた報告書のようなものだった。
エマはアルノーのこれまでの行動を思い出し、疑問に感じる。
そして、何より、アルノーの記事は臨場感もあり、人をワクワクさせる書き方をするのに対し、父親に宛てた手紙は冷たかった。
エマはアルノーに手紙について聞くが、手紙は送っていると言う。
『嘘をつかれた?』と不安になるエマは手紙の返事が来たらアルノーにもう一度確かめようと決めたがある日、ダニエルさんが突然訪れる。
ダニエルさんはエマが魔法を使えるようになったということをアルノーから聞いたと言う。
そして、魔法の力が覚醒した以上、魔法を使える人間は危険、同時にエマの身柄を守る為と言い訳し、軍の施設に同行してもらうよう言われるが、エマは軍から逃げ出し、レーヴへ向かう。
エマはヒューゴにダニエルさんに追われていることを伝える。
ダニエルさんからエマが失くした記憶、7年前について話をされ、エマの父親・フロランさんはダニエルさんによって殺されていたをエマは知る。
しかし、そこにはアルノーが関わっているらしく。
ある日アルノーはパリで有名になっている遊園地に行き、そこでオーナーであるフロランさんの娘・エマに出会い、恋をする。
しかし、エマの傍には常にヒューゴがいた為、その恋は叶わずじまい。
息子としてはエマと距離を縮めたい、ダニエルさんとしては遊園地を解体したい。
2人の利害は一致し、あの事件は起きてしまった。
ダニエルさんがヒューゴさんを手にかけたことにより、彼女が手に入った。
だからアルノーはダニエルさんに協力的で彼女を見張ることにも同意し、手紙で事細かく報告をしていた。
ダニエルさんはエマにヴァンサン家にもレーヴにも居場所はないと言い、エマはアルノーに捕らえられ、パリのヴァンサン家の屋敷に幽閉される。
それからエマは軍基地でまるで実験動物のような検査三昧。
エマはヒューゴやみんながレーヴに囚われていたのも軍に捕まっているのもアルノーが嘘をつき続けてもそばに居てくれたのも自分の魔法のせいだと責める。
ある日、ジルはセルジュを連れてエマを訪れ、アリスがエマを訪れて屋敷に来ていたこと、手紙を預かったことを伝える。
エマは手紙を改めて読み返すと『魔法は使えるようになっていない、監視を辞めよう』という内容だった。
そして、セルジュは今でも魔女狩りが行われており、それを支持しているのもダニエルさんであることを伝える。
魔女狩りは軍のごく一部で行われており、ジルも指揮を執っていたが降格し、その後釜になったのがアルノーだった。
アルノーはエマの代わりとなる魔女を差し出せば、エマの身柄を解放するとダニエルさんに約束されており、エマの代わりを見つけるために魔女狩りの指揮を執っていた。
この時の
「魔法が使えるか否かで人を差別してはならない。貴方には自由に生きる権利がある」
というセルジュのセリフにはグッと来ました…。
エマは『もう一度アルノーと話したい』と言うと、セルジュはアルノーの現在の居場所を調べ、屋敷への脱出方法について考えると伝える。
エマはアルノーが『パルージュ』という魔女が隠れ住んでいる街に向かったこと、屋敷への脱出方法について聞き、屋敷を脱出することに。
ジルが軍にいて怖いと思うのは魔法じゃなく、人の冷酷さ。
この時の
「平然と誰かの自由を奪い、脅したり虐げたりする人間の方がよほど怖い」
というジルのセリフについて、確かに未確認存在や魔法なんかよりも欲深い人間の方が怖いって私も思う。
エマはパルージュの街へ向かうが魔法を暴走させてしまう。
そこに駆けつけたアルノーはエマの暴走を止め、逃げ出すことに。
アルノーは7年前会ったことを話し出す。
7年前、アルノーはフロランさんの遊園地へ向かうが、飽きてしまい、そこで話しかけられたのがエマだった。
エマは一生懸命、誘うがアルノーはそれを断り、後日それを後悔したアルノーはもう一度遊園地に行く。
しかし、エマは断られたことを根に持つわけでもなく、笑顔で歓迎する姿にアルノーはすっかり心を奪われてしまった。
それからアルノーは遊園地に何回か通ったけど話せたのはそれっきりでエマの傍にはいつもヒューゴがいて、自分が入り込める隙がなかった。
そして叶いそうにもない初恋を持て余したアルノーは家で嘆いてしまう。
ダニエルさんは興味なさそうに聞いていたが、そうじゃなかったことを知ったのは後だった。
あの事件の日、いつものように遊びに行った遊園地は軍人に取り囲まれ異様な雰囲気だった。
あの事件をアルノーは遠くから眺めていることしか出来なかった。
ダニエルさんの銃弾でヒューゴは倒れ、ヒューゴを助けようとエマが魔法を使うが、魔法を使った彼女は何度フロランさんに呼びかけられても目を開かず、ぐったりしていた。
そして、フロランさんに銃弾を向けたダニエルさんを見たアルノーは怖くなり逃げ出してしまう。
そしてある日、ダニエルさんにエマがどうなったのか聞きに行くと、エマはヴァンサン家で引き取ることになったと聞く。
ダニエルさんはアルノーがあの事件の一部始終を見ていたことを知らなかった。
しかし、アルノーはダニエルさんのそんな話を聞いて裏があるんじゃないかと考えた。
だから嘘をついたままでも、アルノーが知っている真実を隠したままでも、アルノーはエマを守り続けようと決意した。
アルノーはヒューゴに出会ったことで7年前の恐怖を思い出し、再び感じてしまう。
そして、ダニエルさんに自分が7年前の事件を目撃したこと、レーヴ移動遊園地にヒューゴがいることを報告した。
全てを話したアルノーは自分を許せなかったがエマはそれでも許した。
そしてエマ、アルノーはダニエルさんの元に向かい、罪を認めるよう進言するがダニエルさんは力、魔法が必要だと粘る。
アルノーはダニエルさんに銃を向け、アルノーが天井に向かって銃を放つとメイヤー元帥が入ってくる。
そして、アルノーはダニエルさんの罪を世間に公開する覚悟を決め、ダニエルさんが魔女狩りの首謀者である号外の準備をしていた。
また、逃げ道を閉ざすため、ダニエルさんの上官に協力を得られないか奔走し、唯一応えてこれたのがメイヤー元帥だった。
Amour End
アルノーは最後まで付き合うとダニエルさんに伝える。
そして、ダニエルさんは軍基地へと連行。
エマとアルノーはレーヴへと向かい、エマはレーヴの解放を行い、アルノーは罪の償いをし、エマとアルノーはブランブールに戻る。
2人はまだ幼馴染のままだったがエマは告白を決意し、2人は恋人同士になる。
Reve End
ダニエルさんに近づいたアルノーは父親になんて言葉をかけたらいいのか、どう罪を裁いたらいいのか分からず、迷っていた。
しかし、ダニエルさんはアルノーに拳銃を向け、エマは気が付くとダニエルさんとアルノーの間に飛び出した。
そして、銃弾がエマを襲うが、ネックレスに当たり、魔法の光が溢れ、暴走し、そのまま気を失ってしまう。
目が覚めたエマは自分がなぜ成長しているのか、ここがどこなのか分からなかった。
エマは記憶を失っていた。
「また、新しく始めれば…いいんだからさ」
とこの時のセリフとスチルがあまりにも切なくて泣きそうになった…😭
1人になったアルノーはエマが記憶を失ったのは自分のせいだと責め続けた。
アルノー√はほんと切ない…。
エマのことをずっと好きだった、守り続けたかった。
けど、半面嘘をついてることが苦しかったんだと思うと胸が痛くなりました🥺
『もう幸せになってよ…』と何度祈ったことか…。
幻想マネージュはどれも切ない話で辛いです…。
アルノーの感想もここまで読んでくださり、ありがとうございます🙇♀️
最後は大団円と全体の感想で締めくくりたいと思います!!